昨日の爆問学問は赤ちゃん学!
生後5ヶ月で物がなくなる手品などをするとじっと凝視するという。
すなわち物がなくなるということを認識している。
これは生きて行く上で食べ物がなくなるということを認識することにつながるので、生後5ヶ月でも備わっているのだそうだ。
なるほど。
また、鏡で自分を認識するのは何歳かという実験も紹介されていた。
頭にシールをそっと張り付け、鏡に映った自分の姿を見て、幼い子はそのシールを取るために手を鏡に伸ばす。
しかし、3歳くらいになると、鏡でなく自分の頭に手を伸ばすという訳だ。
2秒遅れの鏡の実験も面白かった。
幼児は2秒遅れで映像が映る鏡に映るのは自分ではないと考えるのだそうだ。
2秒遅れの鏡は、いいな。実用化されたら売れるのでは?だって、絶対見ることのできない、自分の後ろ姿が見れるんだから。
面白い実験。
人間の本質を知るためには、赤ちゃんを研究するのは確かに早道のような気がした。
それにしてもやはり人間は凄い。
ロボットあるいは科学技術はまだまだだ。
爆笑問題のニッポンの教養 | 過去放送記録 | FILE119:「教えて 赤ちゃん!」 | 開一夫(ひらきかずお) | 2010年9月7日放送分
東京大学 開一夫研究室
東京大学 開一夫研究室
生後5ヶ月で物がなくなる手品などをするとじっと凝視するという。
すなわち物がなくなるということを認識している。
これは生きて行く上で食べ物がなくなるということを認識することにつながるので、生後5ヶ月でも備わっているのだそうだ。
なるほど。
また、鏡で自分を認識するのは何歳かという実験も紹介されていた。
頭にシールをそっと張り付け、鏡に映った自分の姿を見て、幼い子はそのシールを取るために手を鏡に伸ばす。
しかし、3歳くらいになると、鏡でなく自分の頭に手を伸ばすという訳だ。
2秒遅れの鏡の実験も面白かった。
幼児は2秒遅れで映像が映る鏡に映るのは自分ではないと考えるのだそうだ。
2秒遅れの鏡は、いいな。実用化されたら売れるのでは?だって、絶対見ることのできない、自分の後ろ姿が見れるんだから。
面白い実験。
人間の本質を知るためには、赤ちゃんを研究するのは確かに早道のような気がした。
それにしてもやはり人間は凄い。
ロボットあるいは科学技術はまだまだだ。
爆笑問題のニッポンの教養 | 過去放送記録 | FILE119:「教えて 赤ちゃん!」 | 開一夫(ひらきかずお) | 2010年9月7日放送分
生後5か月で足し算がわかる?!赤ちゃんの知られざる能力を探る「赤ちゃん学」の先鋭、開一夫東大教授を訪ねる。
太田:赤ん坊は生まれてギャーって泣き出すわけでしょ。あれは何ですかね。よほど不安なのかね。
太田:あの時初めて聞こえるわけでしょ、自分の声も。
開:多分よく聞こえるわけですよね。自分で声を出すかどうか分からないけど、外の音は多分おなかの中でも聞こえていると思うんですけど。だけど、自分で出した音というのが耳でフィードバックが掛かってっていうのは、本当に自分だと。これ自分の声だと。
太田:だって、まだ目は見えないし、「わあああ」って言ってみて、それが聞こえるっていうことと、で、医者が「生まれました」とか何とかっていう声とね。
開:そう、自分の出しているのと違うな、これはみたいな。
太田:これがおれだっていう、その確認は最初だよね、そこだよね。きっと。
2秒遅れの鏡装置の前で太田さんが時差を使って背中を眺めていたエピソード。
実はこれ、スタッフが次の撮影の準備をしている間の出来事で 田中さん以外は気づいていませんでした。対談での話を受け、撮影終了後に無人カメラ映像をチェックしたところ、ありました!田中さんの言うとおり、チンパンジーのミズキと同じような太田さん行動が!
背中の丸まり具合、鏡をのぞき込む角度、やってることだけでなく見た目もなにやらミズキそっくり?!いやいやミズキが太田さんをまねたのか??進化の不思議(?)と爆笑問題さんのコンビ愛を感じた出来事でした。
東京大学 開一夫研究室
「いま」の自己映像の認知
子どもは2歳になる頃までに鏡に映った自分の姿を自分であると認めることができるようになると言われています。その証拠に、知らないうちにほっぺや鼻に口紅をつけて鏡の前に立たせると、子どもは鏡像だけを手がかりにして塗られた口紅に触れることができます。マークテストと呼ばれるこのテストは、自分の鏡像を自分の写しであると理解しているかどうかを見ることのできるテストであるといえます。
しかし、このテストの性質をもう一度よく考えてみると、実はこのテストは鏡像が自分であると認める以上の能力を要求していることが分かります。それは、このテストをパスするためには鏡像が単に自分であると認めるだけでなく「いま」現在の自分の写しであることを理解している必要があるという点です。
東京大学 開一夫研究室
では,実際,どういう問題だったかを説明しましょう.まず練習として,モノが落下してきて,音が鳴るといった状況を赤ちゃんに提示します.その後にテストを行いました.まず最初に,モノが1個現れます.そのあと,スクリーンが上昇してきて,それが隠されます.しばらくすると,モノが1個落ちてきて音がなりますが,モノの動きは,スクリーンによって隠されて見えませんでした.次に,スクリーンが下降して,モノが現れます.この場合に,2つの場面を提示しました.ひとつは,正しい計算結果として2個現れる場合(1+1=2),もうひとつは,間違った計算結果として3個のモノが現れる場合(1+1=3)を提示しました.すると,赤ちゃんは,正しい計算結果の場合は,それほど興味を示しませんでしたが,間違った計算結果を見せた場合には,なにかおかしいと思って,テレビ画面を不思議そうにずっと見続けることがわかりました.このことは,乳児が,モノ数と音の数を足し合わせて,モノが2個現れるということを予測しているからにほかなりません.