決勝点の神戸・都倉 バロテッリのポーズ

神戸の都倉賢が川崎戦後半３２分、みごとなミドルを決めた。キーパーは一歩も動けない。

それで都倉がやりました。あれを。

イタリア代表マリオ・バロテッリが欧州選手権準決勝で２点目を取った後、ユニホームを脱いでポーズしたでしょ。あれをやったのです。

背番は同じ９番だし、アピールしたかったのでしょう。あいにくＮＨＫＢＳのハイライトだったので、試合後の談話は知らない。叔父が作曲家で姉は女優だとウィキにあった。えっ、慶応高校の「ミスター塾高」だったって！

この点を守りきって神戸が勝った。あのポーズ、流行るのかな。イエローカード付きなのにな。

バロテッリご機嫌２ゴール 決勝も怖いぞ

この大会で精神をコントロールするようになった、と解説の金田喜稔さんがいうマリオ・バロテッリの２ゴールでイタリアがドイツを破り、サッカーの欧州選手権決勝に進んだ。

イエローカードが心配なバロテッリ、この試合も１枚もらった。でもこれは２点目を取って、喜んでユニホームを脱いだため。後半、脚がつったところで交代。ご機嫌でスペイン戦に出てくるだろう。

テレビじじいは、バロテッリの気質がイタリアの弱点だと見ていたのだが、この大会は「いいバロテッリ」のまま突っ走ってしまいそうだ。いや、これで大人になって、大ストライカーへの道を歩んでいくのかもしれない。

悪童バロテッリのバイシクル失敗 イタリアーイングランド

ユーロ準々決勝、イタリアＰＫ勝ちイングランドを遅ればせながら。

テレビじじいは、イタリアの２人目が失敗したとき、そりゃないよと思った。イタリアが圧倒していた試合がこれで逆転したのでは…。

１２０分間、確かに失点しなかった。けれどイングランドは、守りを固めているのに、その網を完全に破られたと感じさせられるところが何度かあった。点を取るとしたらイタリア、イングランドにチャンスはないように見えた。

イングランドは過去、つきのないＰＫ戦狙いなんて作戦が間違っていた。

マリオ・バロテッリを挑発してレッドでも狙うしか打開策はない、とまで思っていた。そのバロテッリと、レッドカード処分明けのウェイン・ルーニーが、ともにバイシクルシュートを試みていた。悪童同士の奇妙な一致？

ドウェイン・ウェイドへのＭＶＰ問答

「チャンピオンリングを持っていないキング」とＮＨＫＢＳ解説の塚本清彦さん。そのヒートのレブロン・ジェームズがサイドラインで試合終了前から浮かれている。終了のカウントダウンの時には、なんと敵サンダーのエース、ケビン・デュラントに抱きついている。

ＮＢＡファイナル第５戦は、１２１－１０６でヒートが優勝を決めた。ひっくり返しようのない大差に、ヒートはジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュをベンチに下げる余裕を見せた。それでジェームズの大はしゃぎとなったわけだ。

この放送で感心したのは、表彰式をとり仕切った米のアナウンサー。きっと有名な人なんでしょう。

壇上、ＭＶＰのジェームズの次にウェイドに質問。

６年前に優勝したときは君がＭＶＰだったが、どんな気持ち？

鋭い切り込みに答えたウェイドもしっかりしていた。

２年前、ジェームズとボッシュとともに優勝するんだと決断した。６年前と比べてすこし、立場は変えたかもしれないが、いま、こうやって勝った。

ＮＢＡはスター３人を集めれば即優勝できるほど甘くない、と去年苦杯をなめさせたうえでの今回の優勝。テレビじじいは、いい物語ができたと思っている。

脚が痛くてもレブロン・ジェームズ スーパースター

ＮＢＡファイナル第４戦は、第１Ｑ終了時、３３－１９でサンダーがヒートに楽勝ムード。そこで中断して録画しておいたのだけど、念のため２Ｑから見たら、あっという間にヒートが追い上げていい勝負になっている。

４Ｑ最後の方で、脚が痛くて一時は交代したレブロン・ジェームズが再登場。ビュッと走れないんならこれがある、とばかりに正面から３点シュートを決めてホームの観客をわかせ、チームを勢いづけた。

さすがスーパースター、とＮＨＫＢＳ放送席。サンダーのラッセル・ウェストブルックの「ゾーンに入った」（プレーヤー解説の松井啓十郎さん）４３得点も及ばず、ヒートが３勝１敗であと１とした。

内藤大助さんの感嘆符つき解説 井岡が八重樫に判定勝ち

亀田家のマッチメークではＴＢＳに異議を唱えてきたテレビじじいだが、ＷＢＣミニマム級王者井岡一翔とＷＢＡ同八重樫東の王座統一戦は、いい企画だったと思う。

朝のＴＢＳで、みのもんたさんが「ゴング何時なの？」と迫って高畑百合子アナウンサーに答えさせていたのもよかった。待たせて待たせて、でも「このあとすぐ」としか言わない視聴者を愚弄する放送を見込んでの問答だったからだ。

夕方のＴＢＳラジオ、荒川強啓さんはゴングの時間を言わなかったな。

さて、午後７時から放送開始して、試合開始のゴングは８時１５分だか２０分ごろになった。８時だと思っていたので、ちょっと前から見すぎた感じ。しまった。

鬼塚勝也、内藤大助さんのダブル解説。「オー、ウォー」とうなりながら「井岡は(リードしているんだから）打ち合う必要ないんですけどね」「意地と意地のぶつかり合い」「（井岡も）脚を止めて（打ち合って）ますよ」という内藤さんの解説というか感嘆ぶりがよかった。

両者伯仲していたと思うけど、早々と左の目をはらしてしまった八重樫が判定負けしたのはしょうがないだろう。印象悪いもの。

早大優勝 ユニホームを胴上げ

早大４－０亜大、きのうの全日本大学野球選手権決勝、歓喜の早大選手たちの輪の中に、１０番のユニホームが混じっていた。何だろう？

試合中、ベンチに飾ってあったらしい。

久し振りに見た大学野球。事情を知らなかった。早慶１回戦ですねの骨を折る大けがをした佐々木孝樹主将のユニホームだという。

日本一に輝くようなチームなんだから、ベンチ入りできなかった選手はたくさんいるだろうに、なぜ佐々木主将のユニホームだけなんだ？

ちょっと違和感を感じていたのだが、ネットをめぐって調べるうちに、「魂は神宮に残す」と、佐々木主将が病院から伝言したことがわかった。それで早慶２回戦から、ユニホームをベンチに飾っていたようだ。

サンスポのページでは、そのユニホームを選手たちが胴上げする写真が載っていた。ＮＨＫのＢＳでは、そこまでは分からなかった。

サモアに逆転負けした日本

おや、サモアをリードしている、と見始めたラグビーのパシフィックネーションズカップだったが、日本は後半３分で逆転されてしまった。

厳しい角度ではありますが、コンバージョンで逆転です。

残り１分を切ったところで、Ｊスポーツがこう放送するところまで迫ったが、ニコラス・ライアンのキックは決まらず、日本は３連敗で最下位の結果となった。

見てなかったので、どうして１時は１６－０のリードをできたのか分からない。後半を見た限りでは、地力はサモアの方が上だと、テレビじじいは感じた。

雨ザーザー Ｃ大阪守備ジャジャ漏れ

ユーロの豪雨がウクライナからやってきたみたいなＣ大阪１－４広島。ザーザー降りのピッチでジャジャ漏れしたのは、Ｃ大阪の守備だった。

１人退場者が出たの？と目を疑うくらい、ゴール前で広島の選手がフリーになる。テレビじじいの素人目にも、パスの出る元を自由にさせすぎているように見えた。

キンチョウスタジアムは、人工芝から天然芝に張り替えて２年だったか、水はけがすごくよいようだ。あの雨に水たまりもできなかったように見えた。それでもあんなに突破されていたのは、豪雨の影響がやっぱりあったのだろうか。

途中交代した清武弘嗣が膝をアイシングする姿が大きく映し出された。ニュルンベルクへ無傷で送り出したいものだ。

ウクライナ－フランス戦 雷雨中断の不覚

猛烈な雨、雷鳴が聞こえたと思ったら主審がゲームを止めた。ウクライナ－フランス戦開始４分２０秒だった。

雷雨のため、試合も回線も中断しています、とＴＢＳのスタジオの枡田絵理奈？アナウンサー。１時間近くの中断後に再開した。

フランス優勢だが、アンドリー・シェフチェンコに当てるウクライナの攻めもけっこう鋭い。ウクライナＧＫアンドリー・ピアトフの好守が目立った。

後半、結局フランスが２点とって押し切った。後の試合で、イングランドがスウェーデンを破ったが、ウクライナは次のイングランド戦で勝てば決勝トーナメント進出だ。

雷が通り過ぎるまで、ＴＢＳは昔のユーロのビデオで時間つなぎ。テレビじじいは、この試合を録画視聴したので飛ばせるはずなのに…つい見てしまった。時間稼ぎ失敗の不覚。

テレビじじい今週の失敗はアルゼンチン４－３ブラジル

テレビじじい今週の失敗は、アルゼンチン４－３ブラジルを見る前に結果を知ってしまったこと。

現地６月９日。しまった。

解説のマリーニョさん。「ブラジルとしては残念だけど、ネイマール対メッシは、完璧にメッシ。ネイマールはボロ負け」。

という通り、メッシはぶらぶらしているように見えて３得点。ネイマールは、アシスト２なのかな、得点はなかった。

マリーニョさんにアルゼンチン派の亘崇詞さんと倉敷保雄アナウンサーとでうんちくを傾けあった放送は、楽しかった。

結果を知らなかったら、数倍楽しかったことだろう。

それに、今週の失敗というよりおわび。将棋名人戦棋譜を無料で見られないと先日書いてしまったが、朝日新聞のサイトに載っていた。画面に盤面が出て駒が動くのでないと、頭の中で盤面を描けない我が棋力では難しいのだが…。無精者！　将棋盤を引っ張りだしてきて並べりゃ済むことだろう。

「ユーロでダイエット」と松井大輔選手

欧州選手権ポルトガル３－２デンマークの試合で、ゲスト解説の松井大輔選手が、「ユーロでダイエット」をお薦め。

寝不足になって…ということらしい。

早寝のテレビじじいは、録画して見た。２－０からニクラス・ベントナーの２得点で追いつかれ絶体絶命のポルトガルが８７分、シウベストル・バレラのゴールで追いついた。

手に汗握って、ダイエットになったかな。

クリスティアーノ・ロナウドが大事なところで決められなかった。どうしちゃったんだろう。

後手の森内名人が勝って防衛

将棋名人戦第６局、とうとう後手番が勝って、森内俊之名人が４勝２敗で防衛した。羽生善治二冠のタイトル獲得８１期の新記録はお預けとなった。

夕方のＮＨＫＢＳ、橋本崇載八段、佐藤紳哉六段の解説では、森内が手厚いで始まったが、大盤で並べているうちに容易でないと変わってきて面白かった。結局、森内だったようだ。

ようだ、というのは、テレビじじいは有料の名人戦棋譜を買う気にならなくて、勝った負けたのニュース速報だけを見ているので、夕方の放送後の展開がどうだったか、実は知らないからだ。

オーストラリア１－１日本 審判が…違和感

ワールドカップアジア最終予選オーストラリア１－１日本。テレビ朝日は国内の松木安太郎、セルジオ越後、名波浩トリオから越後さんが抜けた現地中継。上々の視聴率を取ってきたんだから、ケチらなくてもいいのに、とテレビじじいはややがっかりした。

それにしてもロスタイム、絶好の位置でＦＫを得て、本田圭佑がさあ蹴ろうというところで試合終了の笛が鳴った。昔はけっこうそんなことがあったと記憶するが、このごろは蹴らしているのではないか。珍しい幕切れだった。

それを受けて「アジアにはいろいろサッカーがあるな」という名波さんのコメントがこの試合を表していた。

同点となるＰＫを献上した内田は何をしでかしたのか。分からなかった。

オーストラリアに警告２回で退場者を出したカリル・アルガムディ主審。栗原勇蔵の警告２回もそうだけど、埋め合わせをしようとしたのではないか。

ＮＨＫ東京のスタジオの長谷川健太さんの「とってやろうと待ち構えている」というコメントに納得した。

６月１２日は、ドイツワールドカップでの逆転負けの敗戦記念日だそうだ。あのときの天敵ティム・ケーヒルら５選手が今回も日本を悩ませた。でも、あれから６年。同じ選手しかいないんだ、という見方もできる。日本はベンチ入りしたが出場できなかった遠藤保仁１人のみ。がらりと若返った日本の成長が頼もしいと、テレビじじいは思った。

フランス１－１イングランド 華麗に松井大輔コメント

欧州選手権のフランス１－１イングランドは、ＴＢＳゲスト解説松井大輔選手が面白かった。

「ナスリは嫌いだ」と公言する。１７歳のサミル・ナスリと対戦した時、罵られて以来だという。そのナスリの同点ミドルにはシャッポを脱いでいたようだけど。

フランスで長くプレーしているだけに、途中出場してきたハテム・ベン・アルファ（アナウンサーの発音）を「ベナルファ」と呼ぶ。きっと現地の発音はそうなんだな。カリム・ベンゼマとベン・アルファはＵ－１７優勝イレブンでリヨンでも一緒だったんだけど「仲が悪い」とスッパ抜く。だからベンゼマはベン・アルファへ向かってボールを落とさなかったという文脈だったかな。

松井コメントは、彼のドリブルのように華麗だった。