二日目は今私にとっての万葉のヒロイン大伴坂上郎女が住んでいた佐保の散策からスタート。
奈良時代の佐保は高級貴族の邸宅、別荘地で万葉の歌にも数多く詠まれています。
東大寺の転害門からが佐保路の始まりです。この門は天平の創建時から残っていて、時代の戦火にさらされた生々しい痕跡が残っています。
佐保川を渡ると聖武天皇の御陵です。もちろん光明皇后の御陵もすぐそばに寄り添っています。とっても明るくて他の御陵とは違い人々を寄せ付ける空気に包まれていました。
奈良時代を代表する万葉歌人大伴家持、大伴旅人、大伴坂上郎女を輩出した佐保の大伴氏の邸宅があった場所です。発掘調査による出土品で裏付けられています。
歴史の道の途中にある狭岡神社には笠郎女や狭穂媛の伝説が残っています。
この他にも立ち寄った小さな神社やお寺でたくさんの歴史と人々の思いを感じました。
このように遠く都を見下ろして歌われた万葉歌もたくさんあります。
大伴坂上郎女は佐保山の坂の上に住んでいたから坂上郎女と呼ばれたそうです。
坂を見つけては自転車で登りました。まるで坂上郎女のストーカー
伊勢物語のモデルになった在原業平のお寺、不退寺はとっても心が安らぐお寺でした。
説明をしてくださるお坊様はステキで、現代版「在原業平」って感じかしら
平城京跡地にもまた行ってみました。
大極殿からのこの眺めは当時にとっても近いと思われます。
帰りは時間があったので、JR桜井駅で降りて聖林寺に行きました。
近くには何度か来たけど、なぜかここに辿り着く機会がなかったので、やっと来れたって感じです。
このお寺の十一面観音菩薩は、廃仏毀釈の時期に大神神社の神宮寺より、村人によって運ばれ守られました。とっても美しい観音様でした。
高台にあるこのお寺で大和盆地を一望して、すてきな歴史の旅をしめくくりました
奈良へ今年も一人旅。
一日目は橿原神宮駅前からレンタサイクルで藤原京コースです。
【本薬師寺跡】
天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈念して建てられました。
金堂や東塔・西塔の磁石だけが残っており、現在の薬師寺とほぼ同様の規模だったとわかっています。
【香久山】
よく耳にする天の香久山がどれなのか初めて知りました。
麓のみるく工房飛鳥でソフトクリームを食べて、天岩戸神社にお参り。
標高約152mのなだらかな山がなぜ親しまれたかは、登って見てなんとなくわかる気がしました。
頂上の展望広場からはちょうど畝傍山が見えました。
比較的高齢の登山客が数名くつろいでおられましたが、なかなか出発する気配がなく、一人で勇気を出して天香山神社へ向かって下山しました。
だぁ~れもいない山道だったけど、木々の間から光が差して、麓の家も見え隠れして、怖くありませんでした。
(鳥居の奥の影、柿本人麻呂さんかと思っちゃった)
天の香久山は万葉集にもたくさん歌われているので、映画のロケ地を巡るような気分でした。
【藤原京跡地】
持統天皇により遷都された藤原宮は畝傍山、耳成山、香久山の大和三山に囲まれています。
地下に埋まった藤原京遺跡。広大な敷地にはコスモスが咲き乱れていました。
何もないけど、何か見える....そんな古代妄想にふけりました。
奈良文化財研究所藤原宮跡資料室でボランティアガイドさんに当時の都の様子をわかりやすく説明していただきました。
自転車やプチ登山で、ガラスの膝が悲鳴を上げる寸前にホテルに着きました。
今回は近鉄新大宮駅前のスーパーホテルです。JR駅前より意外と便利でした。
この万葉のエッセイ「茜指す」は14年前、出版の記念に母が著者からいただいたものです。母は興味をもたなかったため、本棚の隅っこで忘れられ、今タイミングよく私の元に
書家であり歌人でもある著者の鋭い洞察力と豊かな感性で綴られた文章は私がなんとなく眺めて古代妄想にふけった万葉の風景をストーリー仕立てで頭の中によみがえらせてくれます。
-万葉のスキャンダル-
先日の万葉集講座で坂上郎女のスキャンダル疑惑が浮上しました!
坂上郎女が娘の大嬢の夫である大伴家持に送る歌には恋心を歌ったものがたくさんあります。先生はいつも「これは娘の気持ちを代弁したものです」と言われますが、ついに、その件について「坂上郎女は家持に恋心があるのでは?」と言い出す生徒が(゜.゜)
先生は困惑されていました
面白かった
瀬戸内海に浮かぶ島めぐり。
今日は友人二人と山口県の周防大島へ行ってきました。
サービスエリアでのんびり休憩をしたり、最初に寄った資料館で宮本常一という民俗学者の生い立ちや志、旅で得たたくさんの知識に興味が湧いてすっかり長居をしてしまいました。
旅の鉄人が直接触れた暮らしの記録のひとつ「民間暦」という著書を購読することにしました。
想像していたより、大きな島で歴史的な見どころもたくさんありましたが、今回は4つの奇岩を巡りました。
立岩・帯石観音・岩屋権現・巌門は四合わせ奇岩(幸せ祈願)と言われています。
岩屋権現の写真は無し鳥居の前でビビった私達は後から来た若いご夫婦のお供をさせていただきました。
万葉歌人の足跡が残る瀬戸内海の島々。たくさんの歴史がつまっていて、ますます魅力を感じます。
中国へ出向中のYさんが国慶節休暇で帰国したので、テニス仲間4人でランチに行きました。
中国の困った状況は地域によってまちまちのようです。
中国語を覚えるモチベーションが急降下中で、もうやめようかななんて呟くと、みんなから余計に頑張るべきだって言われました。
まっ、いつまで経っても上達しないから、ただ逃げようとしている私なのでした
大好きな中国武術にずっと関わっていたいからやっぱり頑張ろっかな
これに、パンと飲み物がついて1050円は、今時めずらしいです。
どういうわけか私が行くお昼はお客さんが少ないけど、いつも決して手抜きをしていない料理にとっても満足します。
紅茶のプリンが美味しい!ってみんなえらく感激していました。
こういうシンプルで簡単にできそうなデザートが意外と喜ばれるのね...φ(.. )メモメモ
お店:ニュートン・モア ☆☆☆