Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

リトルダンサー

2006-11-20 10:17:07 | 映画
今回もイギリス映画で「リトルダンサー」をとりあげます。この映画も炭鉱で働く父と兄を持った少年がふとしたことからバレエと出会い、自分の表現方法として確立し、ロイヤルバレエ学校に入学する。というストーリーです。この父と兄は絵労働賃金をめぐってストライキ中で、「男がバレエを踊るなんか許さん!」という典型的なマッチョなんですが、自分とおなじではこの子に未来がないと思い、やりたいことをやらせようと思いなおすというところも泣けるんです。
最後にプロのダンサーであるアダムクーパーが主人公を演じ、男性版の白鳥の湖を演じるところでおわるのですが、この白鳥の湖は出てくるのが全部男性で、女装しているわけでなく、白鳥たちは上半身裸に白い羽のようなパンツのみなんですよ。つまり、こんな白鳥に恋するんですから、王子様はゲイってこと!
ここにもゲイに好まれる要素が入った映画だと思います。
そこに注目しなくても、十分感動しますのでぜひ観てください。