テレビじじいの観戦日記

いろいろ幅広く

九回の重圧をはねのけ、ジャイアンツ、ソフトバンクが覇者に

2014-10-30 23:40:43 | 野球
大リーグでも日本でもチャンピオンが決まった。どちらも1点差。九回の重圧が勝った両チームに垣間見られた。ロイヤルズ2-3ジャイアンツ(ジャイアンツ4勝3敗)。ソフトバンク1-0阪神(ソフトバンク4勝1敗)。

九回裏2死で、ロイヤルズ打者が中前打した。これをジャイアンツのセンターがなんと後逸したのだ。「あとひとり」の魔法がかかったとしか思えないミスだった。

ランナーは3塁まで進んだ。地元ロイヤルズに風向きは変わるのか、と思った。けれどシリーズ2勝1SでMVPになったマディソン・バムガーナーはケタ違いだった。次打者を3邪飛に仕留めた。捕球したパブロ・サンドバルが仰向けに寝て喜んだ。ジャイアンツは4勝3敗、ここ5年で3回目の優勝だ。

ソフトバンクのデニス・サファテは九回表、1死満塁のピンチ。すべて四球での出塁だった。異変だ。さらに福留孝介に3ボール1ストライク。押し出しのピンチを迎えたが、1塁ゴロ併殺に打ちとった。3-2-3になるはずが、捕手から1塁への送球が福留に当たり逸れた。この間に2塁走者が還り同点かと思ったが、福留の守備妨害となって意外な幕切れ。

退任を発表している秋山幸二監督が胴上げで10回舞うフィナーレとなった。



野選は明石? ソフトバンクが王手

2014-10-29 23:50:56 | 野球
日本シリーズ第4戦延長十回ソフトバンク5-2阪神。フジテレビは22時30分すぎまで時間を延長して決着まで伝えた。放送終了間際に、解説者どなただったか「野選が痛かった」という声が聞こえた。

テレビじじいはロイヤルズの俊足にびっくりしていたんだけど、ワールドシリーズ3勝3敗にこぎつけたものの、脚は目立たなくなった気がしている。

そこで出ました日本シリーズに野選男。ソフトバンクの明石健志だ。相手の守備を2日続きで間違えさせた。

前日は2死満塁で、内川聖一の3塁ゴロを西岡剛が2塁に送球して、一塁走者明石がセーフ。この間に貴重な追加点が入った。

今夜は十回1死1塁で本多雄一の送りバントを捕手が2塁に送球。本多も一塁走者明石もセーフになった。

結果論だけど、これがなければサヨナラホームランの中村晃に打順は回らなかった。

フジテレビ画面には「H中村のサヨナラ3ランで3連勝3年ぶり日本一に王手!」と3尽くし。

30日は午前に米、夜に日本でシリーズ決着の日になるのかな。


守られて守られてロスリスバーガーがビッグな記録

2014-10-27 18:34:35 | NFL
第8週コルツ34-51スティーラーズは、ベン・ロスリスバーガーが522ヤード投げた。NFL史上4位タイらしい。500ヤード超えは2度目で新記録のようだ。インタセプトなしの6TDパス。コルツのアンドリュー・ラックも400ヤード投げたがインタセプト2回が痛かった。

ロスリスバーガーは、パスプロテクションがよくて、ほとんど急かされない。レシーバーがフィールドをぐるぐる回ってフリーになるまで待って投げる様子も映しだされた。

終盤、ロスリスバーガーがコルツディフェンスにハードヒットされて倒された。スティーラーズのオフェンスラインが、反則でもないのに倒した相手ディフェンダーになにやら文句を言っている。やたら倒されていたラックに比べて、倒されたのはこれが初めてと放送席。それでも文句をつける。スティーラーズのロスリスバーガーを守ろうという意欲がよく見えたような気がする。

コルツは8点差に追い上げて、4Qに自陣前で相手のファンブルをリカバー、さあこれからというところでスナップを受けたラックが転んでセーフティーになった。これで力尽きた。

大記録ではあるけれど、大差がつけばQBを休ませることもあるし、ランを多用して時間消費を目指すことも多い。ラックの頑張りで打ち合いになったのでできた記録なのかなあ。

なでしこ快勝、人工芝も体験

2014-10-26 07:42:02 | サッカー
女子サッカーの親善試合カナダ0-3日本は、「久しぶりにベストメンバー」というなでしこが快勝した。来年のワールドカップ舞台を体験できたのは大きい、とテレビじじいは思った。

米代表から、男子は天然芝なのになんで女子のワールドカップは人工芝なんだと、抗議の声があがっているピッチだからだ。

男女差別に抗議の意味合いが強いという印象だったのだけれど、放送を聞いていると、天然芝とはかなり違うらしい。

人工芝、相当にやりにくい。

脚に負担。

パスを出そうとして引っ掛かった。

なでしこは、人工芝をどう思っているか知らない。ともかく慣れてしまえ、とばかり2試合組んだのは成功だった。

ベストメンバーだという日本のエース大儀見優季27歳とぶつかり合っているカナダのセンターバック(ブキャナンといったかな)は18歳だという。その時点で日本の最年少は24歳だと言っていた。海外組が加わって、安定感のあるなでしこだったけれど若返りしてほしい、とテレビじじいは思った。

佐々木則夫監督はしっかりしているな。そんなサポーターの思いに応えるように、「次は若手で」と明言した。誰がワールドカップ代表に最終選出されるにせよ、難題の人工芝に多くの選手が慣れておくのはいいことだ。

敵も味方もなく稲葉胴上げ、でも勝たせたかったな

2014-10-21 09:47:37 | 野球
ブレット・ファーブのNFL生涯TDパス記録508回に、506回からスタートしたブロンコスQBペイトン・マニングがあっという間に追いつき、510回まで記録を伸ばしたのは49ers12-47ブロンコス戦。

白馬がフィールドに出てきたり、デュマリアス・トーマスとウェス・ウェルカーが記念ボールをパスしあいながら俺たちから取ってみなと、マニングに追いかけさせて遊んでいた。

試合後には、49ersQBコリン・キャパニックがコングラチュレーション、グレートジョブと、マニングに声をかける。敵も味方もないNFLのお祭りだ。

この日、カウボーイズのRBデマルコ・マレーが開幕7試合連続でラン100ヤード超えのNFL記録を作った。けれどこちらは、あれっ、いま100を超えたのかなという程度にしか分からなかった。

日本ハムはCS最終シリーズ第6戦でソフトバンクに敗れて、稲葉篤紀には最後の試合となった。
試合後、敵も味方も一緒になって、稲葉とこの試合出番のなかった金子誠を胴上げしていた。

NFLも日本野球もスポーツマンらしい良いシーンだったのだけど、テレビじじいには肩入れしてきた日本ハム敗退が痛かった。

虚脱というほどではないけど、一晩経ってから書きました。やっぱり勝たなきゃ。これからしばらくマニングで楽しもう。

中田翔また1発、だけでなく日本ハム全員野球で最終戦へ

2014-10-19 18:16:23 | 野球
大谷翔平が二回に4失点して、日本ハムはソフトバンクの前に力尽きるだろう、と思ったらどっこい延長十一回ソフトバンク4-6日本ハム。CSファイナルステージはついに最終第6戦になだれこんだ。

大谷が立ち直って、7回6安打12奪三振の好投。七回、代打稲葉篤紀が最後になるかもしれない安打でチャンスを広げ、大野奨太の2点打の後、西川遥輝の幻の2同点2ランホームラン(ビデオ判定で3塁打になってしまった)で1点差に迫る。八回に中田翔がCS5本目の本塁打で同点に追いついた。

昨日今日いいところで打てなかった。あそこで打てないと男じゃないという中島卓也が決勝の2点打を放つ。

投手は大谷の後4人をつないで無失点。みんなよく頑張ったなあ。

いいシリーズになったものだ。

U-19、北朝鮮に負けて世界の出場権取れず

2014-10-17 22:53:02 | サッカー
サッカーのUー19アジア選手権準々決勝で、日本はPK戦の末、北朝鮮に敗れた。後半、南野拓実のPKで追いつき、延長戦では決着がつかなかった。PK戦になって全員成功の北朝鮮に対し、5人目の南野がとめられた。

解説の中山雅史さんが2回目だから難しいと漏らしていたとおりになってしまった。

日本は来年のU-20ワールドカップの出場権を4世代連続で逃した。せめてこの世代が世界大会に行ければと期待していたのだが、パッとしなかった。4年後のワールドカップ本大会も心配になってくる。

ボールは日本の方が圧倒的に保持していたと思う。ただ、自陣で回していたり、最終ラインにボールを戻したり、日本はなんか積極性に欠けた。自分の責任で球を失ったらどうしよう、という感じ。

勝負をしていたのは右サイドの金子翔太だけ。警戒されて、北朝鮮は2人がかりで守っていた。PKも金子がエリアに入っていって取った。

テレビじじいは精神主義は好きではないけれど、ブラジルに惨敗したA代表同様に、気迫が足りないと思った。素人の八つ当たり。34度の酷暑のミャンマーで戦った選手たちに酷かな?



3戦連発の中田翔、なぜかお立ち台ではなかった

2014-10-16 22:32:39 | 野球
中田翔がCS3試合連続本塁打。きのうは勝利に実らなかったが、ファイナルステージ第2戦のきょうは、走者のいるところでの1発で、効果満点だった。ダメ押しの5点目を還す2塁打も打ったし、目指せデレク・ジーター、長嶋茂雄の雰囲気がでてきた。

これでソフトバンクにアドバンテージを含めて1勝2敗。さらに打ちまくっておくれ。ヒーローインタビューは誰が選んでいるのか。本人が辞退したのか。四回1死満塁でリリーフしてぴしゃりと抑えた谷元圭介がお立ち台だった。

オリックスとの死闘で、T-岡田に逆転3ランを浴びせられた男だ。栗山英樹監督がもう一度立ち上がれとばかりに、大事な場面で起用。谷元はその期待に応えた。

全員がMVP、青木のロイヤルズがワールドシリーズへ

2014-10-16 10:19:13 | 野球
ロイヤルズがワイルドカードから8連勝してアメリカンリーグ優勝を決めた。青木宣親はシャンパンファイトについて問われて「あと1回」と答えた。噴出するロイヤルズの勢い。ついにワールドシリーズに進出した。

初回、青木が死球で出塁して無死1、2塁のチャンスに、シリーズ12打数8安打と当たっている3番ロレンゾ・ケーンに送りバントさせた。この後、オリオールズにミスが出て2点先取した。

この采配、ふだんのテレビじじいなら、まだ試合は始まったばかり、嘘だろ、やめてくれなんだけれど、この2点が決勝点になるんだからびっくりだ。

そのケーンがシリーズMVPになったようだ。送りバント成功でMVP? いや、好守を連発していたしな。

解説の田口壮さんはMVPについて「このチームは全員にあげたい…いいチームですね」とコメントしていた。その通りだと、にわかロイヤルズのテレビじじいも思う。




中田翔の一振りに脱帽

2014-10-15 11:35:15 | 野球
パ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ第3戦オリックス1-2日本ハム、テレビじじいはクライマックスを見逃してしまった。

五回表2死1、3塁で中田翔が浅い左飛に倒れたせいだ、は言いがかりがすぎるかもしれない。でも、これではデレク・ジーターの長嶋茂雄の足元にも近づけない、と見続ける意欲がうせたのは確かだ。

いや言い過ぎた。ほんとはブラジル4-0日本のサッカーなどを行ったり来たりしていたからなんだ。

六回表、代打稲葉篤紀の同点打も見損ねた。仕えた監督5人全員を胴上げしたというクラッチヒッター。中田の手本がいる。

八回あたりからチャンネルを戻して本格観戦したんだけれど…。チェンジの間、しばらく他所に行って戻ってきた十回表、中田がベンチに座っている。この回、先頭打者のはずなのに。変だな無死なのに大谷翔平が打席にいる。

次の瞬間、得点が2-1になっているのに気がついた。勝ち越し本塁打を打ったんだと分かった。

中田が今季で一番というバックスクリーンへの当たりを見なかったとは。

テレビじじいのぼけ話になってしまった。第2戦T-岡田に逆転3点本塁打を浴びて、流れはオリックスになって、この試合も先頭打者にホームランを浴びて、大差で負けと思った日本ハムがファイナルステージ進出だ。

中田の一振りに脱帽。



ネイマールが日本から4得点で思う、アルゼンチンはすごかった

2014-10-14 23:28:23 | サッカー
ブラジル2-0アルゼンチン
ブラジル4-0日本

似たようなものだ、という感想にはならなかった。北京でのスーパークラシコ2014という対戦は、国際親善試合なのに宿敵同士の闘志がぶつかってガチンコ試合だった。

ネイマールがボールを持つたびにガツン、ガツンとアルゼンチン選手に倒される。地面に倒れたネイマールのアップをいったい何回見たのだろうか。半端な回数ではなかった。

一方のリオネル・メッシもずいぶん倒れるところを見た。こちらは、ネイマールと比べると軽やかな倒れ方で、わざとファールを取りにいった?と思わされるプレーが混じっていた。

今夜、シンガポールで、ネイマールは日本から4得点した。うわー速い、これはまた巧い、えっヘディングも決めちゃうの。

ネイマールが地面に寝てる場面なんてあったっけ?

たかが日本との親善試合で、サッカー界の至宝がけがでもしたらとんでもないことだ。テレビじじいはフェアな試合でよかったとは思うんだけれど、いまいち物足りなかった。

ネイマールが速すぎて、体当たりもできなかったのだろうか。

びっくりU-19日本、韓国をグループ戦から蹴落とす

2014-10-13 22:07:59 | サッカー
サッカーのUー19アジア選手権、日本2-1韓国。これはびっくり、暗雲漂っていた日本が1次リーグ1位通過。ベトナムに後半ロスタイムに追いついた中国が2位。なんとなんと初戦ベトナムを6-0で破って強豪ぶりを発揮した韓国が中国戦引き分けに続き日本にも敗れ、1次リーグで敗退となった。

これまでの試合も含めて、エース南野拓実に集まるボールをずいぶん外していた日本だったけど、その南野が2得点して結果オーライ。

前半12分に先取点。それが韓国に追いつかれて、勝利以外にリーグ戦抜けのない日本にとって苦しい試合になった。その暗雲をゴール前、パスで崩したみごとな攻撃で勝ち越しゴールをあげた。

南野はいいところでずいぶん外した。入れていれば得点王だ、というセルジオ越後さんが、2得点の南野が殊勲というアナウンサーに言い負かされているように見えたんだけど、テレビじじいは越後さん乗りだ。もっと信頼できる点取り屋になっておくれ。

カタールだかイラクだかに勝って4強入りすると、とりあえずU-20ワールドカップ出場権獲得というこの大会での目標がかなう。

ブロンコス悪夢再びと思ったら…

2014-10-13 10:41:03 | NFL
第6週ブロンコス31-17ジェッツは、点差はついたけれどテレビじじいには面白かった。

スーパーボウルで惨敗したメットライフ・スタジアムに戻ってきたブロンコス。ペイトン・マニングへの最初のスナップはどうなる。

ミスからセーフティーになったあの試合を思い起こして、みんなが注目したんだと思う。なんのことはない。いきなり54ヤードのパス成功だった。

ところがところが。FGを決めた後にまわってきた次のドライブで、スナップミスをやらかしたのだ。マニングがプレーを変えようとセンターの方に歩み寄ったところにボールがスナップされた。ボールが転がり、味方がリカバーした。

「あの時と同じです」「メットライフ・スタジアムには何かが棲んでいるんでしょうか」と放送席。

同じサイド。ゴールラインへの距離はもうちょっとあったのでセーフティーの悪夢は再現されなかった。次のプレーでマニングはサックされて、おやおやどうした。

ブロンコスはその上、やたら反則して試合の流れを逃す。ジェッツの2回に対して11回で101ヤードの罰退となった。

ジェッツのQBジーノ・スミスはパスを投げるまでに時間がかかりすぎると酷評されながら、第4Qに1TD差まで追い上げを見せた。

マニングが3TDパスを投げて、ブレット・ファーブの生涯記録508回にあと2と迫った、とだけでは済まされない試合だった。


香川も本田も岡崎も武藤も外した外した

2014-10-10 21:52:03 | サッカー
サッカーの国際親善試合、日本1-0ジャマイカは、きのうUー19日本代表の試合でテレビじじいが思ったのと同じ展開だった。

ボールは支配してシュートまで行くが、なかなか得点に結びつかない。

オウンゴールになった決勝点はきれいに崩していたと思うけれど、キーパーからこぼれた球に触ったのが相手ディフェンダーではなくて日本選手だったら入っただろうか、なんて思ってしまう。

今売り出し中の武藤嘉紀もあれだけ外したんでは…。本田圭佑のキーパーと1対1になって外したループも、岡崎慎司がオーバーヘッドを2回外したのも、香川真司のシュートが外れたのも。他にもあったよなあ。

ゼロ封してハビエル・アギーレ監督3戦目の初勝利。点にならない攻撃以上に、日本の課題は守備なんだから、久しぶりのGK西川周作も無難にやってくれたし(テレビじじいはこのごろGK西川派なのだ)、まあまあよかった。

Uー19日本代表、お前もか

2014-10-10 11:19:03 | サッカー
サッカーのUー19アジア選手権、日本1-2中国。「まだ時間がありますから…」という解説・松木安太郎さんの決まり文句、最速記録だったのではなかろうか。

試合開始、30秒ほどで日本はPKの反則を犯した。松木さんの例のセリフ、そのPKを中国に決められたところで発せられた。まだ2分にもなってなかった。

試合は日本がボールを支配して、テレビじじいも「まだ時間はあるし、そのうち追いつき追い越すだろう」と思いながら見ていた。

そのとおり、15分ほどして南野拓実が同点ゴール。相手ディフェンダー3人の壁の左へ出て、ゴール左の角度のないところから豪快に決めた。

ところが。

たびたびゴール前に迫り、シュートを放つけれど点にならない。後半、32分ゴール前のFKを中国に直接決められリードされてしまった。日本は疲れていると放送席。同点に追いつくこともできなかった。

ボールを支配しても点にならないって、全世代に共通した「日本サッカー病」だという気がした。

前の3世代がUー20W杯出場権を逃したという。この大会でベスト4が条件らしい。強そうな韓国と同グループで、予選突破にも暗雲がかかってしまった。