たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

盛岡市所在文化財(8)

2022年11月15日 | ぶらりぶらり

盛岡市に所在する文化財です。

前回までは、国指定の有形文化財・民族文化財、記念物の史跡を載せてきました。今回は、記念物の天然記念物を載せます。

 

国指定記念物

記念物には、史跡、名勝、天然記念物があります。今回は天然記念物です。

 

(12) 盛岡地方裁判所の石割桜                       盛岡市内丸

 

裁判所は盛岡藩の家老・北監物の屋敷跡にあります。裁判所の前庭に石割桜がありますが、北監物の屋敷内の庭にあった巨石が落雷をうけてできた割れ目に桜の種子が飛んできて芽を出し、成長とともに石の割れ目を押し広げていったと言われています。石は花崗岩で周囲が21m、桜はエドヒガンで、樹齢は350~400年以上と推定されます。石の割れ目は北側・南側共に少しずつ広がっているようです。大正9年(1920)に国の天然記念物に指定されました。昭和7年(1932)、裁判所が燃えた時、庭師の藤村氏は着ていた半纏で木を濡らし、石割桜の幹にふりかかる火の粉を消したというエピソードがあります。

 

(13) 龍谷寺のモリオカシダレ           盛岡市名須川町

 

境内にある白色のシダレザクラは、大正9年に国の天然記念物調査委員の三好学博士により発見された新種でエドヒガンオオシマザクラの雑種です。樹性はシダレ性で、シダレヒガンに近く、葉形はソメイヨシノに近く、幹・葉・花の外形がソメイヨシノに似ているが、枝が垂れていること、花の色が白いことが特徴で、幹から直接花を咲かせる姿は、ソメイヨシノとは異なる美しさがあります。国は、城跡、庭園、動物・植物・地質鉱物などのうち重要なものを「史跡」、「名勝」、「天然記念物」に指定し、そのうち特に重要なものについては、「特別史跡」、「特別名勝」、「特別天然記念物」に指定しています。

 

 

 

 

 


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