梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

梅之名古屋日記・11

2008年04月13日 | 芝居
昼過ぎからぐずつきだした天気が、私が楽屋を出る時間になってどしゃ降りとなり、傘を持ってこなかったので「エエままよ」と歩き出しましたがやっぱりいけませんでした。『名月八幡祭』の大詰もかくやとばかりのシトドの濡れよう、それでも春の雨でしたから冷たくはなかったのが幸いでしたが、<ずぶ濡れ>とはこういう状態を指すのかと、生まれて初めて理解いたしました。この経験を今後の舞台に活かしたいと思っております(どこで?)。

さて、名古屋御園座陽春歌舞伎も本日<中日>を迎えまして、いよいよ折り返しとなりました。師匠の舞台の用事をすることがない、自分のお役だけを勤めればよいということで、他の出演者の皆様よりかは幾分ノンビリとした楽屋生活を送らせていただいておりますが、そういう月ほど、過ぎ行くのはあっというまでして…。
おかげさまで、気のおけない仲間たちと劇場の内外で楽しい毎日を過ごしておりますが、こんな日々もあと2週間足らずと思うとさみしくもあります。まだ行っていないお店、やっていないことが色々ありますから、スケジュールをしっかり組んで…。

さて、写真は御園座のすぐ近くにある喫茶店<Salty Suger>のパフェです。昨日書きましたように、初めて名古屋に来た10年前からこのお店にはお邪魔しておりまして、毎度のようにパフェを食べています。写真はマンゴーのパフェですが、抹茶、チョコレート、イチゴなど種類も色々、中ではブルーベリーヨーグルトがオススメです。
実はこれより相当大きなパフェがこのお店の名物なのでして、私は店内の写真でしか見たことがなく、いつかは挑戦してみたいと思っているのですけれど、大のオトナの男が、40センチのジャンボパフェを1人で黙々と食べるなんて、サマにはなりませんやね。