山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

五竜~鹿島槍(その9)

2010-08-13 | 北アルプス
ハクサンフウロ

夏山を代表する花です。
ガスに濡れながらも懸命に咲いていました。
群生しているとなかなかきれいです。


ハクサンタイゲキ

トウダイグサの仲間です。
やはり白山で最初に発見されました。
変わった姿をしている花です。
毒草ですが、薬にもされたようです。
本州中部から東北の日本海側に分布しています。


ミヤマアズマギク

ミヤマアズマギクの3姉妹です。
岩陰にひっそりと咲いていました。


ミヤマダイモンジソウ

やや湿ったところを好む花です。
花が「大」の字に見えます。
沢筋にたくさん咲いています。


クルマユリ

花だけをみるとコオニユリに似ていますが、
葉っぱが輪生しています。
お花畑でもよく目立つ花です。
きれいなオレンジ色をしていました。


登山道(1)

歩いてきた道を振り返ってみました。
晴れていれば遠見尾根がきれいに見えるところです。
ガスが次々に湧いていました。


タカネヨモギ

花はこれ以上開きません。
葉っぱが細く切れ込んでいるのが特長です。
地味な花なので気づかないで通り過ぎてしまう
ことが多い花です。


オオツガザクラ

ツガザクラの仲間ですが、花の先端が壷型をしています。
アオノツガザクラにはよく出会いますが、この花には
なかなか出会えません。
数が少ないようです。

ミヤマキンバイ

花びらがハート型をしていて、中心が濃いオレンジ色をして
います。
シナノキンバイと一緒に咲いていることが多い花です。
やはり群生しているときれいです。


ミヤマダイコンソウ

岩場が好きな花です。
葉っぱがダイコンの葉に似ています。
これは花が終わりかけのようでした。
このあとにもまだまだ会えると思います。

登山道(2)

これから向かう登山道です。
右側は大きく切れ込み、左はきれいなカールをしています。
五竜山荘はここからはまだわかりません。

チシマギキョウ

花びらにヒゲがありガクが反り返っていません。
やはり岩場を好んで咲く花です。
似た花のイワギキョウとは棲み分けているようです。



エゾシオガマ

きれいな姿のエゾシオガマがありました。
花が横を向いて咲いています。
シオガマとは海岸で塩を焼く釜のことで、花はもちろん
葉まで(浜で)美しいという意味だそうです。
北海道に多い花とされています。
中国の奥地でもよく見かけました。