てんてんのタイムスクープ!

~アジアの伝統文化に触れて~

けんぱくボランティア~遣明船に乗ってみました~

2019-03-24 | プチ旅・遺跡探索

けんぱくボランティア総会に出席しました。

久しぶりの博物館は新しい企画展示が新鮮でした。菅茶山関係の資料はじっくり時間をかけて見る価値がありそうです。
......とか言って菅茶山の事まだちょこっとしか知りません('ω')

国の重要文化財の資料であるため続けて60日以上展示できないらしく、次々と入れ替わるそうです。膨大な数で2年間くらい同じものは見れないらしい。展示が入れ替わらないうちに改めて来なければ

遣明船のVR乗船体験というのも初めてでしたが、これ最高に楽しかったですこれでお客さんを呼んで、草戸千軒の常設展まで引き込む作戦がいいかも




船の先端に立って見る風景がリアルで美しかった~


矢は一つも的に当たらず0点でした( ̄д ̄)
館長さんはなんと90点という記録を持っているそうです。そうとうやっとるな



現在開催中の企画展「小学校の教科書のあゆみ」もなかなか興味深い展示内容でした。

写真OKな部分。

この音楽の教科書は昭和49年と平成7年と平成15年のものです。あまり変わっていないところがイイネ。

若い頃から心が折れそうな時にはここの博物館に来ていました。
自分が生まれ育った同じ場所で遠い昔に生きた人々の暮らしや痕跡を感じていると、今という時間があっという間で大切なものだと気づきます。
そうしていくらでもある選択肢を模索しようとまた前向きになれていました。

ここの博物館にはそんな恩があります。
ボランティア解説がちゃんとできるようになるには勉強が必要だけど、早く活動ができるように頑張りたいです。

PS.4月からミュージアムショップがリニューアルするそうです



高澤寺の秘仏

2018-12-02 | プチ旅・遺跡探索
井原市美星町の高澤寺の秘仏が御開帳されていました。

50年に一度しか開帳されない「木造薬師如来坐像」です。
修復に伴い18年ほどイレギュラーな公開だそうです。

檀家である琴さんに案内していただいたので、ま近でゆっくり拝観でき、お寺の方に興味深いお話もたくさん聞かせていただけました。


お寺の前の道です。結構高い場所まで車で上がりました。











秘仏であるがゆえに長い年月の間に木がやせて細くなっているのを磨き、麻布を何重にも重ねて修復するのだそうです。

高澤寺に所有されている宝物には市指定重要文化財の神像4躯や木造の狛犬などもあります。

冠をかぶった珍しい釈迦如来像も拝観できました。

備前日帰り旅行~和気神社・八塔寺ふるさと村~

2018-11-14 | プチ旅・遺跡探索
紅葉が見頃近くて遠い備前を散策してきました。

垂仁天皇の子孫、和気氏ゆかりの和気神社。




和気清麻呂とその姉の広虫姫の伝説で有名な神社です。

和気神社 ←和気神社公式サイト

以前、正倉院展で見た道鏡の迫力ある筆跡を思い出しながら「道鏡事件」の真相を想像したりしました

狛犬ではなく狛いのししが門前と拝殿を守護しているのが珍しくて、来年の干支の年賀状写真を撮ってきました


お昼ご飯は、神社からすぐ近くのイタリアンレストランレマーニで。
かわいい山羊さんがお出迎えしてくれるレンガ倉庫の素敵なレストランでした。





レストランから20分ほどのところ、茅葺屋根の家がたくさん残っている八塔寺ふるさと村を散策しました。

標高の高いところにあるのどかな村には古い歴史がいっぱいです。今日は紅葉をめでるだけにして、またいつかゆっくり歩いてみたいと思いました。






残り時間はキリンビール岡山工場へ。



仕事がら工場見学は興味深々でした。ふだんお酒は飲まないけど、さすがに見学の後は友人が飲むビールが美味しそうだった。


備前、なかなか面白いな

初解説...の練習

2018-09-11 | プチ旅・遺跡探索
ふくやま草戸千軒ミュージアムの企画展『世界を驚かせた~日本人の地図づくり』を観覧しました。

その日は学芸員らしき方と地図に詳しそうな方々の集団に紛れて解説を聞くことができてラッキーその中には資料を提供された方がおられたようで、「これを手に入れるのが大変だった~」とか話されていました。

今までは自称歴史好きといいながら地図に本気で興味がもてなかったのだけど、地図には歴史背景がたっぷりと現れているんですねぇ~

今回の展示はとても貴重なもの。
日本列島の形がきちんと残っている地図としては最古の可能性がある新発見資料の「行基図」もあります

よくわからなくても、見といて得したわぁ~って感じ( ̄▽ ̄)

9/24まで開催しています。

ふくやま草戸千軒ミュージアムの企画展


企画展を見た後は、常設展で友人にお客さんになってもらってボランティア解説の練習をしました。

質問されると答えられないことが多くて自分が何を知らないのかを知る勉強ができました。
でもとにかく私の大好きな場所「初夏の夕暮れ時の草戸千軒」を友人も興味を持ってくれて嬉しかったわ


とてもリアルな展示の仕方で、船着き場の覗かないと見えないところにカエルがいたりするのだけど、それを探す私も、落ちたらヤバイと恐る恐るです

教えてあげないと気づかない、細かい細工が他にもいっぱいあって、つっこみどころもいっぱいの草戸千軒ミュージアムの常設展をたくさんの人に知ってもらいたいです。
よみがえる草戸千軒



倉敷おさんぽ「お茶の旅」

2018-09-02 | プチ旅・遺跡探索
倉敷でルピシアグラン・マルシェ2018が開催されました。

期待以上の素敵なイベントで、誘ってくれた友人に感謝



たくさんの種類の茶葉のいい香りを嗅いで、試飲もいっぱいできました


チャイを作る実演もありました。
加賀ほうじ茶で作るチャイ。かる~い飲み口の後深いコクが広がって美味しかったです



台湾の梨山烏龍茶と文山包種はやっぱり一番好きで、ちょっとお高い茶葉だけど買わずにいられなくなりました


ジャズのかっこいい演奏も聴けて会場で過ごす時間、ずっとわくわくでした

美観地区もお散歩して、わいわい賑やか珍道中になりました。


ほうじ茶を炒る香りに引き寄せられて。



湯殿でお花見会

2018-04-06 | プチ旅・遺跡探索
福山城の湯殿で職場のお花見会をしました。

ほとんど花は散ってしまったけど、歴史ある湯殿に入れるのが嬉しくて楽しみでした。







京都の伏見城内にあった御殿とともに移築した建物で、国宝に指定されていましたが戦災により焼失してしまい、現在の建物は当時のとおりではないらしいです。



お隣の月見櫓でも他の団体がお花見会をしていました。


福山藩初代藩主、水野勝成は徳川家康と従兄弟にあたり仲良しだったことから京都伏見城の伏見櫓や筋鉄御門や湯殿が移築されるに至りました。

子供の頃よく遊びに来ていたお城、社会人になっても通勤にわざわざお城を通っていたこともあります

今日は社長も部長も他部署の人も交じって、買い出しや準備や片付けも皆で協力したアットホームな宴会でした
私のお城にようこそって気分になり、いつもは呑めない私もお酒が美味しくて楽しいほろ酔い加減になりました

明王院愛宕山大祭2018

2018-03-10 | プチ旅・遺跡探索
今年も明王院の火渡り神事「愛宕山大祭」へ行きました。

愛宕大権現が祀られているお堂まで父は杖をついて登り、私はお供えのお酒を持ってお供しました。

腰が痛いのに自分で行くと言いはった父が引いた「健康みくじ」は大吉。

それに書かれていることは私へのメッセージでした( ̄▽ ̄)心得ます

写真をいっぱい撮ったので田島古民家で琴さんとフルートさんが演奏した音楽に載せてYouTubeにup
(限定公開)
絵夢


けんぱくボランティアになりました

2018-03-10 | プチ旅・遺跡探索
廉塾と菅茶山の駆け込み勉強を思いついた理由は、今日がけんぱくボランティアの委嘱状を授与される日だからでした



初めての総会と研修の日です。

研修は「歴史楽のススメ=毛利元就次男の元春の吉川家相続を例に=」という題で、これまた私の知らない時代のお話...と思いきや面白くて、わかりやすくて、歴史の楽しみ方を教えていただきました。

自分の好きな時代を出来事の経緯・背景を資料から読み解いて再構成するのが歴史楽だと。


春季特別展「姫谷焼」の解説も詳しくしていただき、ボランティアガイドってお得です。

ちゃんとやることやれよってことですな( ̄д ̄)

廉塾と菅茶山

2018-03-10 | プチ旅・遺跡探索
博物館では今年の秋に重要文化財の菅茶山資料の展示室が新設されます。

実は菅茶山の事知らなくて廉塾(菅茶山旧宅)に行ってみました。

ちょうどボランティアガイドさんが観光で来られたご老人に解説をされていたので便乗させていただきました。



江戸時代後期の儒学者であり漢詩人でもある菅茶山は神辺に学問を学ぶ廉塾を開き、皆が平等に教育を受けることで、貧富によって差別されない社会を作ろうとしました。



ここにある水路は1500年頃に作られたものです。





「方円の手水鉢」は有名だとか。
四角い器に水を入れれば水も四角い形になり、丸い器に水を入れれば水も円形になる。転じて人も環境や付き合う人物いかんで良くも悪くもなるという教えらしい。中国の詩「方円の器」と同じような意味です。


竹を細工した縁側は雨水が溜まらず当時の木材のままです。
来年は雨漏りなどの補修工事でビニールシートで覆われてしばらく見れなくなりますよ。

菅茶山に関する資料、古文書や絵画はたくさん残っているらしく、博物館に新しく開設される展示室は全国的な注目を浴びる予感です


仁王様のお戻り=備後国分寺=

2018-03-03 | プチ旅・遺跡探索
明日の古民家コンサートの最終練習日。
練習場近くの備後国分寺で修理から戻られた仁王像の安置作業が行われていると聞いて行ってみました。
ラッキーこんな場面に立ち会える機会はめったにないです。

聖武天皇の時代に創建された備後国分寺です。





初めて来ました。奈良好きなのに近くにある奈良時代を見過ごしている







ここの仁王像は向かって右が吽形左が阿形です。東大寺南大門の金剛力士像と同じ配置で通常と逆なのだとか。

造像された当時(江戸時代)は極彩色で彩られていたそうですが元々の色がわかっていないそうです。



目の部分は割れたガラスを作り直し、黒目は漆を何度も塗って、白目は綿でできたのをやり替えてあります。血走ったところは綿を染色しています。

文化財の修復をする業者さんが色々教えてくださってワクワクしました。

お雛様の日に仁王様 つえー女になります
365日の紙飛行機



国府の入口でコンサート

2018-02-25 | プチ旅・遺跡探索
髙木凛々子さんのバイオリンと府中シティオーケストラの「春まちコンサート2018」に行ってきました

公民館音楽組のもう一人のバイオリンさんが所属する楽団の演奏は想像以上にレベルが高くて感動しました



一緒に音楽で遊んでもらうのは恐縮してしまうくらいだけど、嬉しくなりました

そしてコンサート会場の府中市文化センターは備後国府がおかれた玄関口なのです。


この日吉神社(鎌倉時代~室町時代)鳥居の辺りから国府への道の推定ラインがあるとされています。



遺跡もたくさん確認されて旧山陽道沿いのこの辺りは奈良時代の匂いがプンプンです。

ありがたい史跡巡りのMAPも作られているので、また改めて散策に来ようと思いました。

けんぱくボランティア研修(第5回・6回修了)

2018-02-10 | プチ旅・遺跡探索
6回のボランティア研修を無事修了しました。

今日は草戸千軒の展示室を詳しく解説していただきとっても楽しい研修でした
観覧者として何度も来ていたのに知らないことだらけ。
出土物や古文書や昔の絵図などの資料を研究して再現された展示物は見過ごしてはもったいないところがいっぱいでした

勢いで参加したこの研修で中世に興味津々に。すっかり草戸千軒遺跡のファンになりました。



学芸員さんにお客さんになっていただいて解説実習もしましたが、全然ちゃんと説明できなくて滑舌も悪し
だいぶ勉強と訓練が必要です。

でも誰かに話したくなるくらい面白いツッコミどころ満載だから頑張ります



今日着た衣装は「小袖」。
「平安時代末期頃から普及し、公家や武家では下着とみなされていましたが、戦国時代以降は武家の夫人の正装となり、現在の和服の元となりました。」と解説されています。

願ったり叶ったり=由加山・王子が岳=

2018-01-24 | プチ旅・遺跡探索
岡山方面へ近場の日帰り旅行をしました。

瑜伽山蓮台寺は2007年11月、99年ぶりの秘仏御開帳の時に両親と行ったところです。
その時の記事


奥の院の権現堂からは、海が見えます。


このひょうたんの階段を降りたところの客殿は県の重要文化財で、広くてなかなかの見ごたえでした。


この多宝塔は、上層部が円形で下層部が方形の端正な珍しい塔です。

瑜伽大権現さまは、厄除の権現さまとして有名で、全国から色んな年齢層の人がお参りしています。


お昼ご飯は「たまの温玉飯」が食べたくて玉野市役所の食堂へ。
しかし、売り切れと言われおとなげないほど残念がっていたら、卵買いに行ってくれて作ってくださいました
ありがとうございましたm(__)m美味しかったです


寒いけどお天気は良くて、王子が岳にも上りました。
感動の絶景です知らんかったー近くにこんなところがあったのね






また違う季節にも訪れたい場所です

帰りは瀬戸内温泉「たまの湯」で疲れをとって温まりました。寒い日の露天風呂は極楽。
充実した設備で一日でもいられそうでしたが、時間がなかったので次回リベンジです。
食事も安くて美味しそうでした。

明日からまたがんばれそう

驚きの新発見!「大東大仙山古墳」

2018-01-21 | プチ旅・遺跡探索
今日は古民家コンサートの練習で朝から公民館へ。

公民館主催で新発見の古墳の現地説明会をするというのを聞きつけ午後からそっちに飛び入り参加しました
初めて聞いた「大東大仙山古墳」は、地元の有志が「御領の古代ロマンを蘇らせる会」を発足し仲間を集めて樹を伐採し、専門家のアドバイスを受けながら測量して前方後円墳であることが確認されたそうです。



昔からたくさんの遺跡が眠っている事が知られている神辺の御領一帯は、近年弥生時代の船が描かれた土器片の出土により知名度が上がっています。

立地からしても、考古学者の興味をそそる凄いところ


「探索!御領の古代ロマン」創刊号より

地元の人達に少しずつ整備していただいて、山にはたくさんの遺跡が顔を出してきています。

あそこでオカリナ吹いたら古代人がひょっこり現れる気がする







けんぱくボランティア研修(第4回)

2018-01-20 | プチ旅・遺跡探索
けんぱく研修4回目は、車椅子で観覧される方の目線になって実際に車椅子に乗って展示物を見てまわりました。

築30年の館内はエレベーターや通路のつなぎ目などにわずかな段差があり、走行が難しいところが何か所かありました。
展示物には色々と工夫はされているものの、やはり見えにくい部分もあります。その代わり歩いて見るより細かいところが覗けて臨場感のある部分もありました。

観覧者は小さな子供からお年寄り、目や耳の不自由な方、背の高い外人さんもいます。色々な人の目線や捉え方に気を配り工夫した解説が必要だと思いました。

あ~ハードルが一つ上がったわぁ

草戸千軒展示室には中世衣装を着れるコーナーがあります。
ここで着付けを手伝えるように、自分達も着てみました。

私は「筒袖」という男性の仕事着を着てみました。


船の荷下ろしをするたくましい武道家になりました