奈良旅のこぼれ話です。
初日は早めにホテルにチェックインして、夕暮れの興福寺に行く予定でしたが、だんだんと体調が悪くなりホテルに着いて吐くわ、下すわで苦しみ寝込んでしまいました。
目が覚めたときは体調も気分もすっかりよくなっていました。
二日目もお天気は良く、前日より暖かでした。奈良市内は循環バスや市バスが頻繁に発着するので助かります。
どこへ行くのも10分以上待つことはまずありません。icocaでピッピです。
一番良かったのは、高畑町と新薬師寺でした。帰ってからわかったことですが、高畑町には色んな伝説とそれを立証する興味深い遺跡が残っています。なんとなくそんな雰囲気あったなぁ~。吉備真備にまつわる話もあるみたいです。
新薬師寺のお堂にある十二神将立像は有名ですが、私の干支の“ハイラ“以外の十一体が国宝だそうです。ハイラ.....なぜ?
そして、ここには昭和59年におチンチンのついた地蔵尊が発見されてニュースになりました。もちろん真剣な思いを込めて祀られた地蔵尊です。
今回、以前から考えていた平城京跡地の遺跡の上でお昼ご飯を食べるという野望も叶えました。平城京跡地はお祭りのメイン会場になっているので、大掛かりな工事が開幕までに間に合わせようと急ピッチで進んでいます。まだまだ出来上がりの様子が伺えないのでちょっと心配ですが.......
踊りを披露する団体の練習風景を見ながら広い遺跡の階段でお昼ごはんを食べるのはいい気分でした。踊っている人が「こんにちは!」と手を振ってくれます。見物客に愛想をする練習もしているみたい。
今回の旅では特にラッキーなサプライズは起きませんでしたが、平城京の遺跡でランチ。二度とできないことをやり遂げて、帰路に着きました。
そして今回買って帰ったお土産は“ぶと饅頭”です。
日本ではまだ木の実や果物をお菓子と呼んでいた頃に、遣唐使が中国から伝えたお菓子です。作り方も材料も想像するしかない当時の唐菓子ですが、春日大社に唯一「ぶと」と呼ばれる神様へのお供え物として伝わってきたものがあります。これを奈良の老舗和菓子店「萬々 堂通則」の先々代さんが、春日大社の宮司さんと相談して食べやすく、美味しく工夫し作りあげたのが「ぶと饅頭」なのです。
最近もテレビで紹介されたらしく、お店に来るお客さんは皆さんこのぶと饅頭を買われていました。
これは、この饅頭の歴史を知る人でなければあまり喜ばれません。両親は、「なんだ....ただのあんドーナツじゃ(-_-)」とそっけない感想でした。一個210円もするのに(-"-)
私は高級中国茶と一緒にうやうやしくいただきました。..あんドーナツでした
また 次回の旅を楽しみにがんばらなきゃ