阪急バス、大幅減便や廃止 運行計画の変更案が判明

2013-08-04 17:47:31 | 地 geography
 阪急電鉄の新駅「西山天王山駅」が12月に開業するのに合わせ、阪急バスの京都府長岡京市と大山崎町内を通る運行計画の変更案が31日、明らかになった。新駅付近の住民が、バスから鉄道に移動手段を替えると予想される路線や赤字路線は大幅な減便で、金ケ原系統は4割減、西法寺系統は廃止-などとなっている。長岡京市と大山崎町は同社に見直しを求め、協議を進めていくとしている。

 変更案の内容は、阪急バスから6月中旬に示されていた長岡京市が同日、市地域公共交通会議の市民委員への報告会で説明した。

 案によると、新駅に乗り入れる金ケ原系統は、多くの沿線地域が新駅の徒歩圏内に入るとみられることから、現状の1日85便から同47便と大幅に削減される。一方で、朝の通勤、通学時間帯のJR長岡京駅方面の減便は最小限に抑えるという。

 今里循環系統と滝ノ町系統は統合し、これまで両系統で1日25便だった本数を8便に変更する。また、文化センター通を走る一部路線を廃止する。土日に1便ずつ運行していた阪急の東向日駅への路線も廃止する。あかねバス停と滝ノ町バス停を廃止し、西の京バス停を新設する。

 久貝地区とJR長岡京駅を経由する系統は、新駅に乗り入れる。現状の1日35便から20便に減る。

 大山崎町内の円明寺が丘団地内を通っていた西法寺系統は廃止する。JR山崎駅から友岡地区を通ってJR長岡京駅に向かう系統で、同団地内を通る経路変更を検討しているという。

 路線再編やダイヤ変更は、12月21日からの実施を予定している。

 長岡京市は「阪急バスに強く反対の意思表示をしており、今後も協議を重ねる」としている。7月に市長名で見直しを求める文書を提出したという。

 この日の午前に阪急バスから説明を受けたという大山崎町は「町民生活への影響が大きく、全てを受け入れられない」として協議をしていく姿勢を示した。

【 2013年08月01日 09時36分 】


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