彦四郎の中国生活

中国滞在記

公園の池で泳ぎ始める若者も―気温35度の真夏日が続いて1週間―

2015-04-06 10:41:05 | 滞在記

 大学の藤棚が満開を迎えた。昨日、日曜日の朝に、中国語のCDを聞きながら、宿舎近くの河川公園を散歩していると「ショウブ」の花が咲いていた。暑い真夏日が1週間以上続いている。気温は連日・最低22度から最高35度となり、外に出ると汗が流れてくる。暑さにとても弱いので、今の日本の気温が恋しい。まるで、「梅雨なのに雨がまったくない、日本の6月下旬」みたいだ。

 宿舎のある大学の旧キャンパスの樹木の一部は、黄色い葉を落とした後に赤い花を咲かせている。サッカーボールを大切そうに持っている子供がいたので、「我们一起踢足球吧」と言いながら、サッカーボールのパスをした。ハイビスカスの花も咲き始めている4月5日の朝。

 宿舎に一日いるのも暇なので、午後2時ごろからバスを乗り継いで、市内にある「温泉公園」に久しぶりに行ってみた。3時前に公園に着いた。公園の正面入り口は、ローマ風の門がある。暑いので、噴水が少し涼しさを感じさせる。

 公園内の奥に行くと、水連の花が咲いていた。森の中に入っていくと「桜の木々にサクランボ」を見つけた。少し食べてみた。おいしい。ちょつと「桜見」ができたような気がして、心が落ち着く。卯の花が満開となっていて、匂いが漂っていた。

 さらに公園の奥にいくと、森の中の雰囲気。「寿山石」という赤っぽい石の大きな工芸や石像などがいたるところに置かれている。この福州は「石の工芸」が盛んな町でもある。

 水辺のある森の中で、水を求めるたくさんの人がいた。あまり美しくない池の中で泳いでいる若者たちがいた。まあ、こんな水の中でよく泳ぐものだと感心してしまった。それぼと、暑い日々なので、泳ぎたい気持ちはよくわかる。

 4月3日の夜、中国でも「皆既日食」が見られた。新聞掲示版にこのことがニュースとして掲載されていた。私も3日の皆既日食を見た。月が欠けていき、月が完全に欠けた後に、だんだんオレンジっぽい月が再び現れてきていた。夕方の5時ころ、公園の近くで「吉野家」を見つけたので、夕食に「豚どんぶり」を注文した。おいしかった。

 宿舎近くのバス停で下車すると、パイナップルが売っていた。3個10元(約200円)。パイナップルは「皮をむく」のが大変だが、中国では、上手に皮をむいたものが売られている。3個買った。イノシシの毛がついた肉が路上で売られていた。
 暑い一日だったが、明日も暑いだろうな。こんな日々が10月下旬まで続くので、私にとっては忍耐がいる。緯度的には、尖閣列島や沖縄の那覇とほぼ同じなのだが、福州のほうがかなり蒸し暑い。