テレビじじいの観戦日記

いろいろ幅広く

チーフスファンにもったいないXmasプレゼント

2016-12-27 17:41:00 | NFL
第16週のサンデーナイト、ブロンコス10-33チーフス。他チームの結果でプレーオフ進出が決まっていたチーフスがのびのびとプレーして、スーパーボウル覇者ブロンコスの一縷の望みを断ち切った。

TEトラビス・ケルシーの大活躍が目立った。WRタイリーク・ヒルもランニングバックとして使われて70ヤードランTD。すごい新人だ。だけど欲を言えば、パントでもパスでも捕球がもっと確実ならなあ。

試合終了間際、ブロンコスのゴール前2ヤードでチーフスの3rdダウン。157キロとかいう巨漢ディフェンスタックルのドンタリ・ポーが入ってきた。ショットガンのQBの位置へ。巨体を活かして突っ込みTDを奪う作戦だ。

と思ったら。

スナップを受けたポーは、1歩前に走って突進する姿勢を見せた後、2歩目をぴょんと踏み切るようにして、ボールを相手選手の頭越しに投げた。バスケットのジャンプシュートみたいな感じ。TEディミトリアス・ハリスがキャッチしてダメ押しのタッチダウンにした。

日テレG+解説の大橋誠さん。
「地元ファンへのクリスマスプレゼント」と言ったあと、「もったいないプレーですけれどね」。

何がもったいない?

「プレーオフに取っておいて勝負どころでやってもいいと思うんですけど」。

なあるほど、チーフスは奇襲作戦をここでみせてしまった。もう使えないというわけだ。テレビじじいにもよく分かる解説でした。

競馬ファンの実力見せた有馬記念

2016-12-26 11:29:19 | いろいろスポーツ
クリスマスの有馬記念は人気馬が上位を占めた。ということは沢山の人が的中したわけで、ハッピーホリデー!

1着1番人気サトノダイヤモンド、2着2番人気キタサンブラック、3着3番人気ゴールドアクター。
ずっと1番人気だったキタサンブラックにサトノダイヤモンドが迫ってきていると、フジテレビが放送していたんだけど、レース直前にサトノダイヤモンドが2.6倍、キタサンブラックが2.7倍と逆転した。

お見事。日本の競馬ファンの実力を見せつけた。有馬記念で、ファンがこんなに見事な予想をしたのは1977年以来だというから、競馬は難しいってことでもあるんだけれど。

1着1番人気2.0倍テンポイント、2着2番人気2.2倍トウショウボーイ、3着3番人気グリーングラス、4着4番人気プレストウコウ。
出走8頭だったとはいえ、昔のファンもすごかったな。

2着トウショウボーイは前年優勝馬で天馬と呼ばれた。鞍上は名人タケクニ。今回2着のキタサンブラックに騎乗した武豊の父親で、今年亡くなった武邦彦元調教師だったんだ。

悲運の貴公子テンポイント、翌々年引退レースで有馬を勝ったグリーングラス。同世代の3強それぞれに物語があった。

テレビじじいはついつい昔話をしてしまう。

竜王戦、渡辺が早い時間に防衛

2016-12-22 16:51:06 | 将棋
第7局までもつれ込んだ竜王戦七番勝負、渡辺明竜王が丸山忠久九段を破り防衛した。時々プレミア会員に追い出されながら、ニコニコ生放送で午後4時前の終局場面を目撃できたのは幸運だった。午前中から渡辺の評判がよく、差が広がるばかりだったようだ。

終局が早かったので、大混雑する前だったのかな。

この対局初日の前日、A級順位戦で三浦弘行九段が行方尚史八段に対し不戦敗となっていた。ソフト不正使用疑惑がなければ三浦が挑戦者。第7局があれば、行方戦は別の日に変更されたのだろうな。

いま1勝5敗。休場明けの残り3局で巻き返して残留を決めれば、疑惑も吹っ飛ばす快挙?になるのかな。順位が上の佐藤康光、森内俊之の両九段が1勝5敗で苦闘しているのとの勝負になる。


嫌がらせもなんの、タイタンズ逆転さよならFG

2016-12-19 17:20:26 | NFL
第15週タイタンズ19-17チーフスは面白かった。

これまでの最長が54ヤードというタイタンズのキッカー、ライアン・サコップが最後の最後、入れば勝ち、外せば負けの53ヤードFGの場面に引きずり出された。

氷点下17度とか言っているし、キックオフの距離も出ていなかったし、チーフスの勝ちだろうな。

蹴った。距離が足りない。チーフスが逃げ切った、と思ったらタイムアウトだという。蹴る直前にチーフスがとった。よくやる嫌がらせだ。微妙なキッカーへの心理的なゆさぶりだ。

だけど、1回目が練習になっちゃったんだな。サコップは2回目のキックをきっちり決めた。

近藤祐司さん。「今度はどうだ。距離は出ている。グ~~〰〰ッド! タイタンズ逆転」。
テレビじじいが近藤さんの名前を覚えたのは、「イッツグッド」のアナウンスからだったんだけれど、あれだけ長く叫んだのは初めて聞いた。

河口正史さんは、その脇で「おおっ入った。ハッハッハッハッ。すごい」と笑ってる。

チーフスを応援しながら見ていたんだけど、途中のああだこうだを忘れさせる爽快な幕切れだった。

ロナウドを押さえ込んだ鹿島大健闘

2016-12-18 23:46:03 | サッカー
クラブワールドカップ決勝レアル・マドリード4-2鹿島を堪能した。

ハットトリックのクリスチアノ・ロナウドを完全に押さえ込んだ、なんて言ったら非常識?

でも、90分に限って言えば、ロナウドはPKの1点だけだったんだ。

今夜も岡田武史さん、都並敏史さん、ピッチから城彰二さん解説の日本テレビが楽しかったんだけど、ロナウド冴えないなあという声が聞こえていたもの。

「先取点で緩んだ、いけるんじゃないか」と岡田さんは明るく語る。その通り、柴崎岳の驚異的な2ゴールで鹿島は一時勝ち越した。

延長戦でロナウドにねじ伏せられてしまった。世界一の選手なんだからしょうがない。

世界一のチーム相手なんだからしょうがない、とは思わずに本気で勝ちにいった鹿島は素晴らしかった。

「世界は見ましたよ。イエローカード、レッドカードのことを含めてね」と岡田さんが締めくくったとおりだと、きょうのところは気持ちよく夢を見ておこう。サッカー日本のホントの実力がまだまだ足りないのは分かっているけれど。

甲子園ボウルの謎が解けた、ような

2016-12-18 09:52:24 | NFL
あれから1年、謎が解けた。昨年の甲子園ボウル、早大はフィールドゴールが入れば勝利の場面でキックが外れ、1点差で敗れた。「泣くなキッカー」とこのブログに書いた。スポーツマンらしくない行為の反則などで罰退となり、FG安全圏から外れたのが悪かったのだ、と。52ヤードを外したキッカーのせいではないと思ったのだった。

その時、<アンスポーツマンライクコンダクトって何をやったのだろう。テレビを見ていても分からなかった。喜びのパフォーマンスをやりすぎたのかなあ。>と書いた。

12月17日の朝日新聞夕刊で、疑問が氷解した。サイドラインで選手を鼓舞していた米式蹴球部のグレアム・ロー部長(早大教授)が、味方の独走の際、興奮して前に出すぎ、走ってきた審判と接触したのだという。

さて、謎は解けたんだけど、もう一つの謎が残ったままだ。

このことは当時のNHK実況や新聞記事、あるいはネットの情報で分かったことだったのだろうか。テレビじじいがボケをやって、見過ごしていただけなのだろうか。恥ずかしながら、それが謎なのだ。

今夜も楽しく鹿島決勝進出

2016-12-14 23:09:34 | サッカー
クラブワールドカップ準決勝アトレチコ・ナシオナル0-3鹿島を今夜も楽しく日テレで。

都並敏史さん解説、岡田武史さんゲスト解説、田中毅アナウンサー、ピッチから城彰二さんの顔ぶれ。

「よしよし入らない」「素晴らしいシュートだったけどきょうは入らない」「きょうは入んないです」「入んない!」神がかった岡田さんの言うとおり、前半、ピンチを全部しのいじゃった。

鹿島のFK。あれ、足を引っ掛けられて倒れた。ああいうのはPKじゃないのね。テレビじじいは半ば納得していたら、しばらくしてゲームが止まった。

「FIFA主催大会で初めてのビデオ判定」と田中アナ。遅ればせながら鹿島がPKを獲得した。

土居聖真が決めて、前半を1-0のリードで終えた。

さて、岡田さんのご託宣は「後半は分かりません」だったけれど…。

「遠藤(康)フリー、遠藤フリー」の声とともに柴崎岳のパスが通って「きた。よしきた。!!!!!(聞き取り不能)」と2点目は都並さん?の絶叫とともに。

「出たくてしょうがない」(城さんの声?)鈴木優磨が交代出場してゴールを決めると、「クリスチアノ・ロナウド!」と田中アナ。点を取ったらと宣言していたとおり、鈴木がCロナのパフォーマンスを真似したのだ。短い出場時間で得点するなんて、カープの鈴木誠也みたいに神ってませんか。決勝戦も楽しめるかな。

プレイヤーオブマッチにはGK曽ヶ端準が選ばれたらしい。文句なしだけど、岡田さんが[MVP」と言っていた昌子源もこんなにやれるディフェンダーだったのだと感心させられた。

ホイっホイっ、また入れたよ金崎、4強入り

2016-12-12 09:33:25 | サッカー
クラブワールドカップ準々決勝の鹿島(開催国枠)2-0マメロディ・サンダーランズ(アフリカ)は、BS日テレ寺島淳司アナウンサー、都並敏史さん、北澤豪さん解説で楽しかった。

前半はGK曽ヶ端準の好セーブばかり目立った。鹿島のシュートゼロ。

ハーフタイムで何を修正したのか。後半は鹿島が押す展開になった。

マメロディの両ボランチを抑え、いいパスが出せないようにしたところが良かったという。石井正忠監督を激賞するうちに交代選手も活躍した。

勝ちムードになると、こんな調子の声が聞こえてくる。

「金崎(夢生)に行った。ホイっ、ホイっ。また入れたよ金崎すごいね。」
ホイっ、ホイっのところで何が起こっていたかというと、相手ゴール前で金崎がワイドオープンになってパスを受け、シュートをしたのだ。

若い鈴木優磨が出てくると、「股抜きを狙ったよ」「また狙った」「3度続けてだよ」
大胆なプレーを楽しんでいる。

準決勝のアトレチコ・ナシオナル戦もこんな具合にやれればなあ。

やったあタイリーク・ヒル

2016-12-09 21:46:03 | NFL
第14週サーズデーナイト。すごいやつと覚えたばかりのチーフスWRタイリーク・ヒルがやってしまった。
開始直後、レイダーズがパントの場面になって、リターナーはヒル。捕球し損ねてぽろり、ターンオーバーとなった。FGで3点取られた。

リターン、ラン、パスキャッチでタッチダウンした第12週ブロンコス戦のメッキが剥がれたか。

ところがところが。36ヤードのパスキャッチで逆転TDを決め、さらに78ヤードのパントリターンTDを決めるとは。速いぞ速いぞ、やったあヒル。

大失敗スタートが、終わってみればレイダーズ13-21チーフスの勝利の立役者になり、チーフスはAFC西地区の首位に浮上した。

この試合の中継でゲイル・セイヤーズってすごいやつだったんだと再認識させられた。新人で3種類のTDをしたのは、1965年以来だってことだったんだけど、2人の対照表が画面に映し出されたのだ。なんとセイヤーズは、ランのTDを4回もしていたのだ。すげえ。

タイリーク・ヒルにお墨付き(後編)

2016-12-05 18:37:14 | NFL
テレビじじいはボケっと見ていたもんで、前編で書いたタイリーク・ヒルの3つのタッチダウン、同じ選手がやったんだなんて思っていなかった。

3つ目のTDで、放送席が何やら言っている。新人が1試合でリターン、ラッシュ、パスキャッチTDを決めたのは1965年のゲイル・セイヤーズ以来だというのだ。

ティーボウイングが話題になったころ、このブログに
The Lord is first, my friends are second, and I am third.
という信心深いセイヤーズの言葉を引用したことがある。
ベアーズの偉大な殿堂入り選手に並ぶ記録を打ち立てたわけだ。

ところがところが、ヒルはカレッジ時代の2014年に、妊娠したガールフレンドへの家庭内暴力が発覚して、チームを追われたことがある、なんてことをウェブで見つけてしまった。

危なっかしいと各チーム手を出さなかったらしいんだけど、今年のドラフトでチーフスが勇気ある指名に踏み切った。生まれた子を可愛がり、態度も改まったのだろう。

この試合の活躍で、ヒルは第12週の「AFC攻撃選手」に選ばれたそうだ。過去に問題を起こしたヒルに対し、もう大丈夫というNFLのお墨付きが出たんだと、テレビじじいは思った。

タイリーク・ヒルにお墨付き(前編)

2016-12-05 18:34:17 | NFL
第13週、我がテレビ環境で生中継を見られたのは、
ドルフィンズ6-38レイブンズ
パンサーズ7-40シーホークス
の2試合のみ。大差で盛り上がらなかったので、第12週で見たすごい選手のことを遅ればせながら。

チーフス30-27ブロンコス。大熱戦。録画して見ていたんだけど、延長戦になりFGを取り合って同点のまま、残り時間2分47秒で録画が終わってしまう大ぼけをやらかしてしまった。日テレG+はきっと放送時間を延長して最後まで中継したんだろうに。

この後62ヤードだったかのFGにブロンコスが失敗。チーフスが34ヤードのFGがポールに当たりながら向こう側に跳ね返って入り、さよなら勝利となった。これはハイライトを探して見るハメになった。

すごい選手の話がそっちのけになっちゃった。

チーフスの攻撃は前半、すべてパントで終わったのに9-3でリードする不思議な試合。
セーフティーを取った後のフリーキックをタイリーク・ヒルが86ヤードのリターンTDをあげたからなのだ。キュッと曲がったと思ったら後は一直線。速い速い。ジュニア時代、追い風参考だけど100メートル9秒台を出したことがあるんだそうだ。

ヒルは3Qに一時逆転の3ヤードTDラン。さらに8点を追う4Q残り15秒にエンドゾーンに座り込むようにしてアレックス・スミスからのパスを受けてTD。

2点コンバージョン成功で延長戦に持ち込む殊勲のタッチダウンだった。

C大阪「ただいまJ1」

2016-12-04 20:58:51 | サッカー
「降りしきる雨の中、歓喜が訪れたのはセレッソ大阪でした」(NHKBS)…J1昇格プレーオフC大阪1-0岡山は、セレッソが圧倒的にボールを支配し、実力通りの勝利に思えた。

けれど、柿谷曜一朗はピッチに仰向けに寝て、顔を隠したまま起き上がってこない。泣いているらしい。

山口蛍も涙を流していたとインタビューアー。

よっぽどの重圧だったのだろう。

ブラジルサッカーチームのチャーター機墜落の犠牲者に黙祷し、試合前、みなでケンペスの9番のユニフォームを着ていたC大阪。柿谷の初ゴールは、ケンペスのシュートのこぼれ球を押し込んだものだと、確か放送席が言っていた。

衝撃は大きかったろう。それもはね返した勝利だった。

決勝点の清原翔平は、J3時代に自チームをJ2に昇格させる原動力になった選手だそうだ。今度はJ1昇格。

「決められて本当に良かった。体験したことがないので、J1で戦えるよう準備したい」。選手の体験によって談話の内容も変わる。初々しい。頑張れと言ってあげたくなった。