彦四郎の中国生活

中国滞在記

座骨神経痛による痛みからの解放を求め続けたこの2カ月間余り➊―坐骨神経痛とは‥どんな症状なのか

2023-08-11 11:05:49 | 滞在記

 中国の多くの地方(南部・中部・東北部)に甚大な大洪水をもたらした7月下旬の台風5号、日本の沖縄地方や九州地方を長期間直撃しつ続けた8月上旬の台風6号、そしてお盆の期間に、東海・近畿・関東の各地方を直撃しそうな台風7号‥。1890年代からの観測史上最も暑い夏の猛烈な猛暑の日々‥。京都、三条大橋たもとの百日紅(サルスベリ)も満開の見頃を迎えた8月上旬。もうすぐお盆、そして8月31日(木)の中国渡航まで、あと3週間余りとなった。

 6月14日頃から坐骨神経痛の痛みで歩くことが難しくなり始め、16日には、その痛みはピークとなった。中国の薬局で漢方湿布薬や痛み止めの薬を買い、盲人推拿(すいな)店に行きマッサージなどなどをしてもらい、なんとか痛みを抑えながら、ほうほうのていで、6月25日に日本に夏休み帰国をした。

 日本に帰国した翌日から、7月下旬までの約1か月間は、ほぼ連日が医院通いとなった。(週に2〜3回は坐骨神経痛治療関連の医院、週に2回は歯科治療、そして他に、皮膚科や内科などの医院。8月31日には中国に戻るので、なんとか、8月中旬までには坐骨神経痛の痛みから解放されたかった。)

 腰の痛みは60代の前半から発症していたので、自宅からほど近い「大慈堂(熊野鍼灸院)」(京都府八幡市)にて、時々、治療をしてもらってはいた。今回の歩けないほどの痛みからの解放を求めての治療も、この大慈堂での治療が中心となった。治療に関して最も信頼できる、そして親身になって治療にあたってくれる、かかりつけの鍼灸院だ。(1回の治療時間は約1時間30分/料金は5500円※健康保険はきかない)

 もう一つ通ったのが、ネットで検索し、今回初めて通った大黒整骨院(大阪府枚方市)。6月30日に初めてこの整骨院に行ったのだが(京阪電鉄枚方市駅から、徒歩10分ほどのところにある)、駅から歩くと痛くなり、30分ほどをかけて着いたような状況だった。(1回の治療時間は約30〜40分間/料金は5000円※健康保険はきかない)  この整骨院治療でのアドバイスとして痛みを抑える治療効果があったと思えるのは、座骨の部位を中心に、1日に何度もアイスノン(氷水)で冷やすというアドバイスだった。

 腰の痛み、そしてそれがさらに悪化した坐骨神経痛(脊柱管狭窄症/すべり症)で悩む人は、特に高齢者ではけっこう多いようだ。よく見かける、杖をついて歩く人や、腰を曲げて歩く人などなど、足腰のなんらかの問題をもつ人たち‥。

 坐骨神経痛とはどんな病気なのか‥。その治療は‥。朝日新聞などにもよく、紙面に大きく掲載もされている。要するに、骨盤のすぐ上部にある坐骨(背骨)に問題が起きて、坐骨の中を通っている神経管が狭められて、神経を圧迫することから生じる痛みだ。なぜ坐骨に問題が起きるのか?それは、坐骨を支える周囲の筋肉の衰えなどから生じる。この坐骨からお尻や太腿、ひざ下の足の部分に神経がそれぞれの坐骨の位置から神経が出ているので、お尻・太腿・ひざ下などがしびれ、痛みが生じて歩けなくなるもなるというのが、坐骨神経痛という症状だ。

 親戚の人にも勧められ、京都市内にある丸太町病院(総合病院)の整形外科にも、7月7日に初めて行った。この日はレントゲンで、骨盤や坐骨などを撮影された。そして、11日には生まれて初めてMRIという検査を受けた。7月14日に、これらの検査結果から、坐骨神経痛の症状について説明を医師から受けた。初診の時から、「ああ、この若い男性医師は、あまりやる気のない、患者の気持ちに寄り添えない医師だなあ‥」と感じてはいたのだが‥。

 14日の日に、私は「私の症状は今の説明で或る程度分かりました。この病院と連携しているリハビリセンターでの治療を受けたいのですが‥」と言うと、その若い医師は、こういった。「センターで治療しても効果はありません‥」。その一言だった。そして、「痛み止めの薬を出しておきます」と‥。私は、「ああ、悪い医者にあたってしまったなあ‥」と思うだけだった。(そして、「次回は1か月以上経過した8月18日に来院してください。痛み止めの薬を3カ月間分出しますから」とその医師から告げられた。)■丸太町病院のように整形外科(西洋医学)にて診察を受けることも必要かとは思う。レントゲンやMRIのような検査で、骨盤や背骨・坐骨の状況を視覚的に知ることができるからだ。

 その後、大慈堂鍼灸院を中心に、補助的に大黒整骨院にて、通院治療を続けた。要するに坐骨(背骨)周囲の筋肉が弱いので、毎日、大慈堂からアドバイスされた4種のストレッチをしたり、大黒整骨院からのアドバイスによる氷水冷却をしたり、そして、(日本に帰国して3週間余りが経ち、かなり坐骨神経痛の痛みが軽くなってもきていたので)、7月中旬からは毎日、早朝のラジオ体操会に参加し続けてきた。治療には、全身運動をして、筋肉の柔軟性を高めたりして血行を良くすることも含まれている。

 そして、ついに、8月5日頃から、坐骨神経痛によるお尻や足の痛みが出なくなってきた。(左足のひざ下から足首までのしびれはあるが‥) 6月中旬から、坐骨神経痛による痛みからの解放を求め続けて約2カ月間余りが経過した昨日8月10日、京都の丹波山系の雲ケ畑という鴨川の源流域にある寺院に行った。その寺は山中にあり、長い階段を登る箇所もあったが、坐骨神経痛の痛みは発症しなかった。

■いろいろな治療方法の中でも、ラジオ体操への毎日の参加ということも、かなりの治療効果があったのではないかと思っている。次回はそのラジオ体操のことについて記したい。

 

 

 


コメントを投稿