山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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エベレスト街道(1-15)

2009-12-01 | 海外の旅
今日から12月です。
エベレスト街道はまだまだ続きます。


パクディンでの夜が明けました。
今日で4日目です。
ナムチェに向かって登ります。
6:00起床、6:30朝食、7:20出発でした。
気温は5℃で空気がひんやりしています。



なだらかな登りです。
今日はサーダーがトップです。
昨日まで前にいたツアリーダーが後ろにきました。
みんなの足をみながら歩いています。
ナムチェまで標高差800mの登りです。



右下をドゥドゥコシ川が流れています。
きれいな水の色です。
さわやかな音が響いていました。



道はよく踏まれています。
このくらいの道なら誰でも歩けそうです。
但し、標高が2700mくらいあります。
このくらいから高山病になる人もいるようです。
少しずつ高度に慣らして行けば問題ありません。



しばらくは日陰が続くので、気温が上りません。
でもロッジで一晩寝たのでみんなの足取りは
軽いようです。
奥の山に太陽があたってきました。
今日も天気はよさそうです。

マニ石

大きなマニ石が現れました。
ここのロッジも宿泊できるようです。
朝が早いのでやっとロッジも開いたばかりの
ようでした。

子供達

子供がでてきました。
挨拶したら、キチンと返事が返ってきます。
日本では「知らない人に声をかけられたら逃げるように!」
と教えられているそうです。
何か歯車が狂っているように思います。
ここでは人懐っこい子供が多かったです。




人々が生活している家です。
昔は日本の山奥に行けばどこでも見られました。
こんなところで生活すればストレスがないと思います。
このあたりには雪も少ないようでした。




ここはトクトクという場所です。
約40分歩きました。
ここはお店のようです。
窓の外にいろんなものが並べられていました。
この女性もキチンと挨拶を返してくれました。
東洋人によく似た顔立ちをしていました。




このルートには幾つかの滝があるそうです。
最初の滝が現れました。
それほど大きな滝ではありません。
水音が気持よく響いていました。


タムセルク

大きな白い山が見えてきました。
タムセルク(標高6623m)です。
ズーミングしたので稜線が少しぼんやりしています。
手前の岩が「お地蔵様」のように見えました。
日本では「仏岩」とでもいうのでしょうか?
八ヶ岳の大洞心の近くにもこのような岩がありました。


登山道

ここはかなりの急登です。
右側は大きく崩れています。
左からの落石にも注意が必要です。
このような場所は真ん中を歩くのが無難です。


タムセルク

タムセルクが全容を現しました。
どっしりと構えた大きな姿です。
この山はこの先もいろいろ姿を変えて楽しませて
くれます。


ゾッキョ

上からゾッキョが降りてきました。
狭い場所ですれ違う時はこのように「山側」で
すれ違うと安全です。
使い手は一番最後にいます。
時々大きな声をだして命令しているようでした。
運んでいる荷物はトレッカーのもののようです。
トレッカーに先行して次の宿泊地まで運んでいる
ようでした。