数年前に「違和感を覚えるクライミング用語」という投稿に対してコメントをいただいたが、改めて読み返してみました。
海外でもちゃんと通じる用語かどうか、参考になりますね。
以下、いただいたコメントです。
クライミング用語 (岳人)2015-07-31 17:41:19こんにちは。検索で通りかかり、ブログを楽しく読ませていただきました。この記事の内容についてどなたもコメントしていらっしゃらないようでしたので、私の知っている情報を共有したいと思います。私が読んだり聞いたりした範囲での知識ですので、間違っていたらご容赦下さい。
Natural Protectionというのは、おっしゃるとおり岩や木などをプロテクションとして利用することで、カムなどを「ナチュプロ」に分類するのは間違いです。カムなどは、正しくはRemovable Protectionと言うようです。
Climb Downは正しい英語です。クライミング用語というわけではなく、「木から降りる=climb down from a tree」のような通常の会話でも使われます。
Lowering-downという語も、クライミング関係の本や映像などで見かけますので間違っているわけではないと思うのですが、一般的にはLowering-offの方がひろく使われているように思います。
Rope Climbingは、ご指摘のとおり英語ではもっぱらロープを手でつかんで登るものを指すようです。ロープを使用したFree Climbingに対しては、Ropeを形容詞化してRoped Climbingという言葉が使われているのをよく見かけます。これもご指摘のとおりですが、Roped ClimbingはTop-Rope climbingあるいはTop RopingとLead Climbingに分類されます。
また、クライマーが「Tension!」とコールするのは間違っていません。海外のクライミングのビデオでも普通に使用されています。このほかに、ご指摘にあった「Take!」や「Tight rope!」などが一般的なコールとして使われているようです。意味はいずれもほぼ同じです。
以上、お目汚しですが、ご参考までに。