梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

みんな申年

2008年03月15日 | 芝居
最近ニュース等でお名前があがった広末涼子さんとは、実は生年月日が全く一緒でございまして、ともに昭和55年7月18日生まれの蟹座、二黒土星人なのでございます。

思い立って<昭和55年生まれの有名人>を調べてみますと、へえ~この方も、というお人ばかりでしたので、ちょっとご紹介しましょう(誕生日順)。

玉木宏さん     (1月14日生まれ)
井上和香さん    (5月13日生まれ)
優香さん      (6月27日生まれ)
松坂大輔さん    (9月13日生まれ)
岡田准一さん<V6> (11月18日生まれ)
小池栄子さん    (11月20日生まれ)
大野智さん<嵐>  (11月26日生まれ)
妻夫木聡さん    (12月13日生まれ)

玉木宏さん以外は、みんな27歳ですよ~。
当然私も27歳です(よく30代に見られますが)。
皆様のご活躍を励みに頑張ろう!

ちなみに歌舞伎界では

片岡松之君
上村純弥君
坂東彌風君

が同年です(みんな後輩ですけれど)。


…だからどうしたの、というような今日のご報告(?)でした。


お知らせです

2008年03月15日 | 芝居
日頃から大変お世話になっております美吉屋(上村吉弥)さんの会『みよし会』の第4回公演が開催されますので、ご案内申し上げます。

松竹新喜劇の名作『銀のかんざし』で第1回の幕を開けたこの公演は、これまでに『後の梅川』や『どんどろ』といった珍しい作品をとりあげていらっしゃいますが、先代の上村吉弥さん(5代目)の17回忌にもあたる本年の公演も、『伊達競阿国戯場』から「身売りの累」、そして舞踊『応挙の幽霊』という、本興行でもなかなかお目にかからない演目が並びました。

片岡 我當 監修 

    桜田治助  作 
   水口 一夫 補綴・演出

1・伊達競阿国戯場 一幕二場
    身売りの累
            前田 剛  美術


与右衛門女房 累/御守殿 照葉     上村 吉弥
花扇屋亭主 才兵衛           片岡 佑次郎
若党 丹助               片岡 當吉郎
細川家息女 歌形姫           片岡 りき彌
曲がり金の金五郎            片岡 松次郎
手習いの師匠 治助/島田重三郎     片岡 千次郎
寺子 定吉               和田 祥太朗
娘 お孫                上村 純弥
村の歩き                片岡 比奈三
判人 源六               片岡 當十郎
与右衛門実は絹川谷蔵          坂東 薪車




    鶯亭 金升  原案
   鶴賀 㐂代寿 作詞・作曲


2・応挙の幽霊
    藤間 勘十郎  振付
      前田 剛    美術



応挙の幽霊 お仙            上村 吉弥
丁稚 祥太               和田 祥太朗
道具屋 甚三              片岡 松之助
若旦那 松五郎             坂東 薪車
 

(演目・配役紹介におきましては、敬称を略させて頂きました)

『身売りの累』は、様々ある「累もの」の作品の中でも、時代味に富んだ古風な味わいで、夫への愛、献身が、ふとしたきっかけで嫉妬と恨みに変わってゆく様が見どころです。<土橋の場>の殺しの凄みと涼味は初夏の大阪にはぴったりでございましょう。
『応挙の幽霊』は同名の落語が元になっておりまして、それが新内曲として再構成、さらに先年なくなられた紀伊国屋(宗十郎)さんが、ご生前ご自身の会で歌舞伎舞踊として舞台にかけたのがはじめです。理屈抜きで楽しんで頂ける、お芝居っ気タップリの舞踊劇です。


チケットのお申し込み、お問い合わせは


上村吉弥後援会「みよし会」 06-6934-4443
上村吉弥付番頭 大久保   090-2630-9281


までお願いいたします。
上方歌舞伎の皆様が集まりましての第4回公演、お一人でも多くの皆様のご来場を、私よりもひとえにお願い申し上げます。