江戸期の道標“復活” 京都・八幡、昔と今つなぐ

2018-08-09 14:37:35 | 歴 history

 京都府の八幡市民らでつくる「八幡の歴史を探究する会」は、同市八幡の寺「青林院」に保管されていた江戸時代の道標をこのほど、寺の参道入り口に設置した。石清水八幡宮への道などを方角とともに指し示しており、往時の風景や人の行き来をしのぶことができる。

 同会は、八幡と近辺の古い道標の調査と保護にも取り組んでおり、管理者の了承を得て初めて道標を再設置した。

 道標は高さ約80センチ。四方に崩し字が刻まれ、「北 京道」「西 八幡宮道」「東 うぢ道」「南 施主 清七」と読める。当初の位置や保管の経緯は不明で、青林院からは西に石清水八幡宮、北に京都市、東に宇治市があることから、寺の前の道沿いに立て、説明板も設けた。

 壊れていたり、放置されたりしたままの道標も多いといい、高田昌史事務局長(73)は「道標について市民に関心を持ってもらい、昔と今をつなぐ歴史遺産として保護につなげたい」としている。

【 2018年08月05日 20時00分 】



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