梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

梅之名古屋日記・13

2008年04月16日 | 芝居
腕に覚えの“料理人”名題下2人による『カレー対決』が、私の部屋を会場にして繰り広げられました。
前日(15日)に仕込み、16日が本番。12人の審査員(名題下+床山+衣裳)が試食して、<味><見た目><香り>などを評価、50点満点で採点いたしました。
仕込みの様子をビデオで撮影しておき、それを上映して<調理>も採点するのですから念がいっております。

牛バラ肉もニンジンもでっかくゴロゴロ、スパイスをふんだんに使った『本格派』か、市販のルーを使いながらも、そこに一工夫加えた鶏肉とチーズの懐かしい『庶民派』か。
審査員は汗をかきかき2品を試食、ワイワイいいながらの採点作業も面白いものです。
結果は僅差で『本格派』の勝ち。付け合わせの野菜にまでこだわったセンスの勝利でしょうか。
結果発表の後はそのまま飲み会へ。カレーの他にも手作りのオードブルやサラダも沢山用意したので、日付が変わっても酒宴は賑やかに続きました(台所にまで人があふれてましたけどね)。

ウィークリーでパーティをすることはままありますが、<対決>は初めてでしょう。同じ建物に仲間が何人も住んでいるので、料理人に台所の提供ができました。仕込みの段階から手伝いをしたものですから、それぞれの料理の仕方がわかったり、教わることもあったり。私も料理はいたしますけれど、人様のお口に供するような品はとてもとても。
でも、今度は私と同期で<パスタ対決>しろとおっしゃる先輩がおりまして…。

(17日 記)