梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

梅之名古屋日記・4

2008年04月03日 | 芝居
鶴舞公園にて、名題下を中心とした<お花見大宴会>でした。
幹事さんが前の晩からシートを張って確保していた陣地へ、夜の部の出番、仕事が済んだ者から三々五々。衣裳さん床山さん付き人さん番頭さんも集まって、気がつけば30人以上の大所帯。ちょうど満開、今が盛りの花の下、ジャンジャン飲んで食べて喋って大変な盛り上がりでした。
桜の花には人を惑わす作用があるというのはまことのようで、私もいつのまにか飲むピッチが早くなり、気がつけば酩酊。ふにゃふにゃになってしまいましたが、他の面々も、これまで見たことのないような有様でしたから、やはりこれは桜のせいなのでしょう、うん、きっと。

お花見は、歌舞伎座でもすぐ近くの高速の上の公園(采女橋公園だったかな)で毎年やってますし、こんぴら歌舞伎でも、近くの公園で開催することがあります。
なんだかんだいって、皆で飲んで騒ぎたいわけですけれど、ぼんぼりに照らされた桜の風情、まだうっすら寒い夜風が、酔いで気にならなくなってくる感じ、やっぱり捨てがたいですね。