マルガリータのつぶやき

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≪ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち≫ パナソニック汐留美術館

2019-05-27 23:00:40 | 絵画、展覧会、記念館
≪ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち≫ (パナソニック汐留美術館)は見ごたえがあった。



象徴主義、世紀末、ファム・ファタル、サロメ、パリ、とキーワードをならべただけでも、イメージの宝庫で、しばし<世紀末>に遊んだ。


 
 特に<サロメ>、
モローはサロメに取りつかれたように彼女の姿を描き続け、世紀末芸術のシンボル的な女性に変貌させていった。
 無邪気な小娘は、19世紀末の雰囲気にあって、官能と罪の香りで男たちを幻惑するファム・ファタール、妖女へ


オペラの<サロメ>は、モローの影響下で書いたオスカーワイルドのスキャンダラスな脚本に、リヒャルト・シュトラウスの大胆な不協和音の大音響、
 去年のザルツブルグで大絶賛を浴びたアスミック・グレゴリアン(サロメ)版の録画をもう一回見直してみた。
 完全なる妖女へ、大音響のなかに官能がそびえたつ。






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