会社が一斉休の月曜日。
また行っちゃいました奈良。
なんとまたまたついてる旅になりました。
途中の電車の中、纏向駅で大変な混雑があると車内アナウンスが流れ、同じ車輌の中には遺跡の話をしている老人がいたので思わずその人達について纏向駅で下車したところ、卑弥呼宮殿で話題になった場所の現地説明会があったのです。
狭い発掘場所なので300人ずつ順番に案内されて説明を聞くのですが、既に2時間待ちの状態でした。
薄着していたため、途中でギブして帰りそうになりましたが、後悔してはいけないと、意識もうろうとなりながら頑張って待ちました。仮設トイレも経験。
なぜか「太陽に吠えろ」でロッキー役だった俳優さん(狩谷さん?)が、作業着姿で待っている人達を和ませてくれたり、現場を仕切ったりしていました。
本当に2時間待ってやっと発掘現場へ連れていかれ、柱の穴や埋まったままの土器や壷を間近で見れた時はワクワクしました
その場所は私有地のため、40年もかけて今現在5%しか調査が終わっていないそうです。卑弥呼宮殿の可能性も今のところはというだけで、証拠の遺品はまず出てこないだろうと言われています。発掘にはきりがなく、だからこそ現代人には永遠のロマンってことでしょう。
一日目はこの説明会だけで満足し、体を温めるためにもその後はどこへも行かずホテルにチェックイン。
前日にやっと一室空いて予約した部屋は喫煙室でしたが、ホテルの人が前回の履歴から気を利かせてくれて禁煙室に変更してくれていました。しかもツインの広い部屋でした。
4980円の朝食付きで広い部屋、そして駅前で温泉のある新しいホテルです。運を使いきってしまう気分でした。
それでも2日目もついていました。
世界遺産といえども寂れて小さいイメージの元興寺極楽坊へ行きました。写真より迫力のあるお寺で元々はあの飛鳥寺なのです。当時の屋根瓦が約1000枚もそのまま使われている貴重な建物です。ちょうど特別展もされていて、普段は見れない仏像など見ることができました。
元興寺には、塔の磁石しか残っていませんが、それを見るだけでも、すごく当時のイメージが沸いて来るようでした。
すぐ近くには中将姫の生誕地だと伝わる誕生寺がありましたが、中を見ることができず残念でした。でも平城京からの位置や距離感で、その辺一帯の当時の人々の生活を想像するのが楽しくなりました。
どちらも奈良駅や三条通りから比較的近い歴史のあるお寺でしたが、やっと行けた♪って感じでした。
最後は10年近く前に友人と二人で行った長谷寺へ再び......
前回は恋バナに花が咲き、見たようで見ていない記憶の曖昧な場所でした。
聖武天皇により祀られた十一面観音菩薩が有名です。そして、その日はちょうど特別拝観できる日でお堂に入って足に触れることができました。見上げるほどの大きさの迫力に驚き、間近で見る繊細さや普段見ることのできないお堂の壁画に感動しました。
奈良・飛鳥時代にはまだまだ興味深々です。いっぱい風景を見て歴史のあった場所を感じて....歴史書を読むといつでもすぐにタイムスリップできそうです
2週続けての楽しい時間に感謝です