NHK BSの『フェルメール盗難事件の「アナザーストーリー」』からの連想で
「俳人・小林一茶のアナザーストリー」を 発見 したくだりを書いておこうと思いました。
それは、8月27日に訪れた信州・高山村一茶ゆかりの里『一茶館』で感じた奇妙な違和感から始まりました。
赤倉から山田温泉に向かう途中、リンゴ、ブドウ畑の道中に
ひんぱんに現れる『一茶館』の道案内に誘われて、
ちょっと休憩、と気軽に立ち寄ったのですが
立派で現代的な建物~ (岡田新一設計)
一茶がたびたび逗留した『離れ家』
誰でも知っている
「我と来て遊べや親のない雀」(おらが春)
母を亡くして辛い少年時代を過ごしたさみしい、優しい人、のイメージが、
展示物の、『父の終焉日記』は
病床の父に対する敬愛に反して、継母と義弟に対しては連日、強欲と非情を書き連ねていて「リアルすぎる」
ここまで言うかと、むしろ一茶の方に「欲と非情さ」をみる思いで、驚きと不快感すら。
≪冊子より≫
≪たとえば~ こんな調子;現代語訳≫
一茶のイメージとあまりに違う印象にかえって興味が出て、ネットであたると、
藤沢周平『一茶』が、まさしくドンピシャで、俗っぽく、欲にまみれ、傲慢、卑屈な一生記になっているらしい。
一茶は義弟との遺産争いにしのぎをけずり、悪どいと思われるような手段まで使って、ついに財産をきっちり半分とりあげた人物だった。また五十を過ぎてもらった若妻と、荒淫ともいえる夜夜をすごす老人であり、句の中に悪態と自嘲を交互に吐き出さずにいられない、拗ね者の俳人だった」 (藤沢周平 エッセイ「一茶という人」 )
藤沢周平にかかれば、
「欲が悪い」「俗が悪い」というばかりでなく、
そんな人間が、優れた2万もの句を作った不思議さ、奇怪さ、
きっと、時代の変転とか、優れた芸術の生まれ出るところとか
さっそくAmazonに申し込みました。
≪新赤倉温泉~高山村~嬬恋村~軽井沢≫;行程
≪高山村≫
「俳人・小林一茶のアナザーストリー」を 発見 したくだりを書いておこうと思いました。
それは、8月27日に訪れた信州・高山村一茶ゆかりの里『一茶館』で感じた奇妙な違和感から始まりました。
赤倉から山田温泉に向かう途中、リンゴ、ブドウ畑の道中に
ひんぱんに現れる『一茶館』の道案内に誘われて、
ちょっと休憩、と気軽に立ち寄ったのですが
立派で現代的な建物~ (岡田新一設計)
一茶がたびたび逗留した『離れ家』
誰でも知っている
「我と来て遊べや親のない雀」(おらが春)
母を亡くして辛い少年時代を過ごしたさみしい、優しい人、のイメージが、
展示物の、『父の終焉日記』は
病床の父に対する敬愛に反して、継母と義弟に対しては連日、強欲と非情を書き連ねていて「リアルすぎる」
ここまで言うかと、むしろ一茶の方に「欲と非情さ」をみる思いで、驚きと不快感すら。
≪冊子より≫
≪たとえば~ こんな調子;現代語訳≫
一茶のイメージとあまりに違う印象にかえって興味が出て、ネットであたると、
藤沢周平『一茶』が、まさしくドンピシャで、俗っぽく、欲にまみれ、傲慢、卑屈な一生記になっているらしい。
一茶は義弟との遺産争いにしのぎをけずり、悪どいと思われるような手段まで使って、ついに財産をきっちり半分とりあげた人物だった。また五十を過ぎてもらった若妻と、荒淫ともいえる夜夜をすごす老人であり、句の中に悪態と自嘲を交互に吐き出さずにいられない、拗ね者の俳人だった」 (藤沢周平 エッセイ「一茶という人」 )
藤沢周平にかかれば、
「欲が悪い」「俗が悪い」というばかりでなく、
そんな人間が、優れた2万もの句を作った不思議さ、奇怪さ、
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≪高山村≫
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