
■8月4日に上映会
ドキュメンタリー映画「もう一つの家」(約20分)を制作したのは、広告などを手がけるクリエーティブディレクターの広瀬之宏さん(64)=南丹市八木町。同センターを運営するNPO法人「ほっとスペースゆう」の工藤充子理事長(74)と会合で出会い、活動内容や工藤理事長の思いを聞き、映像を通して子育ての苦労や母親の悩み、親子の居場所の必要性を広く紹介しようと企画、制作した。
長岡京市が建設し、昨春オープンした同センターは、毎週木曜日にベテラン保育士が常駐し、親子連れが多く訪れる。映画は今年3月3日に撮影され、同センターで保育士らと散歩に出掛けて遊ぶ様子や、子どもたちを見守る高齢者が収められている。
また、引っ越してきて知り合いがいない中、子育てに不安を感じた経験や、夫が仕事で家にいないため母子家庭のような状態で育児をしなければならない困難さを語る母親たちのインタビューも交えている。
工藤理事長は「映画を通じて子育ての現状を知ってもらい、子育て世代の居場所づくりを地域住民が自ら作っていくことの大切さを感じてほしい」としている。
8月4日午前11時から上映会を同センター(駐車場なし)で開く。申し込みは1日までに同センターTEL兼ファクス(963)5555へ。
【 2016年07月30日 17時00分 】