テレビじじいの観戦日記

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左派の羽生名人がNHK杯決勝進出

2010-03-14 13:30:58 | 将棋
将棋の内容を云々すると、王将戦第5局の失敗を繰り返すかもしれない。それで、きょうのNHK杯将棋トーナメント準決勝は、素人でも分かる、右派か左派か、でいきましょう。

羽生善治名人は後手。左派です。これは駒を盤面のマス目のどこに置くかという話。政治の話ではなく、右脳だ左脳だという学問的な話でもない。名人は自分から見て左寄り、画面だと右寄りに駒を並べます。

対する丸山忠久九段。右派です。先手だから画面では右寄りに駒が並びます。かなりマス目の手前の線にそろえるので、極端に言えば右下隅にそろえる感じ。

覚えてませんか。そう、先週の渡辺明竜王、糸谷哲郎五段の対戦にそっくりなのでした。

結果もそっくり同じ。後手の左派、羽生名人と糸谷五段が勝って決勝戦で相まみえることになりました。大名人と21歳の新鋭。楽しみな一局になりました。

左派同士が対戦すると、先手の駒は画面で左寄り、後手の駒は画面で右寄りになります。真っ向から駒と駒が頭をぶつけ合う形にならないんでは? 若手とベテランで読み筋が合わなくて…という将棋で面白い勝負になるのではないか、などと期待しております。