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目が不自由な人支え40年 京都・長岡京のガイドヘルパー団体

2016-10-16 10:05:48 | 護 help

 目が不自由な人の移動や活動をボランティアで手伝う京都府長岡京市のガイドヘルパー団体「ともしび」が、8月で創立40周年を迎えた。15年ほど前には会員が数人まで落ち込む危機もあったが、昨年には仕事で市内に転居してきた働き盛りの男性が入会するなど、会員9人で元気に切り盛りしている。団体の活性化へ会員も募っている。

 目が不自由な人が安心して暮らせる社会をつくろうと、1976年に発足。最盛期には30人ほどの会員がいたという。しかし会員数は高齢化や有償のガイドヘルパー転身などで次第に減り、2000年を過ぎた頃には3~4人まで落ち込んだ。

 この後、地道に勧誘を続け、現在は40~80代の男女9人で活動している。昨年、転勤で神奈川県から長岡京市に転居してきた40代の男性が、ボランティア活動を求めて市社会福祉協議会に照会し、ともしびへ入会した。会長の谷きよみさん(64)=同市花山=は「長岡京市を気に入ってくれて、何かできることはないかと考えたようだ。若く意欲のある人が来てくれた」と目を細める。

 活動は年に20回ほど。視覚障害者団体などの依頼を受け、目の不自由な人の手を引いてハイキングや社会見学、スポーツ大会、地域の催しに連れて行く。横について歩くだけでなく、階段の上り下りや障害物の有無などを指摘し、景色の説明もする。交通費などは自己負担だが、体験会に参加して魅力を感じ、入会した人も。谷さんは「そうした気持ちがうれしい」と喜ぶ。

 会員募集の問い合わせは市社協ボランティアセンターTEL075(963)5508。

【 2016年10月14日 10時20分 】


玩具で親子楽しく遊んで 京都・大山崎の団体

2016-10-16 09:56:57 | 護 help

 京都府大山崎町で若い母親向けのフリーマーケットを催す子育て支援団体「コムズママ」が、出店費の一部を活用し、町内の子育て支援センターに玩具を寄付する取り組みを始めた。「親子が楽しい時間を過ごす助けになれば」と期待する。

 フリマ「ママたちのリサイクル&手作り市(ママ市)」は母親たちの交流の場として2010年に始まった。町役場北側の名神高速道路高架下で年4回ほど開催しており、乙訓地域や島本町などからたくさんの親子連れが訪れる。

 同センター「ゆめほっぺ」は町保健センター(同町円明寺)内にある。ママ市出店者による寄付は、施設や育児環境を支援しようと本年度スタート。6、7月の開催分で計約2万円が集まり、乳幼児向けの玩具や事故防止の室内用フェンスなどを購入し、贈った。

 ゆめほっぺの大槻優子センター長は「現場の要望に応じた物品を頂いた。親子が安心して過ごせる環境づくりに努めたい」と話す。コムズママの木戸有佳子代表は「寄付したおもちゃで子どもが遊んでいるところを見るとうれしい」と笑顔を見せた。

 10月のママ市は13日午前10時~午後0時半に開かれる。

【 2016年10月12日 11時13分 】


京都・向日市と包括支援センター連携、出張相談所

2016-10-02 10:38:27 | 護 help
 京都府向日市と京都市南区、西京区の各地域包括支援センターが連携し、両市境にあるイオンモール京都桂川で出張相談に取り組んでいる。商業施設を訪れる多くの人に同センターの役割や介護保険制度について知ってもらうのが狙いで、市域を超えたセンター同士の連携にも結びついている。

 出張相談「おたっしゃ広場」は、京都市久世地域包括支援センターなどが2015年2月から月1回開催。向日市や西京区の住民が相談に訪れる機会は多く、同センターから誘いを受けた向日市と西京区の地域包括支援センターが不定期で参加している。

 9月20日には、寝たきり予防のための外出スポットの紹介や福祉車両の試乗体験などのイベントが行われた。向日市民も訪れ、市中地域包括支援センターの職員から介護予防について聞いていた。

 久世地域包括支援センターによると、こうしたセンター同士の交流が縁で、虐待を受けた高齢者の措置入所でスムーズな連携に結びついた事例があるという。

 同センターは「どこに住んでいても気軽に相談できるよう、今後も連携して続けていきたい」としている。

【 2016年10月01日 13時16分 】

子育て支援スペース移転 京都・阪急洛西口駅近く、利用しやすく

2016-10-02 10:22:01 | 護 help
 京都府向日市のNPO法人が運営する子育て支援スペース「つどいのひろば ねこばす」がこのほど、市北部地域の新市街地に移転した。阪急洛西口駅から徒歩3分という好立地にあり、移転後は利用者数が増加。新住民の憩いの場としてあらためて脚光を浴びている。

 同スペースはNPO法人「子育て支援ねこばす」が2014年5月、第4向陽小東側に開設。元保育士らによる子育て相談や一時保育、家事支援などのほか、臨床発達心理士による子どもの発達に関する相談も行っている。

 利用者が増えてきたため、より利用しやすい場所を探していたところ、地元の工務店「LiV」から打診を受け、今月10日にオープンした木造5階建ての同社社屋に移転することになった。

 延べ床面積は約50平方メートルと移転前とほぼ変わらないが、一部屋に集約されて保護者同士が交流しやすくなった。間接照明や収納スペースなど機能も充実。移転後は1日20~30人が訪れており、立地の良さから荒天時にも利用されている。

 午前10時~午後3時。木、日曜休み。問い合わせは子育て支援ねこばすTEL(203)7738。

【 2016年09月26日 10時13分 】

弱者の暮らし支え25年 京都・長岡京の「応援隊」

2016-09-25 09:53:24 | 護 help
 福祉施設での作業や障害者スポーツ大会の補助などのボランティアに取り組む京都府長岡京市の「くらしの応援隊」が、結成25年目を迎えた。メンバーの平均年齢は76歳ながら、独居高齢者の依頼を受けて日常生活の雑務をこなすこともあり、今も精力的な活動が好評を得ている。5月に新会長が就任、今後のさらなる発展に向けて会員も募っている。

 「素人集団が地域の人を支援するため、自分たちにできることをしよう」との趣旨で1992年に設立。依頼があれば、電球交換や障子の張り替え、庭の草引きなど幅広い作業をこなす。また、定期的に特別養護老人ホームなどの福祉施設に出向いて話し相手になったり、洗濯や食事介助などを行ったりするほか、歌や書が得意な会員がコーラスや書道の指導もしている。

 現在は男性12人、女性33人が在籍している。最年少は62歳の男性で最高齢は80代後半になるという。このほど会長に就任した橋本勝司さん(74)=長岡京市馬場=は「自分たちも高齢者ではあるが、明るく元気に、をモットーに頑張っている」と話す。

 2カ月に1回のペースで勉強会を開くなど、日頃の活動以外に会員が交流する場を設ける。つながりを密にすることが会員減少を食い止め、組織の存続につながるからだ。今後を見据えて橋本さんは「活動しやすい組織にして新会員も増やしたい」と意欲を見せる。

 会員募集は随時行っている。ボランティアに意欲的な市民を募っており、年齢は不問。問い合わせは市社会福祉協議会のボランティアセンターTEL(963)5508。

【 2016年09月19日 13時00分 】

童心に帰って高齢者ら熱唱 京都・長岡京

2016-09-18 10:03:45 | 護 help
 お年寄りが舞台発表や作品展示などを通じて交流を深める「秋のフェスティバル」が、京都府長岡京市東神足2丁目の市地域福祉センターきりしま苑で開かれている。16日まであり、さまざまな催しで来場者が楽しいひとときを過ごす。

 敬老の日を前に、同センターのサークル活動を発表する場として、毎年この時期に開催している。

 13日は、童謡コーラス「四つ葉会」が冒頭で「小さい秋みつけた」など季節の歌を披露。続いて「ふじの山」「案山子(かかし)」などを来場者とともに歌った。軽快な曲に手拍子をしたり郷愁を誘うメロディーに情感を込めたりと即席の合唱で盛り上がった。また、フラダンスサークルの「ノエ・アイラナ」の女性たちが優雅な踊りで会場を沸かせた。

 期間中は午前9時半~午後4時まで絵手紙や折り紙、短歌など、サークルの作品展示もある。問い合わせは同センターTEL(956)0294。

【 2016年09月14日 11時05分 】

認知症カフェ拠点を拡充 京都・長岡京、身近な場所で気軽に交流

2016-09-11 11:45:15 | 護 help
 京都府長岡京市から認知症対策事業を受託する長岡記念財団オレンジルーム(同市友岡4丁目)は、認知症患者やその家族が集える認知症対応型カフェを拡充する。今月中旬に、市内2カ所にオープン。地域ごとにカフェを展開し、身近な場所で気軽に交流や相談ができる体制を整える。

 16日にオープンする「カフェ竹の里」は、同市奥海印寺の特別養護老人ホーム「竹の里ホーム」内に設ける。主に長岡第四中校区内の65歳以上の人が対象で、毎月第2、4金曜日の午後1時半~3時半に開催。お茶代は1回100円。

 また、20日には「カフェらくらく」をサービス付き高齢者向け住宅「next洛楽」(同市神足)内の食堂兼交流ルームに設ける。主に長岡第三中校区の65歳以上が対象で、毎月第2、4火曜日の午後2時半~午後4時半に開く。ワンドリンク制。

 同ルームは、市から事業委託を受けた2012年度から、専門職が認知症に関わる医療型カフェや65歳以上の市民を対象に予防や啓発を行うサロンなどを開催してきた。だが、拠点となるカフェの数が少ない上、認知症患者以外の参加が多く、患者や家族が参加しにくいことや参加者の固定化など課題があった。そのため、昨年度から市内各地にカフェの配置を進めている。

 昨年秋には同市緑が丘の喫茶店と同市井ノ内の自治会館でカフェ2カ所を開設。今年6月から、同市長岡1丁目の土井医院でドッグセラピーを主体とした「ピノカフェ」をスタートしている。このうち一部のカフェでは市北、南両地域包括支援センターや長岡病院の医師とも連携し、無料相談なども行う。

 長岡記念財団オレンジルームは「引きこもりがちな認知症患者と家族を地域で受け止め、地域が支えながら暮らせるような拠点になれば」としている。

【 2016年09月10日 11時59分 】

熊本復興への歩み力に 京都・長岡京市職員が被災家屋診断

2016-09-04 17:03:53 | 護 help
 京都府長岡京市職員の本間友也さん(35)がこのほど、熊本地震で被災した熊本市に派遣され、現地の被災家屋の診断を手伝った。地震発生から4カ月以上が過ぎ、復興への歩みを続ける被災地での日々を振り返って「被災者の力になれてよかった」と話す。

 本間さんは、熊本市職員とともに、同市北区の被災家屋を回った。被災状況の一次調査の結果に納得しない世帯主らのために、家屋内への立ち入りもできる二次調査に従事。基礎や天井、壁、柱などを細かく調べ、損壊度を点数化して一部損壊や半壊などの判定を行った。

 一部損壊と半壊では、税の優遇措置などに差がある。一次調査で一部損壊と判定された中には不満を抱える世帯もあり、詳細な調査を求める声に応えるための人員が必要になっている。全国市長会の呼び掛けで各自治体から職員が被災地入りしており、税務課固定資産税担当の経験がある本間さんも8月15~21日に赴いた。

 本間さんは約30軒の家屋を調査。台風の影響を受けやすい熊本は瓦ぶきの屋根が多いという。地震で瓦が落ちてしまった家が目立つ半面、「修理しようにも品不足で直せない」との嘆きをよく耳にした。熊本市中心部の繁華街でも再開できない商店が目立ち、復興はまだまだ道半ばとの印象を持った。

 ただ、「そうした状況でも被災者同士が助け合い、復興に向かっているのはすごいことだ」と感心する。被災地での経験を基に「災害はいつ来るか分からない。私たちも被災地で起きている情報を常に把握し、災害に備えなければならない」と強調する。

【 2016年09月03日 11時19分 】

障害ある子と家族、地域と共に 京都・向日のサークル10年

2016-09-04 16:55:22 | 護 help
 障害のある子どもとその家族でつくる京都府向日市のサークル「ぼちぼち」が今年、結成10年目を迎える。同市向日町の子育て支援センターさくらを拠点に子育ての悩みを話し合ったり、イベントを開いたりして交流を深めている。メンバーは「一人で悩んでいる人にさまざまな情報を提供し、地域で共に生活できるようにしたい」と決意を新たにしている。

 京田辺市の府立こども発達支援センターを利用していた母親が、子どもの就学を契機に「地域に利用者同士で集まれる場所をつくろう」と提案したことがきっかけで、2006年12月に発足した。

 現在、33家族が登録している。子どもは知的障害やダウン症など重い障害のある1~14歳。月1回、同センターに親子が集まり、子どもの進路相談や福祉サービスの情報交換などを行っている。毎年12月には市福祉会館で「ぼちぼちまつり」を開き、ゲームや体を使った遊びなどで交流を深めている。

 役職を設けず、出欠も確認しない自由な雰囲気が特徴で、連絡係の石井恵さんは「誰でも気軽に相談でき、ほっとできる場になっている」と話す。

 障害のある人への理解はまだまだ進まず、メンバーも差別や障害に無理解な発言を浴びせられたことがある。長女(13)と参加している佐藤友恵さんは「娘のことを知ってくれている人をもっと増やし、これからもこの地域で暮らしていきたい」と話している。

 問い合わせは子育てセンターすこやかTEL(932)7830。

【 2016年08月29日 10時24分 】

犬の熱中症にご用心! 京都・乙訓、保冷機能付きグッズで対策も

2016-08-28 11:29:37 | 護 help
 猛暑による熱中症で体調を崩すペットの犬が京都府の乙訓地域で増えている。中には症状が悪化して死ぬケースもあり、獣医師が飼い主に注意を呼び掛けている。

 大山崎町の「みなせ動物病院」によると、今夏は熱中症疑いの犬が例年に比べ多く、下痢など消化器の不調が目立つ。鈴木つぼ美院長は「梅雨明けの7月末以降どっと増えた。多い日は一日3~4匹ある」と言う。

 特に注意が必要なのは鼻が短いパグのような短頭種や脚が短く地熱にさらされやすい犬種、高齢犬。鈴木院長は「犬は人間のように汗をかいて体温調節できず、想像以上に暑さに弱い。室内犬の場合、冷房の温度も低めに設定を」と助言する。

 愛犬家たちの中には保冷機能付きペットグッズ活用などで猛暑対策に努める人もいる。「クールバンダナ」を首に巻いたペキニーズ犬と散歩中の戸倉繁美さん(78)=同町円明寺=は「犬は大切な家族で人間と同じ。言葉を話せない分、飼い主がきちんと体調を気に掛けてあげたい」と話した。

【 2016年08月25日 08時53分 】

災害ボランティアセンター運営訓練 京都・向日市社協が10月

2016-08-28 11:19:32 | 護 help
 京都府の向日市社会福祉協議会は、災害ボランティアセンターの設置運営に関する本格的な訓練を10月1日に実施する。大地震が発生したとの想定でセンターがボランティアの受け入れやマッチングのほか、実際に地域に出向いて自治会役員らと独居高齢者の安否確認や必要物資の把握を行う。こうした訓練は府内でも珍しく、市社協は「より実践的な内容にしたい」としている。

■熊本地震教訓に地域住民巻き込む

 災害ボランティアセンターは全国各地で設置が進んでいるが、熊本地震の被災地では地域との連携が不十分だったために、救助が遅れたり混乱を招いたりするケースがあった。地域住民を巻き込んだ訓練を重視した市社協が、西ノ岡中(同市物集女町)で行われる市防災訓練の一企画として実施することにした。

 訓練は大地震発生の2日後という設定。自治会役員らが各地域でセンターから派遣されたボランティアとともに、要配慮者の安否や支援ニーズを確認し、被災状況を調査する。

 センター本部では、ボランティアの受け入れや車での送り出し、災害支援依頼の調整、現地からの情報を地図に落とし込む作業などを行う。

 訓練には府社協や周辺自治体の社協、府災害ボランティアセンターの関係者も参加する予定。7月28日には災害ボランティアセンターをテーマにした研修会を開いた。市社協は訓練に参加する自治会を今月25日まで募っている。問い合わせは地域福祉課TEL(932)1961。

【 2016年08月22日 08時58分 】

京都・乙訓の企業が「ミナソラ」応援 府補助金カット予想で

2016-08-28 11:16:52 | 護 help
 京都府向日市の福島支援グループ「ミンナソラノシタ(ミナソラ)」の活動を応援する動きが、乙訓地域の企業の間に広がっている。ミナソラが主な活動資金としてきた府補助金は本年度、打ち切られる可能性が高い。子育て中の母親らが「福島の役に立ちたい」という純粋な思いで立ち上げたミナソラを、今度は地元を中心とした企業が支えていく。

■福島支援、メンバーの熱意に広がる絆

 ミナソラは2013年にまこと幼稚園(同市鶏冠井町)の保護者を中心に結成された。福島では放射能汚染を懸念して子どもの外遊びを制限するケースもあり、ミナソラはオリジナルグッズの販売収益や寄付金を活用して砂場を提供したり、福島の親子と交流したりしてきた。

 「メンバーの熱意を感じたし、心に響いた」と話すのは、乙訓にも店舗展開する医療品販売会社のキリン堂(本社・大阪市)総務部顧問島田幾雄さん(62)。

 昨年11月、大阪NPOセンターが主催した「ソーシャルビジネスプランコンペ」でミナソラの活動を知った。島田さん自身も福島でボランティア経験があり、「会社を巻き込んででも支援しなければ」と使命感を抱いた。

 今後はミナソラが必要とする資材購入費を援助するほか、取引先にオリジナルグッズの購入を勧めるなど地道な活動も行っていく。

 グッズ販売を支援するサポーターショップも増えている。マルヤス、Books&Cafe wonderland、museum、京料理松長、リンデンに続き、今夏加わったのが自動車ディーラーのホンダカーズ乙訓。店内の一角にグッズ販売スペースを設けたほか、顧客約3千人にミナソラの情報入りのチラシを郵送するなど「宣伝部長」も務める。

 社長の川村啓介さん(55)は「何か社会貢献しなければいけないと考えていたところに(ミナソラから)話をもらった。これも何かの縁。人のつながりがなければ商売は成り立たない」と話す。

 ホンダカーズ乙訓など複数の企業とミナソラを引き合わせたのが京都信用金庫滝ノ町支店長の小倉光雄さん(49)だ。昨年10月に同信金が主催した商談会でミナソラと企業の商談が不成立に終わったことを気に掛け、以来企業との「橋渡し」を担っている。

 「社是にも『地域との絆づくりを大事にする』とあるので…」と支援の理由を説明する一方で、「子育てや仕事で忙しい母親たちが自分たちの利益を考えずに頑張っている。ミナソラを応援すると気持ちいいんです」とほほ笑む。

 このほか、ハウスメーカー「リヴ」もミナソラの支援を検討している。

 ミナソラ代表の林リエさん(38)は「支援いただいている皆さんには本当に感謝している。福島の親子との絆を絶やさないため、細く長く活動を続けていきたい」と話している。

【 2016年08月21日 20時00分 】

独居高齢者の見守り、緊急対応16件に 京都・向日市社協

2016-08-21 09:26:32 | 護 help
 向日市社会福祉協議会は、京滋ヤクルト販売(京都市南区)と協定を結んで2014年から実施している独居高齢者の見守り活動で、体調不良などによる緊急対応件数が16件に上ったことを明らかにした。今年5月には配達員との連携プレーで85歳の女性の命を救った。見守られる側の高齢者が見守り活動を始める事例も出ており、市社協は地域で支え合う「ご近所福祉」のモデルケースとして期待している。

 「2日前から訪問しているが、留守が続いている」。5月中旬、市社協職員の伊勢田広樹さん(33)は配達員の女性から連絡を受けた。

 伊勢田さんはすぐに女性(85)宅に電話したが応答なし。福祉関係者や家族に聞いても所在が分からなかったため、警察と消防に緊急通報して女性宅に入ったところ、衰弱状態で倒れている女性を発見した。伊勢田さんは「最初の一報がなければ女性は亡くなっていたかもしれない」と話す。

 見守り活動の対象は介護保険法などに基づくサービスを利用していない75歳以上の市民。商品提供は週1回手渡しが原則で、対象者が不在の時は出直すという徹底ぶりだ。

 今月1日現在で124人が登録しており、このうち男性21人、女性103人。緊急対応にはたまたま外出していたり、入院したりしていたケースも含まれるが、70代女性で体調不良や入院による緊急対応をした事例はなかった。市社協は「介護保険を利用していないということはある程度元気ということ。70代の女性を中心に『見守る側』にもなってほしい」としている。

【 2016年08月19日 12時02分 】

がん検診受けてね 「お玉ちゃん」一肌ぬぐ 京都・動画出演

2016-08-21 09:21:33 | 護 help
 がん検診の受診率アップは私に任せて-。京都府長岡京市はこのほど、長岡京ガラシャ祭のキャラクター「お玉ちゃん」が胃がんと乳がん検診を体験する動画を作った。お玉ちゃんがバリウムを飲んだり着物を脱いだりする普段は見られない姿が、静かな人気を呼んでいる。

 がん検診に関心を持ってもらおうと、市健康医療推進室が乙訓医師会や京都予防医学センターなどの協力を得て作った。

 胃がん検診の動画(5分22秒)では、お玉ちゃんが問診を受けたり、検診車の中でバリウムを飲んで検診台に乗ったりしている。乳がん検診(5分50秒)では、乳房モデルを使って自己触診方法を確認し、着物を脱いで触診やマンモグラフィー検査を受けていた。検診の留意点も紹介している。動画は市のホームページや動画投稿サイト「ユーチューブ」で見ることができる。

 昨年度の受診率は胃がんが5・0%、乳がんが19・6%。市は2020年度までにそれぞれ50%に引き上げる目標を掲げている。受診期間は9月30日から11月30日まで。問い合わせは同室TEL(955)9704。

【 2016年08月17日 11時16分 】

「幼稚園留学」受け入れ、被災地支援 京都・向日のグループ

2016-08-14 11:33:44 | 護 help
 京都府向日市の福島支援グループ「ミンナソラノシタ(ミナソラ)」が来年度、福島第1原発事故があった福島県の園児や保護者を短期間受け入れる「幼稚園留学」を、京都市西京区の大原野幼稚園の協力を得て実施することになった。これまでは向日市内の幼稚園の同事業をサポートしていたが、活動を始めて3年がたち、「独り立ち」を決意。企業や関係者の支援を得て、幼稚園留学を広げていく。

 幼稚園留学は同市鶏冠井町のまこと幼稚園と向日町教会が2014年から始めた。オムロンヘルスケア(同市寺戸町)などの支援を得て、福島県郡山市の親子を3週間、無償で受け入れている。ミナソラはドングリ拾いや茶話会などで親子との交流を深めてきた。

 幼稚園留学を広めようと、ミナソラが大原野幼稚園に打診し、了解を得た。保育料や教材費など園での活動に関する費用はすべて園側が負担する。吉江美和子園長(56)は「少しでも(ミナソラの)力になればと思った。園庭が広く、自然に囲まれているので子どもたちに良い思い出をつくってもらえたら」と話す。

 実施時期や受け入れ人数は未定。親子の滞在場所や交通費などの工面が今後の課題で、ミナソラは地元の企業などに支援を求めていきたい考えだ。

 代表の林リエさん(38)は「今後、幼稚園留学の実施場所を増やし、福島との交流を続けていきたい」と話している。

【 2016年08月13日 10時34分 】