てんてんのタイムスクープ!

~アジアの伝統文化に触れて~

京都の紅葉

2007-11-30 | 旅行記

高速バスで京都まで日帰り旅行をしました。

朝から快晴で、バスから見る紅葉した山々は日に照らされて、気持ちのいい美しい風景でした。年中で一番カラフルな山々でした。

京都駅は近代化が進んでいて、随分久しぶりに来た気がしました。

まず、JRで2駅目の伏見稲荷に行きました。平日とはいえ、紅葉の今年一番綺麗な時期なので観光客はいっぱいでした。

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千本鳥居をくぐって四つ辻まで登り、持って行ったおにぎりの昼食をとりました。14年前に来たときは、途中の池のほとりに黒猫を抱いて座っている老人がいたり、お稲荷さんそっくりの白い犬がボールをくわえて横切ったり、ミステリアスに遭遇した場所でした。

今回は、いつまでもお水を飲み続ける面白い猫ちゃんに出会いました。

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次は、急いで東福寺へ。ここは想像痛りのすごい人出。団体旅行客が長蛇の列を作っている後をもどかしく思いながら歩き、紅葉の写真を撮り、仏殿(本堂)の天上画の龍にこんにちわだけを言って出ました。

そして静かな泉涌寺道へ入り、やっと落ち着いた気がしました。泉涌寺の有名な「楊貴妃観音」に美人祈願をし、お守りを買っちゃいました(*^。^*)

すぐ傍の今熊野観音寺の辺りで雰囲気も出てきて、歴史の中にひたりました。Dscf1975_2

今回のコースは、14年前に訪れたときと同じです。あの時も京都へ一人で出かけて、東福寺でおじいさんと出会いました。その人は、私に声をかけてくれて「おいで」と言って境内を案内してくれました。癌の手術を終えて退院したばかりだということで、お寺の関係者にどうしてたのかと声をかけられる度に「もうアカン、この人の案内が最後や。」なんて言ってました。

詳しく説明をしてくれるので、団体客が勝手について来て圧倒されていた私に「この人が一番前や」と言って特別扱いをしてもらい、不思議に思い、疑いさえしていました。

途中で帰る団体客がお礼にお金を包んで渡した時、おじいさんが「おおきに」と言って受け取ったときは、怖くなってしまいました。私はいくら払えばいいんだろう....(-_-;)

でも、結局帰り際に1000円を渡そうとしたら「そんなことせんでもええんやで。疑っとったやろ。」と言われ、私はなんてことを.....とショックでした。

ずっと不審に思い怯えながら連れて歩いてもらってた間、おじいさんは、幸せになる鬼瓦・幸せになる落ち葉・美人になる水...などと案内をしてくれていました。そのことを後で振り返って帰りの新幹線では申し訳なくて涙が出てきたのを覚えています。

今は、もう生きていらっしゃらないかもしれませんが.....あの時を思い出しながら、歩きました。

今回も道をたずねると途中まで一緒におしゃべりしながら歩いていただいたり、道を丁寧に教えてくれたあと、「気いつけてな。」と言ってもらったり、京都の人の温かさに触れることができました。

私も今度から誰かに道を聞かれたら、「お気をつけて。」って言おうっと(*^_^*)

5時間半の京都滞在でしたが、道中のバスからの風景も最高で、とってもリフレッシュできた一日でした。


99年振りの御開帳~蓮台寺~

2007-11-05 | プチ旅・遺跡探索

【11月5日 月曜日】(会社は秋季休業)

倉敷の蓮台寺で秘仏の十一面観音が99年ぶりに開扉されるということで、両親の希望により私が運転して連れて行ってあげました。

奈良時代の天平5年に行基によって創建されたという古いお寺で、本尊である十一面観音は行基みずからが彫刻したとされています。33年に一度を目安に開扉されてきましたが戦争などの影響で過去2回開扉されていなかったそうです。

長い年月の間には2度の火災にあっており、残った古木の一部を使って江戸年代に新しく作り直されたそうで金箔が美しく残っており、かえって1200年前の姿をリアルに感じることができました。

次の御開帳は33年後......行っといて良かった...(^_^;)

由加神社、熊野神社、五流尊瀧院も回って帰りました。

雨の中の苦手な運転でちょっと疲れましたが、父親がとても喜んでいたので、久々に親孝行できた気がします。

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世界一の露天風呂!

2007-11-05 | プチ旅・遺跡探索

【11月4日 日曜日】

仙酔島にある“人生感が変わる宿ここから”の「江戸風呂&ヘルシーランチ」コースに行きました。

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江戸風呂では貸し出しのTシャツと短パンに着替えて、まずは一杯の梅酢ドリンクを飲み、塩分の前補給をしました。そして海草・よもぎ・びわの葉をしきつめた3種の洞窟蒸し風呂に順番に入りました。岩盤浴とは違いいきなり小さな粒の汗が出はじめ空気全体が熱いわりには、息苦しくなくて気持ちよかったです。なんといっても自然の香りのアロマ効果でした。

間で「胎内風呂」という塩風呂に入りました。そこでは浮き枕をして体が浮くはずなのですが、私はなぜか足が沈んでしまい浮くためには若干泳がなければならずリラックスできませんでした(-_-;)

係の人に聞いたところ、血流が悪い人は浮きにくいとのこと。おかしいな...(-_-)冷え性で血行が良くないと言ってる友人はぽっかり浮いていました。

最後に「さあ、世界一の露天風呂へどうぞ!」と係の人が海を指差しました。まさか11月になっても世界一の露天風呂がコースに含まれているとは思わず、ギョッとしました。なんでもデトックスされた体に自然のエネルギーとミネラルをとり入れるためだそうで....

団体の観光客がちょうど浜辺を通りかかる中、私たちは海へと入っていきました。ちょっとした変人でした。

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お天気が良かったせいもあって水温は思ったより冷たくなくて、一旦肩までつかると平気になってちょっと泳いだりもしてみました。11月 の海で泳げるなんて...楽しかったぁ~ヽ(^o^)丿

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おわりに宿の大浴場につかって着替え、今度は15分ほど山道を歩いて塩工房にある「5色の湯」という5種の足湯につかりました。

足湯はいい!ほんとに全身の疲れがとれるのは気のせいではないわ。ハーブティーをいただいて、また山道を帰りました。

そしてヘルシーランチをいただきました。鯛のアラ煮の漁師汁は特に美味しかったです。

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船で鞆の浦まで帰り、ゆっくりと散策するつもりで対潮楼と医王寺へ行きました。

Dscf1875お気に入りの喫茶「セレーノ」でさらにのんびり過ごして、たっぷり一日満喫しました。

昨年の11月にも同じように鞆の浦を散策しました。家から車で15分たらずのところなのに、まだまだ見て歩きたいところがあります。

観光MAPに「白い犬に出会うとよいことがある。」と書かれた場所で白い犬のリキ君に会うことができました。 ベランダの上だなんてズルイ(-。-)

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