テレビじじいの観戦日記

いろいろ幅広く

阪神マジックを消した?矢野引退

2010-09-30 22:35:40 | 野球
阪神-横浜戦。NHKの鈴木啓示さんの解説が面白かった。3―1リードで九回表に藤川が登板。連続四球のあと、村田に逆転3ラン本塁打をくらった。その心理を分析というか想像というかしている。

甲子園での最終戦のこの日、今季限りで引退が決まっている矢野燿大捕手が一軍登録された。矢野は、最後に藤川のボールを受けて終わりたいと希望している(NHK放送席)。鈴木さんは、藤川もそのつもりだという。早くポンポンと2死をとって矢野登場のお膳立てをしたい。その気持が球を置きにいって4球となり、村田に甘い球を投げてしまった。テレビじじいは、要するに藤川がかたくなったんだ、と解釈した。

九回裏からガオラに移動したら、試合後の真弓監督の談話で、2死から矢野を出すつもりだったという情報を放送していた。

結論。矢野を最後の舞台に立たせようとした思惑が変なふうに働き、阪神のマジック消灯に至った。

「感謝、感謝、感謝」のあいさつの機会を与えられ、4万7千人もの観客の前で胴上げされて現役を去る。本人の言うとおり、幸せな野球人生だ。

羽生19連覇 でも人間だった

2010-09-29 22:30:35 | 将棋
阪神―巨人戦で巨人のセ・リーグ4連覇が不可能になったのを観戦しつつ、将棋王座戦の棋譜速報を見る。

ずっと、藤井猛九段が羽生善治王座の攻めを受け続けて、反撃の機会がない。111手までで投了、40歳のハッピーバースデーとはならなかった。

羽生はなんと19連覇を達成。2日遅れの40歳ハッピーバースデーを祝った。王座戦は19局連勝。3―0防衛が6回連続した上、その前の防衛の3勝目があるので19ということになるらしい。何度書いても書き尽くせないほど、ほんとに強い。

そんなに強い羽生王座でも、控え室で詰みだと言っているのに見逃して一度自陣に手を入れた。次の機会に控え室の言うとおりに即詰みに討ち取った。大差がついて、大事には至らなかったが、羽生も人間なんだと、テレビじじいはちょっぴりホッとした。

伊達公子のハッピーバースデー

2010-09-29 18:29:37 | 日記
クルム伊達公子が連日の騒ぎになっている。40歳の誕生日に勝って東レパンパシフィックの3回戦に進出したと いうのだから、素晴らしい。

陽気なお祝い。

そういえば、今日は将棋の王座戦第3局。羽生善治王座が藤井猛九段に勝てば19連覇だとか。

2日前に40歳になったばかり。22か23歳からずっとタイトルを保持している。それもこの数年は一回も負けていない。

テニスでいえば1セットも落としていない。藤井九段が1つでも返すとおもしろいのに、などとつい思ってしまう。えっ、藤井九段は40歳の誕生日の対局だって。

27日羽生、28日伊達、29日藤井のハッピーバースデーになるわけか。

新人QBで我慢しよう パンサーズ

2010-09-28 10:34:41 | NFL
日本時間月曜日未明の試合をNHKが火曜日未明に録画放送、それを録画して火曜日の午前中に観るという遅れに遅れたテレビ観戦だが、ニュースを読まず聞かず。結果を知らずに見られた。

2連敗のパンサーズがベンガルズ戦で新人QBクラウセンをスターターに起用した。インタセプトをしてそれ行けとなった直後にインタセプトのお返しを献上。センターのスナップが2回もこぼれて、うち1回は相手に抑えられるターンオーバー。期待された出来にはほど遠かった。

それでもパス33回で16回成功188ヤード獲得のうちには、才能を見せた遠投もあった。QBを守れないオフェンスと打って変わって、4Qまで1ポゼション差で粘った守備陣は強い。スナップミスなんて慣れればなくなるはず。放送席がほめていたプレーアクションのフェイクの巧みさなど、クラウセンは今後よくなる幅が大きいと思った。

見られなかったラムズ-レッドスキンズ戦で、新人QBのブラッドフォードがスターQBのマクナブをしのいで初勝利をあげていた。ドラフトいの一番指名されただけのことはある。

覇者セインツの黒星はキッカーの差? 

2010-09-27 06:16:55 | NFL
フィールドゴールは一番確実だから頼るのだけど、キッカーには微妙に心理面の影響があって、一番短いのを失敗したりする。

今日のセインツ-ファルコンズ戦がそうだった。めったにインタセプトを許さないはずのブリーズが前半2回もやらかして、セインツの点が伸びない。21-24で終了直前、ハートリーの32ヤードFGでやっと延長戦にこぎつけた。

押したり押されたりで最初のFGチャンスが来たのがセインツ。勝利ほぼ確実な29ヤードのアテンプト。ファルコンズが嫌がらせの寸前タイムアウトを取ったりしたが、さっき同点FGに成功したばかりだし入るだろうと思っていた。ところが外れてしまった。

今度はファルコンズにチャンスが回ってきて41ヤード。セインツが寸前タイムアウトのお返し。そしたらフォルススタートがあって、5ヤード罰退になり、たちまち46ヤードのFGになってしまった。これは動揺して外すのではないかと見ていると、ブライアントがあっさり決めてしまう。

キッカーの心の強さが勝敗を分けた。テレビじじいの素人談義だから、外した原因はほかにあるかもしれない。ボールの置き方が悪かったとか何とか。そこまでは分からないが、キッカー心理を推し量るだけでも、面白い延長戦だった。

ソフトバンク、誰が胴上げされたの

2010-09-26 22:22:40 | 野球
午後6時すぎ、日本ハムが西武に競り勝って、ナイターの楽天-ソフトバンクは即消化試合になってしまった。その瞬間、周囲と喜びの握手をする秋山・ソフトバンク監督を映しだしたNHK衛星は機敏だった。でも悪いけど、あとの興味は、仙台で秋山監督の胴上げはあるんだろうかの1点だけ。しばらく他チャンネルを見て、終わりそうなころを見計らい戻った。

楽天に大敗して気勢の上がらない優勝だったけれど、やっぱり秋山監督の胴上げは挙行された。ホーム福岡で胴上げしたかっただろうな。

秋山監督のあと、3人ほど胴上げされていた。画面からは誰が胴上げされているのかわからない。こんな時こそ放送席の出番だと思うけど、2人についてはアナウンスなし。杉内のとき、やっと杉内だと言った。それは画面からもかろうじて背中の名前も読めていた。なんのことはない。放送席から見るのとカメラののアングルとがおんなじらしい。頼りにならない放送席だった。

イチロー大記録達成試合 もう一人の一番乗り

2010-09-24 10:30:51 | 野球
イチローが10年連続200安打の大記録を達成した試合で、もう一人大リーグ一番乗りを果たした男がいたんだって。知らなかった。「イチローが打ちました。でもチームは負けました―」のアナウンスをしょっちゅう聞かされるけど、この日もこの男の1発でそういう結果になってしまった。

ブルージェイズのホセ・バティスタ。一回に先制・決勝のソロを放ち、50ホーマーの大台1番乗りを果たした。50号到達はメジャー26人目で3年ぶりだという。

3年前のフィルダーやロドリゲスのようなビッグネームではない。2004年大リーグ入りした年に5チームたらい回しにされるような選手。昨季は9月から10本塁打する突然のブレークだった。6年通算59本のバッターが今季50本だというのだからどうなっちゃったのだろう。レフト方向にしか打たないプルヒッターなんだそうだ。

ハイライト映像の50号は、レフトフェンスの向こうのブルペンにやっと届いたという感じで、テレビじじいは「しょぼい。どうしてこの選手が」と思ってしまった。こんな好選手を知らなかったのか、という大ファンがいたらゴメンなさい。

丸山九段ってこんな負け方もするんだ

2010-09-23 22:04:43 | 将棋
銀河戦決勝戦を観戦。佐藤康光九段が丸山忠久九段を破り3回目の優勝を遂げるのを見た。

後手の佐藤が居玉で、丸山の方が手駒が豊富。結局、丸山が勝つのだろうな、というテレビじじいの素人判断は残念ながら間違っていて、佐藤が鮮やかに攻め切った。丸山があの羽生名人を破った準決勝を見たんだけれど、それと比べると決勝戦は粘りも反撃も見られなくて意外だった。もっとねちっこい棋士だという印象は間違いだったのだろうか。

久保二冠、矢内女流四段コンビの解説は明快だった。

羽生王座連勝で防衛に王手 前王座19連覇に王手

2010-09-23 08:45:20 | 将棋
鳩山前首相に民主党最高顧問就任を断られた理由を菅首相が明らかにした。「前首相の方が動きやすい」んだそうだ。思わず笑ってしまった。菅首相のことを? いえいえ違います。それでは鳩山前首相のことがおかしかった? この人にはちょっぴり。でも違います。

正解は、羽生王座が19連覇に王手をかけた将棋の王座戦を思い出したからです。

その王座戦。昨夜は中日-阪神が0-0で後半に入ったところで思い出し、様子を見にパソコンの前へ。盤面を初手からコメントを読みながら眺め、その後、初めてだと思うけど大盤解説のストリーミング動画で観戦した。羽生王座が野球なら8-0でリード(森下九段)など逆転のない場面だったが、様子見のつもりが野球を忘れて楽しんだ。

同時にチャットも流されていて、そこに福崎の前王座防衛が近づいたという意味のコメントがあった。人の肩書きに「現」「前」「元」をつけるやり方がある。1982年に羽生に敗れ「前王座」になった福崎文吾 九段は、その後羽生がタイトルを持ち続けているのでずうっと「前」のまんま。前王座19連覇に王手がかかったというわけだ。そのことを思い出して笑ってしまったのだった。

でも、3カ月で「元首相」になろうと工作した人がいまさら何を言うんだか。あっ、やっぱり笑えたのは鳩山さんのせいか。

中村俊輔泳がせ作戦

2010-09-19 22:14:08 | サッカー
昨夜はパ・リーグの勝敗表がなかなか最新のものにならないので変だ変だと思っていたら、ソフトバンク-西武が延長戦を戦っているのだと分かった。眠くて付き合うのはやめた。小久保のサヨナラ弾を見そこねたわけだ。

実は土、日のテレビ観戦でいちばんまともに通しで見たのは、Jリーグ名古屋-横浜戦だった。中村俊輔のクロスが右から上がってきた天野にピンポイントで合って、見事なゴールだった。中村への名古屋の圧力が足りない。中村が前を向いて自由にパスを出している。

でも、そんな作戦もありか。1点取られなければもっと良かったけれど、後半、横浜の選手が疲れたのか、中村は全然目立たなくなってしまった。そのうちに、横浜ディフェンダーのミスをついて金崎が同点ゴールを叩き込んだ。

中村に自由にやらせて1点ですむなら、泳がせるだけ泳がせて、後半に期するというのはいい作戦ではないか。中村がボールを持った瞬間にダッシュ。パスを受けにいく。何度も何度もやっていたら、これって疲れるのではないか。ど素人のテレビじじいの妄想かな。俊輔ファンに怒られるかな。

時差1時間の仙台で楽天が逆転サヨナラ勝ち

2010-09-18 22:45:28 | 野球
楽天の逆転サヨナラ勝ちを観戦した。ロッテは「勝つためのクローザー」(放送席)小林宏が打たれたんではしょうがない。プレーオフ争いで日本ハムと並んでしまった。

諸般の事情から、見始めたのは九回裏2死走者2塁の場面からだった。鉄平が足に死球を受けて1,2塁。山崎の左前打で同点。中村紀の右前打で、鉄平がぶつけられて痛い足をぴょこんぴょこんさせながらサヨナラのホームを踏んだ。

それにしても8回投げて2-2で頑張った岩隈ではなく、九回にリリーフしてホールドできず1点取られた青山が勝利投手だというのは、ほんとに不思議なルールだ。

それにしてもが続いてしまうが、「この放送は9時6分までお送りします」と繰り返すアナウンサーはなんだったのだ。俺んちと仙台とは時差1時間あるのか。試合が終わったのはもうすぐ午後の10時だったよね。

阪神の歴史的瞬間を見られなかった

2010-09-17 08:48:57 | 野球
大雨警報下の横浜-阪神戦。これは大変だとチャンネルを合わす。

なにしろ金本が先発していない。

案の定、六回表の守備についた横浜ナインが呼び戻されてしまった。中断だ。

ベンチで城島と談笑する金本。一人大写しの金本。画面は大変な事態に反応しているのに、放送席はちっともその話を持ち出さない。

試合は成立していてこのまま降雨コールドだと、金本の連続試合出場が途絶えるのに。

しかしテレビじじいも勝手なもので、どうやら雨は上がるらしいところでチャンネルを変えてしまった。

金本は九回に代打して記録は続いた。

ニッカンにだまされた気分

2010-09-16 08:33:54 | 日記
最初に日馬富士に謝ってしまいます。

あらぬ疑いをかけて申し訳ありませんでした。

たまにスポーツ紙でも読もうかと、売店でながめる。巨人も阪神もいらない気分。「日馬」の大見出しが目についた。

また何か不祥事?

手に取った瞬間、間違いに気づいた。日馬富士が来年、モンゴルからの留学生と結婚するというめでたい話題だった。

勘違いしたテレビじじいがおめでたかった。ここまで信用をなくしたのが悪いんだから、相撲協会には謝らない。日刊スポーツにももちろん謝らない。誤解されようが何されようが、1部売れたんだもね。

やわら議員 胸張っておけ

2010-09-14 17:33:49 | 日記
きょうは民主党代表選を生中継で観戦。テレビじじいが思っていたより大差で 菅首相が勝った。

それにしても民主党の国会議員って! 小沢200票に対し、菅206票が意外にも上回ったが、ほぼ半々の支持率。全国の党員、サポーター、地方議員の3カ月前に辞めたものがなんでという良識と比べて、不思議な不思議な投票だった。

退場する議員たちの中に、心なしか表情虚ろなやわら議員。昨夜の柔道世界選手権男子無差別級決勝で、両者ポイントがないまま延長が終了した時、旗判定を待つ上川に篠原監督がかけた言葉を思い出した。「胸張っておけ!」。放送席は審判の受ける印象が違うから、と説明していた。

さすが元世界チャンピオン。やわら議員は、小沢敗戦にも背筋を伸ばし胸は張っているように見えた。こんなに票が割れたのでは、菅首相の言う「ノーサイド」にはなりそうもないし、これから延長戦に臨むわけだな。

NFL3新人QB ほろ苦デビュー

2010-09-13 10:29:13 | NFL
今季はNFLをまじめに観るか、と思っていたのが、開幕戦のセインツ-バイキングを見事に失念。けさはけさで早朝試合につきあえず4Qだけになってしまった。これからのカウボーイズ-レッドスキンズも相変わらず元気な解説の後藤さんの顔を見たところでパスしてしまいそう。

いい加減リサーチだけれど、新人QBにはほろ苦デビューだった。

一番ましだったのはオクラホマ大からドラフト全体1位指名でラムズ入りしたブラッドフォード。何しろスターターだ。253ヤード投げて1TD。カージナルスに13-17の惜敗だった。インターセプト3が響いたのかどうか。

ブロンコスのティーボウは故郷に錦は飾れなかった。ジャクソンビル育ちでフロリダ大のスター。 ジャガーズ戦でちょろっと顔見せ。ドラフト前欠点を指摘されたパスは投げさせてもらえず、QBラン2回で2ヤード獲得。あとはWRで1度出場にとどまったそうだ。チームも敗戦だった。

かわいそうだったのはノートルダム大からパンサーズ入りしたクラウセンだ。自陣前からの攻撃で主戦QBがサックを受け負傷し、急きょ登場。エンドゾーンの中に立ってのプレーとなった。危うくサックされそうになりながらパスを投げるのが精一杯。2度不成功でパントになった。こんなピンチにいいところを見せればスターターになれる。チャンス!だったけど、そこまで期待するのは酷なのだろう。

3選手とも初戦でデビューできた。運を持っているかもしれない。