てんてんのタイムスクープ!

~アジアの伝統文化に触れて~

廉塾と菅茶山

2018-03-10 | プチ旅・遺跡探索
博物館では今年の秋に重要文化財の菅茶山資料の展示室が新設されます。

実は菅茶山の事知らなくて廉塾(菅茶山旧宅)に行ってみました。

ちょうどボランティアガイドさんが観光で来られたご老人に解説をされていたので便乗させていただきました。



江戸時代後期の儒学者であり漢詩人でもある菅茶山は神辺に学問を学ぶ廉塾を開き、皆が平等に教育を受けることで、貧富によって差別されない社会を作ろうとしました。



ここにある水路は1500年頃に作られたものです。





「方円の手水鉢」は有名だとか。
四角い器に水を入れれば水も四角い形になり、丸い器に水を入れれば水も円形になる。転じて人も環境や付き合う人物いかんで良くも悪くもなるという教えらしい。中国の詩「方円の器」と同じような意味です。


竹を細工した縁側は雨水が溜まらず当時の木材のままです。
来年は雨漏りなどの補修工事でビニールシートで覆われてしばらく見れなくなりますよ。

菅茶山に関する資料、古文書や絵画はたくさん残っているらしく、博物館に新しく開設される展示室は全国的な注目を浴びる予感です


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