最多タイの28連勝、意外な藤井聡太効果

藤井効果でうるおっている、というからグッズ販売のことかなと思った。それだけではなかった。棋界タイ記録28連勝をデビューから無敗で達成した藤井聡太四段と澤田真吾六段の囲碁将棋チャンネルで言っていたのは…

山田久美女流によると、生中継が増えて、棋士が解説で引っ張りだこなんだそうだ。

なるほど、ネットのニコニコ生放送とAbemaTVがそろって長時間の中継をしたり、きょうはきょうで囲碁将棋チャンネルが通常の番組を変更して放送したり気合が入っている。

関西将棋会館には新記録の25社80人の報道陣が集まったそうだ。フィーバーで将棋人気が高まるだろうとか、そんなことも思っていたんだけれど、解説の仕事が増えたのだとは、意外だった。

全部が全部トーナメントではないけど、藤井の無敵の進撃で、敗退した棋士たちは次の対局という本業で仕事を失ったんだと思うんだけどなあ。

松山英樹全米オープン2位のスリル度は？

全米オープンゴルフ最終日、初日82位スタートの松山英樹が青木功さんに並ぶ2位の快挙に漕ぎつけるとは。すごい。

ただ、テレビじじいにとっては、ハラハラ・ドキドキの名勝負とはならなかった。12アンダーでホールアウトし、トップには2打差つけられている。後は、「あわよくば」という状態。相手の難破を待つばかりだったから。

不幸を待つってことなんだな。よい気分ではない。

ブライアン・ハーマンが落ちてきて松山と並び2位タイ。だけどブルックス・ケプカはスコアを伸ばして4打差にして優勝した。

ハラハラ・ドキドキしたのは、テレビ朝日だろうな。初日のあの状態では予選落ちしかねない。4日間生中継の目玉、松山がいなくなったら最悪だ。

それが2日目に大爆発し、さらに最終日のラッシュ。ふだんのツアー中継だとたまにしか画面に映してもらえない松山だけど、これはテレビ朝日の日本向け特別仕様。全打の生中継が実現した。

先頭打者ホームラン大田泰示が封印した言葉は…

巨人の連敗記録ストッパーになっちゃった日本ハム。今夜はきれいに逆転勝ち。

初めて3番に入った中田翔の2点2塁打が決定打だったんだけど、並んでお立ち台に上がったのは大田泰示。

先頭打者ホームランなど3安打。前日と合わせて5安打の固め打ちをしてみせた。

インタビューのアナウンサーに、最後にいつものアレをやって下さいと言われたんだけど

「諸事情がありまして」と拒否した。

えっ、何なの？

どうやら「ファイターズ最高！」の雄叫びのようだ。期待に応えられず巨人から出された大田。こんなに活躍できるんだ、ざまあみろと思っていると取られかねない、と忖度したのかなあ。

新天地で「ファイターズ最高！」

封印することないとテレビじじいは思うんだけどなあ。

シュート18本対3本、Ｕ19日本代表敗れる

トゥーロン国際大会でＵ19日本代表はイングランドに1－2で敗れ、グループリーグ敗退となった。

シュート18本対3本、これでは…
と思うでしょ。シュートをたったの3本しか打たなかったのはイングランドだからね。そのうちＰＫが2本。それを決められた。

イングランド選手の体格の圧力、スピードは感じていたようだけど、一方的に日本がボールを支配して、攻め立てて。

それでも負けちゃった。

引き分けにされてしまったキューバ戦、アンゴラ戦も含めて、どうして勝てないのか。この弱点を抱えたままで東京オリンピックは来てしまうのか。Ｕ20も負けてしまったし、テレビじじいは心配だ。

日本サッカーの弱点受け継ぐＵ19にがっくり

トゥーロン国際大会アンゴラ1-1Ｕ19日本代表に、テレビじじいはがっくりした。

初戦のキューバよりもっと実力は下に見えるアンゴラ。日本は高い位置から面白いようにボールを奪い攻め立てる。

ところがところが、いつまでたっても得点にならない。キューバ戦のリプレーを見ているよう。

後半12分、佐々木匠がエリア内で倒されて得たＰＫを佐々木が決めた。

点を取れないなら取れないで、がっちり守りきれればいいんだけれど、日本のサッカーだからなあ。

ロスタイム3分が過ぎたころアンゴラのコーナーキックに。最後のプレーで同点ヘッドを決められてしまった。苦し紛れのロングボール放り込みをＣＫにしてしまった。

流れの中から得点できない決定力不足、ロングボールに対応を誤る、勝負弱い…日本サッカーの弱点を引き継いでいるんだなあ。

テレビじじいにとって収穫は佐々木だ。小柄だけど俊敏。相手のスライディングタックルをボールを浮かして突破しクロスをあげる。見ものだった。