たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

立待岬の啄木の歌

2013年06月22日 | 啄木歌碑
石川啄木は27歳という若さで亡くなりますが、「死ぬときは函館で」という啄木の言葉もあり、啄木は函館の地に眠っています。
墓地の場所は啄木の愛した大森浜を望む函館山の南端にある立待岬へ向かう坂の途中に石川啄木一族の墓として建立され、墓面に歌が刻まれている。












東海の
小島の磯
の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる




啄木の墓地から200mほど進むと立待岬に着きます。立待岬からは晴れている日には下北半島まで見えると云われておりますが、天気が悪く壮大な景色を見ることができませんでした。





また、立待岬には、自然の岩を利用してつくられた与謝野寛、晶子の歌碑があります。





浜菊を郁雨が引きて根に添ふる立待岬の岩かげの土 寛

啄木の草稿岡田先生の顔も忘れじはこだてのこと 晶子



立待岬から五稜郭、トラピスチヌ修道院に立ち寄って帰ってきました。






天気が良ければ100mほどの高さのある五稜郭タワーからの一望は素晴らしいのでしょうが、残念でした。








トラピスチヌ修道院は日本初の女子観想修道院として明治31年に創立され、現在の聖堂は昭和2年に再建されているとのこと。煉瓦の外壁、半円アーチの窓などが印象的です。



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