テレビじじいの観戦日記

いろいろ幅広く

初勝利石井優也も松井裕樹も好投だった

2014-07-31 11:19:47 | 野球
楽天0-3ソフトバンクは好試合だった。パ・リーグ打撃10傑に7人が名を連ねる強打のソフトバンクを相手に、楽天先発の松井裕樹が好投した。

六回2死を取った後、ストレートの四球が痛かった。エラーで走者1、3塁になったところを内川聖一に痛打され2点を失った。松井は7回を投げて3安打3四球、三振は6個奪った。自責点は0。テレビじじいは次を期待できる投球だったと思う。

ソフトバンク先発の飯田優也が6回3安打2四球、三振を4個奪って失点0の好投で、プロ初勝利を果たした。

テレビじじいは、なぜかこの選手の名前を知っていた。

甲子園出場をかけた地方大会決勝では、登板の機会がなかった。東農大出身だが、東都大学リーグではなく北海道でプレー。昨年育成枠でドラフトされ、今年5月に支配下登録されたばかり。

松井の大成を期待しているが、叩き上げの左腕にも勝たせてやりたいではないか。両者が頑張って、いい試合だった。




大谷翔平に攻めのケアの勧め

2014-07-27 10:09:44 | 野球
160キロ以上を12球だって。そんなに投げても大丈夫なの?と、オールスター戦大谷翔平の投球について書いてから、ブログは夏休みになってしまった。暑くて暑くって。

大谷の162キロの話から再開しましょう。

きょうは「ロケットトーク」という朝日新聞コラムから。

この球速はぎりぎりの筋肉の状態から生まれた。多くの毛細血管が切れたのは間違いない。ケアが必要だ。

という主旨。

筆者は長野五輪金メダリストの清水宏保さん。素人のテレビじじいが心配するのは、おおきにお世話かもしれないけど、種目は違っても金メダルに到達した人の「攻めのケア」の勧めは無視できない。

大谷はきのうの楽天戦に登板、8回5安打10三振、2失点だった。西川遥輝の2日連続3本目という3塁打をきっかけに日本ハムは同点に追いついたが、そこまで。最速159キロだったようだが、勝ち星はつかなかった。

テレビじじいが見た試合の終盤には、150キロ台前半の安定した投球。好調を維持している。攻めのケアというものがよいのなら取り入れて、充分なケアで勝ち星を積んでほしい。


オールスター162キロ、大谷翔平に工藤公康さんが送った言葉

2014-07-20 10:21:46 | 野球
オールスター第2戦、一回裏、大谷翔平の初球は161キロ。すごい。2球目162キロ、日本野球最速タイ記録だ。すごい。

163キロを期待しながら見る。出なかった。23球投げて21球が直球だったようだから、狙われて1失点した。

すごい、すごい。でもテレビじじいは心配症だから、田中将大の故障を思い出してしまった。

160キロ以上を12球だって。そんなに投げても大丈夫なの? 誰かがブレーキかけなきゃ。

大谷は先発で5回93球投げて中2日だった。ネットで、日本ハムが1回限定登板とするよう要請していたことを知る。少なくとも球団は心配していたんだ。でも本人はニコニコしながら沢山投げてしまった。

テレビ朝日放送席に大谷が同席したところで、工藤公康さんが、踏み出した左足をぎゅんと引くので球速が出ると解説。大谷も左足を引くタイミング、と応じていた。

体重の10倍近くかかるからハムストリングが強くないといけない。工藤さん自身もトライしたが、肉離れを危惧して突き詰めてはやらなかったようだ。工藤さんが大谷に送ったサインだと、テレビじじいには思えた。

2年目の160キロ台投手と、29年間でシーズンMVPや日本シリーズMVPに何度も輝いた140キロ台の鉄人投手。いい放送になった。


フレッシュオールスターのホームラン3兄弟

2014-07-18 13:53:26 | 野球
フレッシュオールスター全イースタン7-6全ウェスタンは、試合後のお立ち台が面白かった。

「ホームラン3兄弟」と放送席。丸々としてよく似た体型の3選手が並んだからだ。

2ホーマーのロッテ・井上晴哉が180センチ114キロ。25歳。1年目。

井上を「お兄ちゃん」と呼ぶ西武・山川穂高が176センチ105キロ。22歳。1年目。

2人の弟になりたい、というオリックス・奥浪鏡は176センチ95キロ。18歳。1年目。

井上は新人が開幕1軍の4番に座るというとんでもないことを成し遂げたが2軍落ち。そんな選手いたなあとおぼろげながら知っていた。2発打ってMVPは20年前の中日井上一樹以来だという。姓も同じだし、大成するだろう。

さて、山川。おや、おかわり君もう打順まわってくるのと思ったら代打に備えた山川だったりしたのだけど、これも2軍落ちしてしまった。せっかくイースタンで本塁打量産して上がっていたのになあ。

奥浪のことは知らなかった。ごめん。

この試合は東西にわかれたが、3人ともパ・リーグ。陽気なホームラン打者がそろったものだ。

嘉風のお得意様は日馬富士。斉藤彰吾のお得意様は大谷翔平なんだろうか

2014-07-17 08:58:22 | 大相撲
夕方。大相撲名古屋場所4日目、前頭2枚目の嘉風が横綱日馬富士を破った。32歳の初金星は最年長記録だという。

テレビじじいが書きたかったのは最年長記録ではない。驚くなかれ、先場所も日馬富士に勝っている。小結だったから金星とは言わないだけだ。それよりもなによりも、嘉風はこれで日馬富士との対戦成績を5勝2敗としたんだそうだ。

必勝法があるに違いない。

夜。パ・リーグ日本ハム3-1西武。2週間前、勝利を確信してマウンドを降りた大谷翔平の8勝目を逆転サヨナラホームランでふっ飛ばしたのは、代走から守備に入っていた斉藤彰吾だった。その斉藤が九回代打本塁打を放っているではないか。

斉藤は2週間前がプロ7年目の初ホームラン。この日が第2号。相手は大谷が先発した日本ハム。その降板後の九回、いずれもクロッタから打った。

大谷なのか、日本ハムなのか、九回なのか、クロッタなのか。全部重ならなければダメなのか。

斉藤にツキをもたらすのは何なのか。あの逆転弾以降、毎試合のように打席がまわってくるようになったが、ホームランはこの2本だけだ。


「メッシに4人!」 福西崇史さんのW杯放送最高フレーズ

2014-07-15 10:24:30 | サッカー
ワールドカップ実況放送、一番印象の強かったフレーズは?

テレビじじいはすぐ忘れてしまうので、決勝戦NHKから。

延長後半、ドイツに先制された後のアルゼンチン。センターサークル付近でリオネル・メッシがパスを受けると…。

解説の福西崇史さん「ドイツも待つわけじゃなくてプレッシャーに来るんですよね」

内山俊哉アナウンサー「ここで2人、3人来ました」

福西さん「メッシに4人!」

内山アナ「メッシに4人。いったん下げざるを得ませんでした」

ボールを預けられたフェルナンド・ガゴが左サイドのマルコス・ロホへロングパスを通し、ロホが高いクロスを入れた。

内山アナ「ノイアー、いったん下がった。このボールにメッシ!」

メッシがもうペナりティーエリアに入ってきてフリーでヘディング。クロスバーの上を越えた。

メッシに高い位置から4人も守備に行ったので、ドイツは守備の人数が手薄になったのか。

メッシに委ねた今大会のアルゼンチンの戦略が一瞬輝いて、消えた。

メッシ連呼なし、よかったNHK中継

2014-07-14 11:10:19 | サッカー
ドイツ1-0アルゼンチンの決勝を堪能したところで、ワールドカップは幕を閉じた。

延長後半、ドイツの決勝点がドイツの強さを象徴していた。左を突破してアンドレ・シュルレがクロスを上げた。マリオ・ゲッツェが胸で止めて落ちてくるところをシュートして決めた。

両選手は東西ドイツ統一後に生まれた世代。前回大会後に、その世代のトップをきって代表に同時デビューした。

個人通算得点で歴代1位に躍り出た36歳のミロスラフ・クローゼは日韓大会以来の4大会目。3大会目のフィリップ・ラームやバスティアン・シュバインシュタイガーがいて、前回大会で開花したメスト・エジル、トーマス・ミュラー、マヌエル・ノイアーがいる。

新旧絶妙のバランスではないか。しかも最後に決めたのが新鋭コンビ。未来へしっかり種をまいた。

リオネル・メッシ、テレビじじいはいまさらながら、すごい選手だと思った。大会最優秀選手だって。シュートが決まらなかった。アルゼンチンは準決勝、決勝と240分無得点では…。

NHK内山俊哉アナウンサーは、メッシ連呼などせずに、緊迫感を実況。岡田武史さん、福西崇史さんの感動がよく伝わってきて、いい中継だった。

ブラジル4位 繰り言を聞く

2014-07-13 18:46:41 | サッカー
けさのワールドカップ3位決定戦オランダ3-0ブラジルをフジテレビで。解説清水秀彦さんのくやしさが伝わってきた。

ブラジルは大差で4位のチーム、それだけの実力だったと割り切れればいいのだけれど、それができない。素人のテレビじじいですらそうなのだから、サッカー王国ブラジルの強さを身にしみて育った専門家はなおさらなのだろうと推察した。

彼さえいればあんな大敗はなかったと惜しまれていたチアゴ・シウバが復帰したが、開始間もなくアリエン・ロッベンを引っ張ってPKとなっては…。

ボールを持った選手しか動いていない。といわれると、なるほどそうだ。オスカルにボールを預けて、なんとかしてくれっていうのは、負傷前のネイマールに預けて…と同じやりかたっだたのだろうか。孤軍奮闘はしていたけれど、及ばなかった。

ブラジルを主語にしたのでは繰り言になってしまう。割りきってオランダすごい、と放送したほうがすっきりしたはずだ。90+1分に得点したジョルジニオ・ワイナルドゥムなんて、ブラジル選手にしきりに勝負をしかけていた。いい選手ではないか。






メッシ連呼では伝説になれない

2014-07-10 15:29:32 | サッカー
アルゼンチンがPK戦でオランダを破り決勝に進んだ。TBS放送席は落ち着いた声で120分間よく緊張感を伝えてくれたと思う。小さなミスをひとつでもすれば大変なことになると。

ただ、リオネル・メッシがドリブルするたびに「メッシ、メッシ、メッシ」と連呼するのは芸がないと、テレビじじいは思った。

1986年メキシコワールドカップ。アルゼンチンのディエゴ・マラドーナが5人抜きを決めた場面をNHK山本浩アナウンサーは、「マラドーナ、マラドーナ、マラドーナ、来たマラドーナ」と連呼。名放送伝説を残した。

これを凌駕できないのだ。メッシの方が短いから、8回叫べたとしてもなあ。

決勝戦実況はNHK総合で内山俊哉アナウンサー担当のようだ。

山本浩先輩のまあ呪縛を解くのは容易なことではない。作戦を練りに練っての晴れ舞台にくちばしをはさむことはないかもしれないけど…。

シュバインシュタイガー! ラーム! ボアテング! ノイアーーーーーーっ!

ってどうだろう。メッシがボールを持っているのはテレビに映っていて分かるのだから、抜かれた選手の名を叫べばいいと思うんだ。ありゃ、これでもまだ4人か。

NHKFMで実況の田代純アナウンサーは、メッシ連呼存分になさってください。

ブラジルサポーターの心も破壊された7失点

2014-07-09 09:32:42 | サッカー
ワールドカップ準決勝ドイツ7-1ブラジルは、台風8号接近に伴い、NHK総合テレビでの放送予定が教育テレビに変更された。ベロオリゾンテにはドイツの嵐が襲った。

11分にドイツがCKから先制点をとったところまではごく普通の試合だと思った。でも思い返すと、この得点が大異変の前兆だった。

内山俊哉アナウンサー「ぽっかりとミュラーのまわりに空間」。得点王を狙おうというトーマス・ミュラーがゴール前でフリーになった。

ニアで両軍入り乱れているところを抜けて、そのミュラーの足に直接ボールが入った。ヘッドで競り合ったというのでもなく。ブラジル守備の異変だった。

ドイツは23分からの6分間で4得点して大勢を決めた。ここでもゴール前にドイツ選手がわらわらと押し寄せると、ブラジルは崩されてフリーの選手にシュートを許していた。テレビじじいは、ドイツが1人余っている感じがした。

4点目で内山アナ「悲鳴に変わっています」。近くの放送席で「ブラジルの解説者が泣きだしています」。

7点目「ブラジルサポーターが立って拍手しています」。

ドイツがボールを持っているのに、「オーレ!」の掛け声が聞こえてきた。サポーターの心も破壊されたのか。

ワールドカップ準決勝、分からない勝利の行方

2014-07-08 22:52:12 | サッカー
ブログ更新をサボるうちに、大谷翔平は1試合2本塁打を放つし、ワールドカップは4強が出そろってずいぶん時が経った。

ワールドカップは8強の段階でどこが強いか分からなかった。4チームに絞られてもテレビじじいにはちっとも分からない。日本代表が去り、メキシコもいなくなって、これからはアルゼンチンのアンヘル・ディマリアを応援してみようと思った。ところがオランダ戦は故障で出られないという。応援するチームがあれば、分からないなんて言わないのだけれど。

ディマリアのかわりにセルヒオ・アグエロ復帰が伝えられるアルゼンチンと準決勝を戦うのはオランダだ。前回準優勝時と同じ攻撃メンバーのオランダってどうなのだろう。ロビン・ファンペルシー、アリエン・ロッベン、ウェズリー・スナイダー、ディルク・カイト。30歳、30歳、30歳、33歳。スペインのように突如、賞味期限が切れることはないのだろうか。

PK戦に持ち込んで喜んでいるコスタリカの心理を打ち砕いたルイス・ファンハール監督のPK専用キーパー起用は素晴らしかった。日本の高校サッカー選手権でも、富山第一のPKストッパー、田子真太郎が成功したっけ。でももしPK戦になっても、今度は驚きはないし、アルゼンチンはしのげるのではないか。

ブラジルはネイマールが大怪我して出られなくなり、主将でCBのチアゴ・シウバが累積警告で出場停止。ドイツは順調に見えるが、メスト・エジルの迫力が前回大会より落ちたような気がしている。地元での大会でブラジルにかなりプラスアルファが見込まれる。

要するに分からないを楽しもう。

栗山英樹監督が演出した大逆転劇

2014-07-03 11:55:13 | 野球

大谷翔平の160キロを見にいったのに、見られなかったのでいちゃもんつけているわけじゃない。157キロを連発というか、最高は158キロだったかな、ごく普通に投げられちゃうのを見て満足してたんだ。

西武6-5日本ハムは、栗山英樹監督が演出した大逆転劇ではなかったのか。

四回表日本ハムは走者が出ると石川慎吾にバントを命じた。うまくいかず追い込まれてヒッティングに。2塁打し同点の走者が還った。バント(これは成功)で3塁に走者を進め、中島卓也にスクイズを命じる。ボール球にバットを当てられず、走者がタッチアウト。中島は2日続きのスクイズ失敗だって。

1点を追う七回表、走者が出ると西川遥輝にバントを命じた。うまくいかず追い込まれてヒッティングに。3塁打し同点の走者が還った。四回とそっくり。さすがにスクイズは試みず、攻めて勝ち越し点を奪った。

九回リードを広げ、、2軍から戻った武田久が抑えに登板した。「3点差あるから大丈夫か」日本ハムファンのつぶやきが聞こえる。3者連続安打で無死満塁。内野ゴロの間に1点失い、降板。

マイケル・クロッタが、代走で入って打席が回ってきた斉藤彰吾にプロ7年目の初本塁打だという逆転サヨナラ弾を食らった。

貧打の日本ハムだからしょうがないバント多用だ。功労者武田久を復活させてやりたい。気持ちはわかるんだけど、テレビじじいは、間違っていたと思う。結果論で卑怯かな。バント失敗しても打てばいいんだろ、そんな気分も気になる。






ディマリアの左足封じ及ばず

2014-07-02 09:28:07 | サッカー
アルゼンチン1-0スイスは、リオネル・メッシとアンヘル・ディマリアの左足に注目。ディマリアは右に左にポジションを変えてよくボールに触っていたが、クロスを入れようとしても、シュートでもスイスのディフェンダーにブロックされることが多かった。

極端な左利きなんだなあ。右のアウトで蹴ったと思っていたら、スロービデオになると、右足の後ろから左足を体の右に出してボールを蹴っている。NHK解説の岡田武史さんがなんとかと言ってたな。プレーの名前なんだろうけれど、テレビじじいには聞き取れなかった。

で、スイスは左足に集中してブロックすればよかったみたい。

ところが延長になってスイスが疲れた。ブロックにいけない。ディマリアをフリーにして、ドーンとGKまで到達。そして、

延長後半13分、メッシのパスがディマリアにきれいに通り、決勝点が生まれた。

それにしても、アルゼンチンはほんとに強いのかどうか。ブラジルもそうだったけど、120分戦ってしまう。テレビ朝日解説の松木安太郎さんが応援団になった米国が負けて、8強が出そろった。テレビじじいにはどこが強いのか、優勝に一番近いのか分からない。

ロッベンのダイブに騙されたど素人はテレビじじいです

2014-07-01 09:41:51 | サッカー
えーっ、アリエン・ロッベンがダイブを認めているではないか。きのう、とうとうロッベンがPKをもらい、メキシコが終盤逆転負けした、と書いたテレビじじいは、やっぱりど素人だった。

メキシコがファールすれすれでロッベンを止めていたのが、とうとうPKになった、という意味で書いていたのだから。

ところがメキシコ側は、そのたびにダイブだと抗議していたんだそうだ。試合後、ロッベンは最後のPKの判定は正しいとしながらも、前半にダイブをしたことを認めたんだという。

シミュレーションで警告を出すべき場面があったということだ。

これまでもダイブ疑惑が問題になった選手らしい。はっきりダイブを認めてしまったので、オランダの今後の試合に響くのは間違いない。審判団はロッベンを要注意とするはずだ。カードが出やすくなったわけだから、今大会の目立つ活躍に陰りが出るだろう。