たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

盛岡市所在文化財(11)

2023年01月02日 | ぶらりぶらり

盛岡市に所在する文化財です。

前回までは、国指定の、有形文化財、民族文化財、記念物、国認定文化財・重要美術品を載せてきました。

今回は、国登録文化財です。

 

国登録文化財

国登録文化財は、所有者の要望により推薦、選定の上で台帳に登録され、緩やかな規制のもと、地域の財産として、みんなに周知してもらい、使い続け、住み続けながら守っていきましょう、というものです。今回は、国登録文化財の内、建造物です。

 

(18) 岩手県公会堂(建造物)            盛岡市内丸

 

 

公会堂の設計は、大隈講堂や日比谷公会堂を設計した佐藤功一氏が担当し、昭和2年に創建されました。当初は県会議事堂・大ホール・西洋料理店・皇族方等の宿泊所と4つの用途を備えており、当時としては高層の建築物で、塔屋からは盛岡の町が見渡せたといいます。現在は大ホールや16室の部屋があり、習い事、制作・文化活動の場としても利用されています。

 

(19) 旧南部家別邸(建造物) 盛岡市愛宕町

 

 

旧南部家別邸(現・中央公民館別館)は、和洋の意匠を織り交ぜた明治期建築の造形の規範となる建物として、文化財保護法に基づき平成25年に有形文化財に登録されました。旧南部家別邸は、明治41年、旧盛岡藩主南部家の別邸として新築されました。設計は東京駅や旧盛岡銀行本店などを手がけた葛西萬司氏です。その後、建物は昭和55年に改修され、現在は中央公民館別館として市民に親しまれています。

 

 (20) 米内浄水場(建造物、現・盛岡市水道記念館) 盛岡市上米内

 

文化財の対象は、米内浄水場の水道記念館、出水井、ろ過池調整室、緩速ろ過池、緩速系沈殿池、緩速系着水井です。昭和7年に工事が着手され、昭和9年に完成しました。旧管理事務所兼管理者住居(現・盛岡市水道記念館)は、木造平屋建てで屋根は瓦葺で、正面外観は左右対称になっています。出水井上屋は、鉄筋コンクリート造平屋建てで、八角形の平面が特徴です。ろ過池は鉄筋コンクリート造です。

 

 

 

 

 


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