今年も正倉院展に行きました。
平日ということもありますが当日券を買うのに並ぶこともなく、入場までも5分もかかりませんでした。作戦どうりにスムーズに観覧できてご満悦なので記録に残します
9時の開館より少し過ぎた頃に着くよう奈良国立博物館に向かいました。
開館前から並んでいたであろう第一弾が入場し、外にいるのはスタッフがほとんどでした。
すぐに入館できましたが、解説ヘッドフォンを借りる列で5分くらい並びました。
展示物を見る時は決して人の後ろに立たず、端からじわじわと最前列をキープして進みました。マスクをしていたので人ごみのウイルスを防げて、ショーケースに鼻や息がつく心配もありません。
中ほどの展示物はまず人が少ない裏側の最前列に立ち、スライドしていき前面を見ます。双眼鏡で長く見ている人がいますが、イライラしてはいけません。
注意しなければいけないのは、平日の午前中だからか、お年寄りが多い事。
年に一度の歴史的な宝物を見るため楽しみにして来ているのですから、ちょっと優先してあげたいです。KYな私も少しは気を配ります。
特にお年寄りは書の巻物などは全部読むかのように見入ってしまうので、その時ばかりは、一つ後列に下がり追い越します。
こうしてじっくり3時間弱、気のすむまで展示物を見ることができました。
あとで気づきましたが、仮設テントにロッカー(お金は返却されます)がたくさんあり、スタッフの方もいるのでショルダーバッグを預けてできるだけ身軽になればよかったと思いました。
午後から奈良教育大学で古事記を絵で解説する展示会があるので行ってみました。
春日大社の参道を抜けて高畑町に向かいます。
金龍神社辺りの道は観光客もなく静かな参道です。高い樹木の間から見える空も高く、ひときわ空気が澄んでいい感じでした。
てんてん2号に似た鹿さんにも会えました。
高畑町辺りは閑静な住宅地で、歴史の面影も残っていて好きです。
奈良教育大学までわざわざ行こうと思ったのは、その辺りまで新薬師寺の大伽藍が広がっていたことが調査でわかっていて、たくさんの遺跡や遺品がまだまだ埋まっている所だからです。
小さな展示会でしたが古事記を解説する絵を描かれた名誉教授が歓迎してくださいました。
最近、原文をそのまま訳した古事記の本を買ってなかなか読み進められずにいたので、味のある絵の解説は印象に残ってよかったです。
来年もまたこの時期には奈良へ行きたいです。