てんてんのタイムスクープ!

~アジアの伝統文化に触れて~

陀羅尼助丸

2015-04-30 | 中医学(漢方・薬膳)/中国茶
洞川温泉街には「陀羅尼助」の看板をあげている宿がたくさんあります。

陀羅尼助は1300年前に大峯山中で修業をする役行者が黄柏(オウバク)の木の皮を剥いで煎じ薬を作って人々を疫病から救ったのが由来です。
陀羅尼経を唱えながら煮詰められたことから陀羅尼助という薬名がつきました。

洞川は役行者の高弟子「後鬼」の子孫の村と言われており、村人が陀羅尼助の製法を役行者から伝授されたと伝えられています。
洞川に製造所があり、温泉街で売られているものは中身は同じで、包紙がそれぞれの宿やお店の名刺代わりのようです。
あるお土産屋の店主さんの小さい頃は板状に伸ばしてあり、切って服用していたそうで、とても苦かったそうです。今は小さく丸くなっているので、飲みやすいです。





<成分>
 オウバクエキス、ガジュツ末、ゲンノショウコ末

胃の運動を促進し、唾液や胃液の分泌を亢進させる苦味健胃薬としての作用と整腸作用を合わせ持つ和漢胃腸薬です。

当麻寺の中の坊でも陀羅尼助が販売されていました。大きな釜があったのも覚えています。当麻寺にも役行者秘伝の陀羅尼助が伝えられました。

GW奈良の旅~洞川温泉~

2015-04-30 | 旅行記(奈良)
お宿は洞川温泉「あたらしや旅館」さんです。

宿に着くと荷物を置いて、少し離れた場所にある駐車場まで誘導していただきました。
そして乗せて帰っていただけるのかと思いきや『この山を登って降りたらすぐですよ。けったいな所があるので楽しんでお戻りください。」と....

わたくし達少々疲れておりますが..と思いつつも山をよじ登りました。
そして本当にけったいな場所に出くわしハイテンションになるのでした。







宿に着いてひと休み。











広くて掃除の行き届いた気持ちの良い旅館です。



お茶うけのかきもちは、この宿で冬の間に作られたものです。ほんのり甘くてとっても美味しかったのでお土産にも買いました。

洞川温泉は、修験道の聖地で、大峯山山上ケ岳の門前町として旅館や民宿が建ち並んでいます。5月3日の戸開け(山開き)に向け行者さんや参詣者を迎える準備が整っていました。














GW奈良の旅~南朝御所跡・業平墳墓・円空仏~

2015-04-30 | 旅行記(奈良)
天河大辧財天社のすぐ裏手には南朝黒木御所跡がありました。



南北朝時代に南朝三帝(後醍醐、後村上、長慶)が行宮とした場所と伝わっています。

そして傍にある学校の敷地に在原業平の墳墓がありました。度々天川詣でをしていた記録があり、その伝承によって建てられています。天川村には二か所にあるそうです。



『狩りくらしたなばたつめに宿からむ天の川原にわれはきにけり』 在原業平朝臣



天ノ川を道沿いに進み、栃尾観音堂に辿り着きました。江戸時代初期の円空仏が安置されています。
ガラス越しでしたが、優しく微笑んだ四体の仏像を見て癒された気がしました。






GW奈良の旅~天河大辨財天社~

2015-04-30 | 旅行記(奈良)
今回一番の目的地、天河大辨財天社です。別名天河神社。

飛鳥時代に大海人皇子が壬申の乱に勝利して即位したのち、吉野総社として天河神社の神殿を造営したと伝えられています。

厳島神社、竹生島神社と並ぶ日本三大弁財天のひとつで、芸能の神様としても有名です。

TVでよく見て、遠いからこそ憧れていた場所です。







我が国能発達史上の貴重な資料が多数保存されており、拝殿の前に能舞台があります。





拝殿の五十鈴は天河神社独自の神器です。うまく鳴らせませんでしたが、いくつもの音が重なった重厚な音色がわずかにしました。
この五十鈴は日本神話で、天の岩戸の前で舞を踊った天宇受売命(あめのうずめのみこと)が鳴らした鈴と同じものだと伝わっています。

この神社で初めて御朱印帳を買いました。

GW奈良の旅~丹生川上神社下社~

2015-04-30 | 旅行記(奈良)
4/30、何年も前から行ってみたかった奈良県天川村の天河大辨財天社を目指して友人と車で出発しました。
吉野・大峯、その道中、温泉街も想像以上に素晴らしいところでした。
一ヶ所ずつ大切に記録したいです。

いよいよ吉野に入り下市町長谷というところにさしかかった所左手に清々しい神社がありました。



丹生川上神社下社です。
675年(飛鳥時代)に天武天皇によって創建されました。
雨乞いの神、日本最古の水神を祀る神社として有名です。
「丹生の川上」とは日本書紀に八百万の神を祀った日本で最初の地であるとされています。





宮司さんにお声掛けしていただき、丹生山山頂に鎮まる本殿まで続く七十五段の階段を仰ぎながら参拝することができました。
宮司さんのお話の中にあった「言挙げせず」は万葉集の中に出てくる言葉で日本独自の精神を伝えるものだそうです。この意味をこれからよく考えてみたいと思いました。



境内にいた神馬です。

古く丹生川上神社には朝廷より、雨を祈り「黒馬」、晴れを祈り「白馬」が献上されました。


樽木栄一郎×近藤康平 コラボライブ

2015-04-28 | 音楽
鞆のありそ楼で福山出身のシンガーソングライター樽木栄一郎さんとライブペインター近藤康平さんのコラボライブがありました。

樽木さんの歌とギター演奏からインスピレーションし即興で描かれる絵は短編小説のように次々と変化し生きていました。

目の前で見て聴いて、とっても感激







燃料チャージ





燃料チャージ









去年の暮れに樽木さんを知って、YouTubeで見たこのコラボに感動して、3月のライブの時に福山でもペイントやってもらえたらなぁ~っていうリクエストに答えていただいて、翌月の今日実現しました

もう一人の声(-_-;)

2015-04-24 | 日記


オカリナ仲間が増えて嬉しい今日この頃。調子にのってやる気が上昇中です

月二回のオカリナ教室も半年過ぎましたが、高いファと低いラの音がうまく出ないので、もう少し頑張ってみます。

先生が都合で交代されましたが、今度の先生もとても良い先生です。一緒に合奏をしていただいてウットリ心地よくなります
先生とピッタリと音が合うと360°のステレオみたいで不思議な空間にいるようになります。
そして...なんだか女性の美しい歌声のようなのが別に聞こえる気が

オカリナの音って不思議な魅力があります

お寿司の華

2015-04-19 | 日記


友人との集まりでお寿司を作りました。

プロの味には劣りますが、100均の便利グッズを使ってきれいに出来ました。簡単だけどちょっと時間がかかります。

平城京跡地から出た木簡に鯛寿司らしきものが献上された記録があるそうです。その頃のお寿司は魚を米などで乳酸発酵した「鮨」・「鮓」といわれるものです。

東南アジアから中国、そして日本に伝わった食文化ですが、今では日本の代表料理に発展しています。

春の風物詩~内海町天満地区で潮干狩り~

2015-04-18 | 日記
今年も内海町へ潮干狩りに行きました。



干潮の17時10分をはさんで、16時~18時まで掘りました。





去年と同じくらいの量かな?少ないね...
今回も終わり頃にたくさんいる場所見つけたけど、時すでに遅しでした
寒くも暑くもなく、水も冷たくなくて、アサリを掘ることだけに夢中になれた2時間でした。

アサリに多く含まれるタウリンは余分なコレステロールを排出して動脈硬化や高血圧症などの予防に効果的なのだそうです。
また、鉄分やビタミンB12も多く含み、貧血予防や眼精疲労や肩こりにも良いそうです。

日本で食べてるアサリって今は2/3を輸入に頼っているそうです。明日は国産のアサリをいただけます



去年は雨ジミで泣いてるように見えた天使ちゃんが今年はキレイに補修してもらって嬉しそうでした。


青茶と紅茶とニューウェーブ

2015-04-11 | 中医学(漢方・薬膳)/中国茶
今日の中国茶教室では5種類のお茶について教えていただきました。
①安渓鉄観音(青茶) ②木柵鉄観音(青茶) ③東方美人(青茶) ④小赤甘(紅茶) ⑤松戸紅茶(紅茶)
お馴染みの鉄観音でも産地によって違います。
土地の性質、焙煎の高低、発酵度、製法、流行の違いによるものです。私は福建省安渓県の安渓鉄観音が爽やかで好きです。でも油っこい料理には台湾の木柵鉄観音がさっぱり合いそう。



東方美人は紅茶に近い台湾烏龍茶です。烏龍茶の茶葉、白毫のある芯芽、枯葉のような赤茶色の葉(ウンカという害虫が噛むことで独特な風味が出る)の三色がはっきりわかります。
フルーティーな香りと味で、ダージリンにも似ています。ケーキが食べたくなります。



松戸紅茶は東方美人と同じような製法で紅茶仕様に作られたものです。
台湾で作られ、近年市場に出始めたばかりで、まだあまり知られていない紅茶です。



この小赤甘は、中国の有名なお茶の産地武夷山市で2009年から作り始められ、最近市場に出てきたばかりです。今後人気の紅茶になる可能性が大なのだとか。

今日も珍しいお茶をいただくことができました。

私にとって中国茶教室の時間は、喜怒哀楽で適度にストレスも感じている日々から一旦気持ちをリセットしてくれる時間になっています。

インコの視覚と聴覚

2015-04-09 | インコのなっぴー

なっぴーは、ヒトが近くにいると、いつも出口に止まってケージから出してもらうのを待っています。ヒトをよく見ています。一般的に鳥の視力はヒトの3~4倍、ワシやタカなどの猛禽類(もうきんるい)は25倍にもなるんだとか。
なっぴーは私が目をつむると眠っていると思うのかおとなしくなり、目を開けると遊んでほしそうにソワソワします。
聴覚はヒト程度には発達しているらしく、足音やドアを開ける音に反応しては鳴いて呼びます。
嬉しくてかわいいでも....お友達をもう一羽飼ってあげようかなぁ