Ｊ２のテレビ中継を楽しんだ山形ー東京Ｖ戦

Ｊ２を３試合連続で中継するというＮＨＫＢＳの快挙？

テレビじじいは、最後の試合の一部ではあるが、観戦するという怪挙？を達成してしまった。ここまで付き合うと、時間がいくらあっても足りなくなると思いつつ…。

東京Ｖ－山形戦。山本昌邦さんの「素晴らしい」は、どちらのチームに多かったのかな。ヴェルディは１点先制されたが、そのうち点をとって有利になるのではないか、という雰囲気で見ていた。

ところが、山形のＧＫ清水健太が蹴ったＦＫがＦＷ中島裕希につながる大ロングパスとなり、ゴール。山形が２－０として押し切った。

Ｊ２上位とＪ１下位とでどれだけの差があるのか。昇格チームの柏がいきなり優勝したりして、差は縮まっているのかもしれない。ともかく、見ていて面白い試合を展開してくれた。

柔道日本一に曲者加藤博剛

全日本柔道選手権の３回戦まで見て、競馬の天皇賞を見て、また柔道に戻ったわけだけど、両方とも伏兵が勝つ結果に。

テレビじじいにとって、三冠馬オルフェーブルが惨敗し、ビートブラックが勝った京都よりも、東京の柔道のほうがずっと面白かった。

ロンドンオリンピック１００キロ超級代表候補って、世界ランキング２２位以内の条件があるそうで、３人しかいない。その上川大樹も高橋和彦も鈴木桂治もみんな負けてしまった。

決勝には、きょうの試合だけ見たら一番強いのではないかと思った石井竜太が進出。準決勝では内股で鈴木を投げてぶっ壊してしまった。鈴木は右肩が痛くて試合にならなかった。

もう一人は、９０キロ級だという加藤博剛。これが曲者なんだな。寝技が強いんだそうだけど、あれ、何やったのって感じで相手を投げていた。

体重で４０キロ、身長は２０センチほどの差がある両者。テレビじじいは、今日の調子から見て、石井が加藤をぶん投げると予想していた。

ところが。

試合開始から、加藤が速い動きで石井を圧倒。抱きついたと思ったら（何が起こったのかよく分からなかった。そんなふうに見えたんだけど）、石井を仰向けに倒してしまった。隅落としだとか。

柔道はいくら柔よく剛を制すといっても、大きくて強い選手が勝つべきだと以前から思っている。ヘーシンクよりでかくて強い奴が欲しい！　東京オリンピックのトラウマさ。ただ、きょうは加藤の曲者ぶりにただただ感心させられた。

２人退場してから清水決勝点

楽天－日本ハム戦だけ見られないうちのテレビ。第１打席で達成した稲葉篤紀の２０００安打はニュースで、となった。同じ年に同じヤクルトでプロ野球生活を始めた宮本慎也の２０００安打達成はたぶん…。

で、もうすぐ日本さよなららしい清武弘嗣のＣ大阪－磐田戦をじっくり。ごちゃごちゃっとした場面から得点した清武はさすがだった。

だけど、今日の一番は、７３分に２人目の退場者がでて９人で闘った清水だろう。

ＮＨＫｂｓのハイライトで見たんだけれど。

清水のカウンター、高原直泰が長い距離を持ち込んで、左から追いかけてきた高木俊幸にパス、これを見事に右隅にだったかな突き刺した。１０人になってしばらくして同時に投入された２人の見事なコンビネーションだった。

残り１５分ほどを耐えて、１－０でＦＣ東京に勝っちゃったのはすごい。

ＮＦＬドラフト中継はオタクになった気分

ＮＦＬドラフトをＧＡＯＲＡが生中継。村田斉潔、近藤祐司、有馬隼人の３解説者がうんちくを傾けた。

いの一番は、コルツが予想通りベイラー大ＱＢのアンドリュー・ラックを指名した。

高校－社会人で、ある程度活躍ぶりを知っている日本のプロ野球のドラフト会議中継ならわかるけど、名前を知っているのもごくわずか、カレッジの中継などほとんど見たことのないテレビじじいがなんでこの番組を見てしまったのか。本人にも分かりません。

いい番組だったと思うけど。

稲葉の２０００安打 今日じゃなくてもいいもん！

日本ハム稲葉篤紀が２０００安打にリーチをかけたというので、ＧＡＯＲＡの中継へ。

ロッテを１点リードした八回裏。ということは、そのまま勝てば九回裏の攻撃はないから、稲葉に回れば最後のチャンスとなる。２死で糸井嘉男は四球を選んだ。中田翔が出塁すれば稲葉の打順だ。何度も稲葉のアップ映像に切り替わる。

中田も緊張するでしょうと、解説水上善雄さん、実況上野晃アナの放送席は盛り上がるが、何か違和感しきりだった。

イチローがシーズン最後の試合、１本出なければ２００安打に届かないなんていう場面なら、前の打者は緊張するかもしれない。だけど、稲葉がヒーローインタビュー（１９９９安打目は決勝ホームランだったのだ）で言い切ったように、通過点なのだ。

この試合じゃなくてもいいもん！　テレビじじいは見逃すかもしれないが…。中田の三振は、緊張のせいではないよな。

ダルビッシュ、黒田の投げ合いに拍手

「あっダルビッシュ、セットポジションです」で始まったレンジャーズ－ヤンキース戦。黒田博樹も先頭打者ホームランを浴びせられたものの好投。日本人投手同士、いい投げ合いになってよかった。

七回、ジーターから２ストライクを取ったところで、地元の観客が立ち上がって三振を請求。それに三振を奪って応えたダルビッシュがガッツポーズした。大リーグで初めてかな。

九回１死でランナーを許し完封目前の交代となったが、観客の「よくやった」のねぎらいに、帽子に手をやって挨拶した。これも初めてかな？　前の試合で解禁してたっけ？

無死満塁のピンチにも見舞われたけれど、ボールが「抜けました」のアナウンスはほとんど聞かれず、終始、ダルビッシュは自信に満ちた表情で、今後が期待できる３勝目だった。

羽生二冠の包帯

名人戦、きのうの放送は羽生二冠の右手の包帯にぎくり。家で転倒したんだとか。

見ている間に一手しか進まなかったのだが、そこで大写しになった。

丸刈り森挑戦者だとか、囲碁の車椅子対局の衝撃ほどではないけど。

高橋、中村師弟コンビはともに先手の羽生持ち。

森内名人の金打ちの新手はどうなる。

ファーガソン監督ご満悦が一転、マンＵ手痛い引き分け

勝敗を知っている試合は見ないようにしているのだが、ついチャンネルを合わせたマンチェスターＵ－エバートン戦の録画中継がけっこう楽しめた。

マンＵが引き分けて大変だ、というニュースをチラッと見ただけで何点の決着だったか知らなかったのがよかった。

後半しばらくして見始めると、マンＵが３－１でリードしている。おいおい、これを追いつかれたの？

なるほど、エバートンはフェライニがきれいにボレーシュートを決めて1点差に迫った。

そしたらルーニーのゴール。マンＵがまた2点差にした。70分ごろだったかな、アレックス・ファーガソン監督がご満悦の笑顔で第4の審判？と何やら話をしている。

エバートンはホントに追いつくの？

エバートン83分ゴール。ファーガソン監督のガムをくちゃくちゃするいつもの顔。

エバートン84分ゴーーール。ファーガソン監督ガムの顔。

４－４で引き分けちゃった。マンチェスターＣと勝ち点差３で直接対決するんだって。さてどうなる。

宮里藍、ゆうゆう今季初優勝

宮里藍が米女子ツアーのロッテ選手権に優勝するところを観戦した。録画中継だったが、追い上げられて、ミーナ・リーと１位タイが続いたあたり、スリルがあった。

１５番、長い距離のバーディーパット。アッ強すぎる、外れたら大きくオーバーするぞ。

入った！

テレビじじいにとって、一番ヒヤヒヤさせられたヤマ場だった。

このバーディーで単独トップに立ち、ライバルが先に崩れて、最終ホールスタート時には４打差の安全圏。最後は、安心してというか、あんまり面白くなくというか、あっけない今季初優勝だった。

天敵のヤニ・ツェンが落ちていったのも、宮里の心の負担を減らしたのではないか。

母親や１２位タイに入った上田桃子らに祝福され、「やっとかみ合って結果がついてきた」と喜んでいた。

Ｃ大阪逆転負け 言葉のせいかな？

鹿島－Ｃ大阪は前半と後半がコインの裏表になるような（ＴＢＳチャンネル放送席）極端な展開。２－０でリードされた鹿島が後半３点とってひっくり返した。

どうしてそうなったのか。小倉隆史さんは、後半、鹿島がダイヤモンドのフォーメーションに変えた。そうしたら柴崎岳がフリーになる場面が多くなり、そこから鹿島がチャンスをつかんだという意味の解説をしていた（と思う）。

Ｃ大阪のセルジオ・ソアレス監督は、試合後、鹿島がフォーメーションを変えたので修正しようとしたが、できないまま点を取られた、と語っていた。

監督のダイヤモンド対策を言い含められただろうＣ大阪後半の選手交代は、なんと３０分を過ぎてからだった。

それまで声に頼ったコーチングだったのかな。大きな声の監督らしいけど、ソアレス監督はブラジル人。きっと選手は何言われているかわからないだろうな。

フィリップ・トルシエ元日本代表監督の通訳をしたフロラン・ダバディさんを思い出した。監督より偉そうに聞こえる怒鳴り声だったもな。

鹿島のジョルジ―ニョ監督は、ハーフタイムに通訳付きで詳しくシステム変更を指示できたと思うし…。

うがちすぎかな。

好対照、斎藤佑樹プロ初完封と石井一久完封目前の交代

完封目前、ロッテ２死から連打で走者が出て…西武の石井一久は無念の降板。ゴンザレスが抑えて勝利投手になったもののベンチでは悔し涙を拭う感じ。「行きたかったけどしょうがない」。

そのちょっと前、初完封目前、オリックス２死から連打で走者が出て…日本ハムの斎藤佑樹は「初完封とは思えない」（ＮＨＫ放送席の鈴木啓示さん）落ち着きで、次打者を打ちとった。「すなおにうれしい」。

石井の場合、先頭打者が２塁打で出塁、バント失敗で併殺の２死だったから、実質３連打で監督はたまりかねたのかもしれない。

でも齋藤だって、今季８分３厘の打者と０割の打者に内野安打とはいえ連打されたピンチだ。西武の１－０のリードに対し、日本ハムは５－０のリードだったのが、余裕の続投となったのかもしれない。

齋藤ってプロで完封できるピッチャーだったんだ、というのがテレビじじいの率直な感想だ（ハンカチ以来のファンにはごめんなさい）。

ダルビッシュ ２勝目は合格だろう

３度目の登板となったレンジャーズのダルビッシュ有を途中まで見た。所用でテレビを離れたのだが、強打のタイガースを相手に、６回３分の１を２安打１失点で２勝目は合格だろう。５四球って多すぎるのかな。

序盤のＮＨＫ放送席は「抜けました」「抜けました」とコントロール不安を懸念する野瀬正夫アナウンサーと、「１、２戦から考えると１００点」とする小宮山悟さんの解説が対照的で面白かった。

ＡＣＬ名古屋引き分け 永井謙佑の快足生かせず

ＡＣＬ名古屋－天津戦は、凡戦に見えた。「ペナルティーもらいましたか」と放送席が言う程度の巻佑樹へのあんまり目立たない反則だったが、そのＰＫを玉田圭司が外してしまった。結局、それ以上のチャンスはなかった。

０－０の引き分け。

長身のＦＷケネディが欠場。名古屋は違う攻め方をしなければいけない。テレビじじいは、永井謙佑に「らしい」パスを出してやればよいのに、と歯がゆかった。快足を活かす場面はほとんどつくれていなかった。

ＦＣ東京快勝 米本拓司の負傷が心配

ＡＣＬ１次リーグでＦＣ東京が北京国安に３－０で快勝した。

前回、北京で引き分けた試合は、ラフプレーに悩まされた。今回は、アウェーからホームに変わり、主審がイランからバーレーンに変わったせいか、ウワーひどい、選手生命に響く、といった悪質な反則はなかったように見えた。イエローは北京国安に３枚、ＦＣ東京に２枚だった。

それでも、米本拓司が肩の負傷で交代した。テレビじじいには、接触はあったものの常識の範囲内の競り合いに思えた。反則にもならなかった。心配だけれど、ここで北京国安の選手を非難はできない。

米本は、膝の靭帯負傷で２度の長期離脱から復帰してきた選手だという。故障が軽いことを願っている。

やってしまったあ！ 中田翔サヨナラ本塁打を見逃し

昨夜は、スポーツニュースに愕然とさせられた。中田翔がサヨナラ本塁打を打っているではないか。

日本ハム－楽天戦は、武田久が同点２ランを浴びたところで、３０分ほどテレビの前を離れてしまった。戻ってきたら、横浜・中村紀洋のサヨナラ本塁打に巡り会ったのだ。

テレビじじいは、昨季、中田ウォッチャーを随分やったのに、あまりの不振に熱が冷めかけたところだった。前日のスレッジに続き１割打者がヒーローになるチームって、どうも不安だな。