自然と共生思い新た 向日神社で鎮守の杜フェスタ

2011-06-21 15:53:12 | 式 celemony
自然と人間の共生の具体例として、向日神社境内の隣に設けられたビオトープを見学する参加者(向日市・向陽小)自然と人間の共生を目指す「第14回鎮守の杜(もり)フェスタ」が19日、京都府向日市向日町の向日神社などで開かれた。府内から訪れた約300人が境内や近隣の多彩な植生を見学した。子ども向けの野遊び体験教室もあり、自然に親しみながら環境保全への思いを新たにした。

 主催した京都市西京区のNPO法人「地球の杜委員会」は神社境内の森をはじめとする自然の保護に取り組んでいる。フェスタは毎年府内で催しており、乙訓地域では初めて催した。

 講師は向日神社の鎮守の森の保護に携わる上田昌弘さん(67)が務めた。境内を巡って「この森のように鳥のさえずりが聞こえる鎮守の森は少ない」と指摘した。害虫対策のため樹木にビニールを巻いたり、植生保護のため間伐して日当たりを良くした場所を説明した。

 同神社に隣接する向陽小にも足を運び、整備にかかわったビオトープも紹介した。古代米の苗を植えた田やメダカを放ったため池を前に「自然を守るには放っておけばいいというのは間違い。常に人が手を入れてはじめて保全できる」と強調した。

 参加者は緑豊かな一帯に目を見張り、上田さんの話に聞き入った。後半は竹とんぼや竹笛、枝の端切れを使った人形の製作体験教室もあった。子どもたちは自然の素材で作ったおもちゃを手に、にぎやかに遊んでいた。
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【 2011年06月20日 11時05分 】


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