テレビじじいの観戦日記

いろいろ幅広く

ハマの番長がこれほど愛される選手だったとは

2016-09-30 08:27:58 | 野球
横浜ひと筋25年、ハマの番長こと三浦大輔の引退セレモニーをじっくり。

三浦という投手は、テレビじじいにとって歯がゆい選手だった。一度だけ日本一の美酒は味わったものの、アンチ巨人ファンにとってどうも頼りにならない印象があった。

引退セレモニーのあいさつで「しかし、いっぱい負けました」と三浦が言ったところに、つい、そうなんだよなと反応してしまった。ご免なさい。

リーゼントに決め、「ハマの番長」の異名。これもおどろおどろしいと思っていた。

満員の客が帰らないで、口々に番長ありがとうと叫んでいる。涙にくれるファンもいっぱい。

TBSチャンネル解説、牛島和彦さんの「リーゼントとピッチングはカッコつけているけれど、ほんとは真っ正直な男」の言葉が、背番号に合わせた18回!の胴上げを見ているうちに分かるような気がしてきた。チームメイトにも愛されてるんだなあ。ご苦労さまでした。

先に王手をかけたけど、木村一基八段、日本ハム

2016-09-27 22:39:33 | 将棋
将棋王位戦は先に王手をかけた挑戦者木村一基八段が第6、7戦に連敗し、羽生善治王位が6連覇した。通算18期。46歳の誕生日に、自ら大きなお祝いをした。

パ・リーグは先に王手をかけた日本ハムが西武に敗れ、ソフトバンクがロッテに勝ったので、優勝はお預けとなった。

先に試合の終わった日本ハム選手たちは西武プリンスドームの大画像でロッテの追い上げを観戦。八回ロッテが2つの押しだし四球で追いつくと、九回表ソフトバンクは2つの死球を足がかりに、スクイズで勝ち越し点をあげた。なんか冴えない終盤だった。

朝刊のテレビ欄で、NHKはやらないのかと失望したんだけど、BS1で日本ハム戦を緊急生中継をしたのはよかった。それどころかサブチャンネルでソフトバンク戦も中継したのは、とてもよかった。

大谷翔平が先発投手だという明日の試合も、当然中継するんだろうな。

河口・近藤コンビでバイキングス戦を楽しむ

2016-09-26 12:36:44 | NFL
第3週バイキングス22-10パンサーズ。3連勝を見た。今年はバイキングスを応援しようかな。

主題曲のメロディーはなぜか知っていても、中身はなんにも知らなかった昔のテレビドラマ「大草原の小さな家」を春から見ている。第3シリーズまで追いついた。その舞台がミネソタ州の片田舎、というだけの淡い理由なんだけど。19世紀後半、神を信じ、額に汗して働くまっとうな一家の物語だ。

主戦QBを今季故障で失っても、急きょ契約したサム・ブラッドフォードが堅実なプレーを展開する。派手なRBエイドリアン・ピーターソンが半月板損傷手術で全治4カ月になっても代役が頑張る。強力な守備でカム・ニュートンを8回もサックする。ミネソタ・バイキングスって額に汗しているチームだなあ。

GAORAの放送がなくなって、もう見られないのかと思っていた河口正史さん解説、近藤祐司さんMCの名コンビ。「NFLオン日テレG+」と近藤さんが叫ぶ。昨季までと局名が変わっただけのオープニング、「初登場となりました。近藤祐司です」と改めてのごあいさつで始まった。

よく近藤さんが「CBSの最強クルー」と呼んでいたフィル・シムズとジム・ナンツのコンビもG+でこの前放送していたし、関西の名解説陣を失ったのは痛いけど、まあ、こんなものか。

問題なし、ペイトリオッツ圧勝

2016-09-23 16:02:06 | NFL
第3週サーズデーナイトは2連勝同士のテキサンズ―ペイトリオッツ。ホームとはいえペイトリオッツはQBが大変。トム・ブレイディが4試合出場停止中のところへ、代役ジミー・ガロポロが前週負傷した。QBは3本目のQBジャコビー・ブリセットが先発した。ドラフト3巡指名の新人だ。万が一ブリセット故障となったら、WRジュリアン・エデルマンをQBにする予定なんだという。

テキサンズには、ペイトン・マニングの跡を継がずにブロンコスから移籍したQBブロック・オスワイラーがいる。

おおかたの予想はテキサンズ有利だったんだけど、結果は

テキサンズ0-27ペイトリオッツ。

ブリセットは27ヤードTDランを決めるなどけっこう走れるし、堅実なプレーを見せた。

それにしても、ペイトリオッツははしっこい。

今季、タッチバックが20ヤードから25ヤードに変更された。エンドゾーンからキックオフリターンするのと25ヤードのタッチバックではどちらが得か、と考えたら無条件でもらえる25ヤードの方を選ぶだろう。そうすればリターンを試みる回数が減る。選手同士が激突して怪我や脳への後遺症の危険性が少なくなるだろう。

立法の趣旨?はそうなんだけれど…。

キックする側からすれば、エンドゾーンへ蹴り込んで無条件で25ヤードからの守備になるんなら、エンドゾーンギリギリに蹴ってリターンさせ、25ヤード以内に抑えた方が得するのではないか。

多分そういう理屈で、ペイトリオッツのKスティーブン・ゴストコウスキー(だと思う)は、リターンできる位置にキックしていた。

激突。テキサンズのリターナーは2回もファンブルしてボールを失い、ペイトリオッツの得点に結びついた。

ノー トム
ノー ジミー
ノー プロブレム

スタンドのファンが掲げていたカードの通り、はしこいペイトリオッツはブレイディ抜きガロポロ抜きでも問題なしだった。

栗山監督の手腕に乾杯

2016-09-22 22:56:51 | 野球
直接対決最後の2連戦で日本ハムがソフトバンクに連勝し、マジック6が点灯した。テレビじじいは、栗山英樹監督の手腕に乾杯したい。ホークスからすれば完敗かな。

9月21日の初戦に大谷翔平を先発させる、と早くから表明。指の故障から打者に専念していた大谷を、2度の先発慣らし運転に起用し、決戦に備えた。球数を50球とか80球とかに制限して登板させたのだそうだ。なかなか出来ることじゃない。用意周到だった。これもセンターオーバーを防いだ陽岱鋼の2度の美技がなければ正反対の結果になったわけで、紙一重ではあったのだけれど。

第2戦は、7月末から6連敗の有原航平を先発させた。この起用もみごとに当たった。大谷が「(登板翌日でも)あすは打席に立つ」とヒーローインタビューで言っていた通り、3番指名打者で先発した。有原は後半戦不甲斐なかったことに奮起したようだし、若い選手たちがすっかりやる気になっている。

僅差が続いて、優勝が決まったわけではない。けれど、この2連戦の栗山戦略は大成功だった。


マー君防御率1位、可哀想

2016-09-16 17:37:44 | 野球
ヤンキースの田中将大は、楽天時代も含めて初(Jスポーツ放送席)という奪三振ゼロで交代。変化球が落ちない(NHKBS)と心配されながら、7回4安打1失点の好投だった。

4点リード、14勝目の権利があったのだけれど…。

レッドソックス7-5ヤンキース。

後続投手がサヨナラ3ラン本塁打を浴びて、地区首位のレッドソックスに大逆転負け。

自己最高の14勝だとか、ア・リーグ東地区でワイルドカードどころか優勝も狙えるとか、ヤンキースの明るい未来。放送席の皮算用とも思えなかったんだけれど、吹っ飛んでしまった。

防御率が2.97になって、リーグトップに躍り出た記録は消えなかったけど…。

日テレG+はFG失敗2連発

2016-09-13 11:55:42 | NFL
NFL第1週。GAORA撤退で、生中継が半減。我が観戦環境では日テレG+の2試合のみになってしまった。2試合とも逆転フィールドゴール失敗で決着する大接戦になったのが救いだった。

ペイトン・マニング引退で初先発のブロンコスQBトレバー・シーミアン。トム・ブレイディ出場停止で初先発のペイトリオッツQBジミー・ガロポロ。新米の2人は、相手のフィールドゴールが決まれば負けのところまで追い込まれて、勝ちを拾った。

ペイトリオッツ23-21カージナルス。

残り41秒で、カージナルスのキッカー、チャンドラー・カタンザロが47ヤードの逆転FGを外して万事休した。

この失敗、どうもロングスナップが低くて、そこからリズムが狂ったらしい。

新人のカメロン・カナデイのミスだった。

大いに懸念されたペイトリオッツの新米君ではなく、カージナルスの新米君が戦犯に? 厳しい世界だ。

NFL開幕、国歌独唱に起立せず

2016-09-09 14:35:25 | NFL
待ちかねたNFL開幕。今年は米国歌独唱からばっちり見た。ブロンコスのラインバッカー、ブランドン・マーシャルが膝をついたままだった。

49ersのQBコリン・キャパニックがプレシーズンゲームで起立しなかった。警官による黒人射殺が相次いでいることに抗議した。

同調する選手はどのくらいいるのか。ネバタ大でチームメートだったマーシャルが公式戦第1号になった

数カ月前、俳優のきたろうさんがラジオ番組で、プロ野球を見に行ったら国歌演奏で起立しているのに驚いた体験を語っていた。なんで野球を見に行って国歌なの、と。テレビじじいは気が弱いので、ひとり座っているのにいたたまれず、売店でビールを買ったりしている。

本来、個人の自由のはずの国旗国歌が強制に近づいている。

ブロンコスは、起立するのを勧めるが、立たないという個人の決定を尊重するとしているらしい。国歌国旗国家に対する忠誠は、日本よりも強く要請されるようだから、起立しない選手の勇気ってすごい。銃の所有者は沢山いるし、撃ち殺されかねないもの。

スーパーボウルの再戦はパンサーズ20-21ブロンコス。公式戦でパスを投げたこともなかったブロンコスのQBトレバー・シーミアンがインタセプト2回にめげず、MVPQBのキャム・ニュートンに勝っちゃった。
残り6秒、パンサーズは50ヤードの逆転FGが外れた。マイルハイだから入ると思ったんだけれど。ブロンコスのキック直前タイムアウトの嫌がらせが効いたようだ。

脚つっても笑顔、延長後半15分山口同点ゴール

2016-09-08 23:28:28 | サッカー
昨晩の天皇杯サッカー2回戦福岡 2-2(PK2-4) 山口は面白かった。

後半の最後の方、1-1のところからNHKBSで見たら、目が離せなくなった。

失礼ながらレノファ山口FCなんてチームがJ2に昇格して、プレーオフ圏目指して頑張っているなんて知らなかった。これが強いんだな。パスを繋いでゲームを支配している感じ。

アビスパ福岡は、温存していた?金森健志や城後寿らテレビじじいでも顔を知っている選手を投入して盛り返した。

福岡が延長前半に勝ち越し点をあげて2-1とリード。逃げ切りかと思われた延長後半どん詰まりの15分、山口は星雄次が同点ゴールを押し込んだ。星はゴール前で立てない。脚がつっている。でも笑っている。

この流れがそのままPK戦に持ち越された。

山口ゴールキーパーの一森純が2本も止めて、3回戦進出を決めた。

「ジャイアントキリング」のアナウンスがあったけど、ちょっと大げさだな。J1最下位で残留へ苦闘する福岡とJ2上位にいる山口の対戦だったから。

それにしても、脚がつってもいい笑顔だったなあ。


ハリル監督は選手を乗せる言葉を、と評した松木安太郎さんに同感

2016-09-08 22:33:41 | サッカー
遅ればせながらワールドカップサッカーアジア最終予選タイ0-2日本。

NHKBSではなく、やかましいといいたくなるほど途切れない進藤潤耶アナウンサーのテレビ朝日にしたのは、解説松木安太郎さんのニッポン応援団長ぶりを聞きたかったから。

進藤アナは、やたらテンションを上げたりしない実況で、好感を持っていたんだけれど、もうちょっと黙ってくれ。

画面に映らなかったボールの行方について、「ラインを割りました」と教えてくれた場面があった。これは良かった。

解説は、いつもの松木節だった。リードしていたから、おなじみの「時間はたっぷりありますから」はきかずにすんだ。

ハリルホジッチ監督が映しだされた時、「選手が乗っていけるような言葉がほしい」と松木さん。その通り。日本の実力がなくて思い通りにならないんだから仕方ないんだけど、いつも厳格な教師のような鬼軍曹のような、はっぱをかけるところばっかりでは…。