ビックの高速攻撃 お疲れさん

イーグルス２０－５２ブロンコス。イーグルスは今季、ハイパーテンポオフェンスとやらが話題になっているようで、ＱＢマイケル・ビックがノーハドルでどんどん攻撃をたたみかける。これって、ブロンコスのＱＢペイトン・マニングのノーハドルオフェンスとどう違うの。

マニングの方が多彩で、明らかに一枚上の攻撃を繰り広げた。

イーグルスのＲＢ２人が酸素吸入を交代でやっているところが映しだされた。第３のＲＢがＴＤを決めたところではあるのだけれど、矢継ぎ早の攻撃で相手ディフェンス陣の疲労を誘うはずが、味方が疲れてしまったのでは…。

河口正史さんが画面からも分かるというほど、マニングの相手を休ませない攻撃で、終盤、イーグルスのディフェンスが疲れた。

一枚どころか、何枚も何枚もの違いがあった。

影が薄いラムズ

４９ｅｒｓ３５－１１ラムズの第４週サーズデーナイト。第１Ｑで４９ｅｒｓの攻撃がちっとも進まない。怖いものだ、前週に続き、ＱＢコリン・キャパニックのプレーが研究され丸裸にされてしまった。と思いながら見ていたら、

ＲＢフランク・ゴアは走りだすし、キャパニックのパスは通りだすし、完勝ペースになった。どうしてだか分からなかった。

現地放送席は「カージナルス」と言ってしまったりして、ラムズはラムズで影が薄い。３連敗したこちらのほうがもっと心配かも。

楽天初優勝 東北に千倍恩返し

ロッテ負け、楽天勝ちで東北楽天ゴールデンイーグルスの初優勝がきまった。けど…

アップアップの日本ハム抑え武田久がロッテになんとか逆転を許さず試合終了、というとき、楽天田中将大は西武ドームブルペンからグラウンドに出てきたところだった。星野仙一監督は札幌ドームの３点差を当てにして、見切り発車で田中胴上げ投手計画を発進したんだなと思った。

初優勝の最大の功労者に報いるのはいいんだけど、わずかに1点差。心配症のテレビじじいは無傷の22連勝というとんでもない大記録をここで終わらせてしまったらどうするんだ、なんて思ってしまう。

うまくいってもセーブがつくだけ。連勝を増やすには、いったん追いつかれて延長戦で勝たなければならない。

無死走者１、２塁のピンチから１死２、３塁になって逆転サヨナラ負けのピンチ。今夜もここから出力を切り替えて連続三振で優勝を決めた。結果オーライか。

あまちゃんのようなチームだった…のが東北に千倍の恩返し。

正確ではないが、その瞬間の矢野吉彦アナウンサーのセリフ。今年ブームになったふたつのドラマを下敷きにして、なかなかの出来だった。

柏大敗 排気量が違った

ＡＣＬ準決勝柏ー広州恒大の第１戦。解説の都並敏史さんが「排気量が違う車」と評した広州が０－１とリードされての折り返し。

後半、アクセルをふかせると、ムリキ、コンカ、エウケソンと外国人３人組が得点を重ね、ロスタイムにはムリキがもう１点あげる怒涛の攻撃となった。

柏は強行日程が響いてか、足が止まってしまった。１週間後のアウェー戦で４点以上取らないと決勝に出られない。この大会アウェーで好成績をあげてきたとはいっても、絶体絶命のピンチに追い込まれた。

ＱＢフラッコ誘惑の声

第３週テキサンズ９－３０レイブンズを遅ればせながら。

はじめ河口正史さんが、レイブンズＱＢジョー・フラッコうまいと感心している意味がわからなかった。

ハードカウントして、相手守備陣のオフサイドを誘ったということらしい。テキサンズが４回もそれに引っかかったとなると、なるほどうまいんだと、テレビじじいも納得した。

ＱＢの掛け声を聞いても、自分が動くわけではないからテレビじじいにはわからないんだけど、ＬＢの河口さんには、フラッコの声に解説をしていても反応をしてしまうところがあるんだろう。

この４回を含めて反則１４回はテキサンズのチームワーストタイ記録だという。

試合は、レイブンズがインタセプトリターンＴＤとパントリターンＴＤで悪い流れを断つ展開だったので、ハードカウントでの４回２０ヤード罰退が決定的な反則になったとは思わない。でもフラッコの誘惑の声は、クラウドノイズの少ないホームの試合では今後、聞き逃せない。河口さんにいいことを教えてもらった。

豪栄道コール 大坂アナ的確描写

大相撲秋場所十日目は、全勝の白鵬が豪栄道に敗れ、２敗の日馬富士や稀勢の里にチャンスが巡ってきた。

とったりやら呼び戻しやら格の違いを見せつける相撲で勝ち続けてきた白鵬だが、豪栄道にとったりにいって外され、押しまくられて初黒星となった。

「取組みが終わった後で豪栄道コールです」と、ＮＨＫ大坂敏久アナウンサー（だと思う）。なるほど。テレビじじいは「ごうえいどう！」の声をなんとも思わず聞き流していた。的確な描写に感心した。

きょうも一発で立てなかった稀勢の里だが、先場所、先先場所と連敗していた琴奨菊に対し、我慢に我慢を重ねて勝った。白鵬が１差に降りてきてくれた好機を硬くならずに活かしてくれるとよいのだが。

４９ｅｒｓキャパニックの先行き不安

名前の書き方はケイパニックよりキャパニックの方がいいらしいと、テレビじじいも今季から改めた４９ｅｒｓのＱＢコリン・キャパニック。プレーまで平々凡々の別人になってしまった。

こう書き始めたんだけれど、待てよ。

第１週は412ヤード投げて好成績だったんだ。

第２週でシーホークスに負けてからが別人だ。第３週のコルツ戦もダメ。パス150ヤード、ラン115ヤード。自身も20ヤードしか走れなかった。

放送席の近藤祐司さんは「パンターが忙しい試合」とコメント。その通りの印象だった。

７－２７の完敗。なぜかは分からないけど、黄信号が点灯したようだ。

巨人優勝より半沢直樹の１００倍返し

巨人ー広島は、試合開始直後に阪神がヤクルトに敗れて巨人のセ・リーグ優勝が決まった。

鳥谷敬三振で試合終了の瞬間を見てから巨人戦に切り替えたのだが、ファンの歓呼が聞こえてくるわけでもなく、国民皆スマホの時代にやや不思議だった。

巨人ファンは、わざわざ対広島優勝決定戦に水を差す情報など取りたくはないのだろう。楽しみ半減だもの。

とはいえ、その後、場内テレビで阪神敗戦が伝えられ、そこでやっとファンの優勝を祝う様子が映された。

我ながら意地が悪いと思うのだが、テレビじじいは広島が勝つと面白い、と思っていた。巨人の先発菅野智之は、阪神ーヤクルトの結果を見て負けられないと思ったという。気が抜けるより、そんな緊張感があるのだと知った。２－１の１点差で巨人が逃げ切った。

原辰徳監督が胴上げを８回されたのをＢＳ日テレで見てから、半沢直樹１００倍返しへ。
ＴＢＳ地上波の高視聴率ドラマの最終回だというし、１度見ておこうかという付和雷同気分。

池井戸潤のあの話この話、ずいぶん読んでいるので、単発視聴でも話にはすぐ入れた。

頭取からどんなご褒美がと思ったら、意外な人事。行った先での活躍も読んだような気がしている。続編に乞うご期待、というわけだ。

稀勢の里の待ったは困ったものだ

昨日と今日しか見ていないんだけど、稀勢の里が待ったをした。

綱取りの場所でかたくなったのが見え見えで、立てないことがあったと思う。

あの気性をなんとかしないと上は難しいのではなかろうか。

まったくの印象批評で、具体例はないし、今日の琴奨菊など文句のつけようがない立派な立ち合いだったけど、なにか「琴」のつく力士はなかなか立たない。

うまいのかずるいのか。

ぞれで待ったをするのは相手だ。

立てないという精神状態では横綱には届かない。

立てないのなら、せめて相手に待ったさせるずるをと願っている。

日本最後の砦、柏レイソル強えーっ４強入り

日本テレビ田辺研一郎アナウンサーが「さあニッポン、守りたい」と思わず叫ぶほど、日本のサッカークラブの最後の砦となった柏レイソル。

ＡＣＬ準々決勝第２戦はサウジアラビアのリヤドでアルシャバブと２－２で引き分けた。ホーム１－１と合わせ３－３となり、アウェーゴールの差で、柏が逃げ切り準決勝へ進出した。

解説の都並敏史さんは試合終了直後「いやー、強えーなあ、ワッハッハッ」と上機嫌。テレビじじいも４強入りに気持ちすっきりだった。

試合後、他会場の速報。柏が準決勝で対戦することになった広州恒大は強えーっ。

柏もレアンドロ・ドミンゲス抜きでいい試合をした。内転筋の手術をしたというレアンドロは、１週間後ホームの第１戦には間に合わないのかな。頑張って欲しい。

王座戦第２局 ２０３手の大熱戦

後手中村太地六段の王様がはるばる旅して５九で王手されている。

夕方、羽生善治王座が押しているらしい、から中村が粘った王座戦第２局。入玉はかなえられず、３六まで追い返されて中村が投了した。

ちょろっと結果を見るつもりが延々２０３手、１１時２０分ぐらいまでかかる大熱戦から目がはなせなくなってしまった。

１勝１敗。第３局が楽しみだ。

４９ｅｒｓクラウドノイズに惨敗

４９ｅｒｓ３－２９シーホークスは意外だった。もっと競り合う展開になると思っていた。

もう一つ意外だったのは、雷雨による１時間中断だ。シーホークスのホームは、クラウドノイズで有名だから、てっきりドームだと思っていた。

なるほど、センチュリーフィールドは空が見える。これでは雨が当たるだろう。ドームではないけれど、スタンドがそびえ立っていて、反響が大きいのだろう。

４９ｅｒｓのＱＢコリン・キャパニックは、いろんなサインを出して口頭での指示の代わりにしていたが、攻撃がいつものように進まない。

ディレイゲームも繰り返してしまった。

先週感心したＷＲアンクアン・ボールディンは、第４Ｑ残り９分半になったところでやっと７ヤードの初キャッチというていたらくだった。

バレンティン５６号を励ましたママの勝負服

ウラディミール・バレンティンは勝負服をまとったママ、アストリットさんの前で、プロ野球新記録の５６号（プラス５７号）を打ったんだ。フジテレビＯＮＥの伝えた試合後の記者会見で分かった。

アストリットさんが着ていたのは、バレンティンの出身地キュラソー島の旗の色。青に黄色をあしらっている。

質問に答えるという訳でもなく、バレンティンがその色のことを言い出したのだから、郷土の色に励まされたんだろうな、とテレビじじいは思った。

台風の前触れ豪雨と、本体襲来との間の、半日ほどの猶予期間に神宮球場でナイターができた。２本も打ったけど、豪雨になって試合不成立、もありうると思ってみていた。

ママの服は、てるてる坊主にもなったのかな。

小川泰弘が阪神を完封し１４勝目。広島の前田健太と並んだ。新人王どころか最多勝レースでも有力候補になってきた。そんな勝ちゲームでのホームラン記録。野球は１人だけのゲームではないというバレンティンは、いい試合で記録を達成した。

バレンティンを見守ったが…

ゆうべはＪリーグも見ず、まじめにウラディミール・バレンティンと藤浪晋太郎の対決を見守った。

藤浪は５６号新記録を恐れず、バレンティンと勝負。三振、右前打、３塁フライは見事だった。敗戦投手になったが、１９歳のこの新人はすでに一流だ、とテレビじじいは思った。

八回裏２死１、２塁でバレンティンの打席。ヤクルトが阪神を２点差でリードしている場面だ。投手は渡辺亮で、１軍に上がったばかりだという。球史に名を残すかもしれないから、どんな選手か知りたくなる。中継ぎで実績を残してきた投手だった。

初球暴投で走者が２、３塁に進塁してしまった。バレンティンもテレビじじいも苦笑い。２点を追う阪神が、敬遠策で塁を埋めてくるに違いないから。捕手は立ち上がらなかったが、明らかに敬遠のボールが３球続いて四球となった。

阪神ファンからもブーイング、と放送席。その気持ち分かる。

バレンティンも田中も記録合戦

今夜のプロ野球は、新記録のかかった２試合だけが行われた。

ヤクルトー阪神。５６号を見たいウラディミール・バレンティンの第４打席（ピッチャーゴロに終わった）と、オリックス戦に完投
、１シーズン２１連勝を達成し単独トップに立った田中将大のヒーローインタビューが同時進行。

完投しなければダメ。くやしい。完投してリリーフ陣の休養日にはできた…。

この記録を伸ばすためにではなく、（チーム）が日本一を目指すためにやっている。

完璧な受け答え。ま、面白みには欠けるけど…。