イチローあと9本で教えられたこと

3000安打まであと10本のイチローはどうなったかな。カージナル戦をちらちらと。やっとネクストバッターズサークルにイチローが出てきた。

イチローが代打で登場した。おや、スタンディングオベーション。ビジターなのに。フロリダからはるばるとやって来たファンかな？

みんな赤いレプリカのユニホームを着ている。セントルイスのファンだ。

やっぱり日米通算などと言わない大リーグ記録には、ファンの思いも違うんだ。たとえ30人目でも。まだまだあと10安打でも。

出た！　あと9本に迫るヒットだ。

テレビじじいの思い込みで、セントルイスのファンの心理を曲解してしまった。テレビじじいは、日米通算記録についてはピート・ローズ氏と同じ意見だ。そのうち、高校からの記録も加算するのではないか…。

それで、さすが大リーグ通算記録の威力はすごい、と思ってしまったわけだ。

朝刊の記事でびっくりした。テレビでも言っていたらご免。

昨年、イチローが日米通算でタイ・カッブの4191安打を抜いた時も、セントルイスで祝福されたのだという。

純粋に偉大なイチローを見たい！見られた！と、感激しているのだった。

そういえばセントルイスは、42歳までプレーし3630安打、通算打率3割3分1厘の記録を残したスタン・ミュージアルの本拠地だった。だからイチローへの敬意も半端じゃない？　なんてこと持ち出すのも誤解かなあ。