今朝は一瞬、テレビのニュース画面にくぎ付けになりました。
鳥島から聟島に移動させたアホウドリが、3年後に新しい繁殖地の聟島の方に戻ってきたという。
アホウドリは巣立って3年間は各地を放浪し、その後、繁殖のために生れ故郷に戻ってくる習性があるらしい。

ニュースでは、・3年前に小笠原群島の聟島を巣立った国の特別天然記念物「アホウドリ」のヒナ10羽のうち、
雄の1羽が戻ってきた。
・アホウドリは伊豆諸島の鳥島に多く生息しているが、火山活動が活発化すると絶滅するおそれから、、
3年前から聟島を新たな繁殖地とする取り組みが行われていて、聟島での繁殖につながる第一歩。
アホウドリ、鳥島 と聞いて、
すぐに、吉村昭の小説「漂流」が思い浮かびました。
江戸時代のアホウドリだらけの鳥島が、今や、繁殖の対象になっているとは!
人を寄せ付けず、溶岩むき出しの鳥島
江戸・天明年間、シケで黒潮に流された男たちが、不気味な絶海の火山島に漂着、
水も湧かない無人島で、仲間は次々と倒れ、土佐の船乗り長平のみが生き残り、12年の苦闘の末、ついに生還。
例によって史実を丹念に拾って書いた小説で、読む者に迫ってくるものがすごい。
(すごいといえば、同じ著者の、網走監獄の脱獄王を描いた小説も忘れられないです。)
ネットにつぎのような文章を見つけた時は、「ああ、ここにも熱烈なファンがいた!」とうれしくなりました。
『つい最近(2002.8)、この島(鳥島)が爆発し、アホウドリが全滅の危機に瀕していることが報道されたが、
あの世の長平が聞いたらどんな気持ちになるだろうか?』
この『漂流』を吉村作品のベスト1にあげる人もいますが…
私は、といえば、吉村作品は一冊、一冊がそれぞれ素晴らしく、次から次に、気がつけば全冊読破、
その上、取材雑記から評論から、奥様の芥川賞作家津村節子の小説にも手掛かりを求めて食指を伸ばしたり~(笑)
もう一度と思い、書棚に「漂流」をとりに行ったのですが、何故か「漂流」が見当たらず、
誰かに貸したのか
、他の資料に紛れ込んだか
、

(最後7冊は奥方、津村節子のものです。)
落ち着かずに、再度買い求めての上掲の写真でした
。
鳥島から聟島に移動させたアホウドリが、3年後に新しい繁殖地の聟島の方に戻ってきたという。
アホウドリは巣立って3年間は各地を放浪し、その後、繁殖のために生れ故郷に戻ってくる習性があるらしい。


ニュースでは、・3年前に小笠原群島の聟島を巣立った国の特別天然記念物「アホウドリ」のヒナ10羽のうち、
雄の1羽が戻ってきた。
・アホウドリは伊豆諸島の鳥島に多く生息しているが、火山活動が活発化すると絶滅するおそれから、、
3年前から聟島を新たな繁殖地とする取り組みが行われていて、聟島での繁殖につながる第一歩。
アホウドリ、鳥島 と聞いて、
すぐに、吉村昭の小説「漂流」が思い浮かびました。
江戸時代のアホウドリだらけの鳥島が、今や、繁殖の対象になっているとは!


江戸・天明年間、シケで黒潮に流された男たちが、不気味な絶海の火山島に漂着、
水も湧かない無人島で、仲間は次々と倒れ、土佐の船乗り長平のみが生き残り、12年の苦闘の末、ついに生還。
例によって史実を丹念に拾って書いた小説で、読む者に迫ってくるものがすごい。
(すごいといえば、同じ著者の、網走監獄の脱獄王を描いた小説も忘れられないです。)
ネットにつぎのような文章を見つけた時は、「ああ、ここにも熱烈なファンがいた!」とうれしくなりました。
『つい最近(2002.8)、この島(鳥島)が爆発し、アホウドリが全滅の危機に瀕していることが報道されたが、
あの世の長平が聞いたらどんな気持ちになるだろうか?』
この『漂流』を吉村作品のベスト1にあげる人もいますが…
私は、といえば、吉村作品は一冊、一冊がそれぞれ素晴らしく、次から次に、気がつけば全冊読破、
その上、取材雑記から評論から、奥様の芥川賞作家津村節子の小説にも手掛かりを求めて食指を伸ばしたり~(笑)
もう一度と思い、書棚に「漂流」をとりに行ったのですが、何故か「漂流」が見当たらず、
誰かに貸したのか





落ち着かずに、再度買い求めての上掲の写真でした
