(27)「啄木の詩の道」の歌碑(盛岡市新庄、岩山) 平成9年建立(『一握の砂』より)
「詩の道」の啄木歌碑
ほたる狩
川にゆかむといふ我を
山路にさそふ人にてありき
啄木
啄木は上京しましたが体調をくずして渋民村に戻り、宝徳寺で詩や短歌を詠み、また、蛍狩りなどをして、のんびり暮らしていました。この歌は当時の様子を詠んでおり、明治36年7月発行の『明星』にも、当時の様子を詠んだ次の歌が「白蘋」のペンネームで掲載されています。
「ほゝけては藪かけめぐる啄木鳥の みにくきがごと我は痩せにき」
啄木詩の道
岩山啄木望郷の丘に啄木生誕111年を記念して平成9年(1997)に「啄木詩の道」がつくられました。道の長さは50mほどあり、その散歩道に歌碑10碑が設置されています。私が訪れた時には、小学生のクラスの勉強会?で先生が引率してきていました。
小学生の勉強会
岩山までは盛岡駅からバスも運行(冬場は運休)されていますので、盛岡にいらした折には訪ねてください。岩手山も綺麗に見えますし、盛岡市内が一望できます。
岩手山
オリンピックが終了し9日からパラリンピックが始まりますね。フィギュアスケートの羽生結弦選手の国民栄誉賞贈呈の検討に入ったようですが主将として頑張った小平奈緒選手も検討していただきたいですね。
オリンピックを見ていて感じたことは、スケートやスキーの距離競技においては空気抵抗が思っていたより大きいことがわかりました。解説者や選手の話では、金メダルをとる作戦として、
1.先頭に立つと大きな空気抵抗を受けるので先頭の後ろについて体力を温存し最後に追い越す。
2.先頭は大きな抵抗を受けるので交互に先頭に立ち条件を同じにして争う。
この二つのようです。スキー競技でスタート直後に転倒し最後尾になりながら、そこから追い越して金メダルを獲得したノルウェーのクルーゲル選手のようにずば抜けて強ければ作戦などいらないのでしょうが。