梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

いいお休みでした。

2008年03月27日 | 芝居
今日は一日お休み。
昼過ぎから友人と浅草をブラブラ。5~7分咲きの墨田堤の桜を見ながら川上へ、<言問団子>を食べ<長命寺桜餅>はお土産に。仲見世や六区のお店を素見して、最後は<駒形どぜう>。
話しも弾んで楽しい道中でした。

                   ☆

3月歌舞伎座興行のことでひとことご報告を。
『女伊達』の所作立ての成果に対しまして、立師・尾上菊十郎さん、ならびに<若い者>出演の名題下の皆さんに対しまして、《歌舞伎座賞》が贈られました! 『女伊達』終演後の3階大部屋にて、歌舞伎座支配人より賞の授与。仲間たちからの盛んな拍手の中、菊十郎さんに手渡されました。
音羽屋(菊五郎)さんの『女伊達』は、ここ数年におきましては、上演の度ごとに立廻り部分の演出が変わっています。手順はもとより、使う得物やカラミの扮装、下座音楽の使い方まで。常に新鮮で面白い、華やかでカッコいい立廻りがお客様お目見えしているわけですが、立廻りを作る側、演じる側の絶大な協力関係、チームワークの素晴らしさには頭が下がります。
関係者の皆様に、私よりも心よりお祝いを申し上げます。