タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

388m地点のこと

2020年08月12日 | 山歩きから
    

一昨日下見した388m地点のことです。

カフェ風の杜の横を通って行きました。北方向からです。

しばらくは良い道がありました。しかし、その道もすぐに終わり、踏み跡はシダに覆われるようになりました。

ここでGPSで確認。388m地点はもう少し先であることが分かります。

    

    

踏み跡は左方向にあり、何年か前はこのあたりでひき返しました。その時は森の様子を見に行っただけで、388m地点の確認ではありませんでした。

今回は388m地点にこだわっています。ルートはシダに覆われてきましたが、とりあえず強引に尾根を進みました。

388m地点に着いたようです。しかし、直進するにはシダが深すぎました。ここで初めて右側にルートを取ってみました。

    

    

尾根の右側の斜面は茂っていないことは見えていたのですが、このあたりの様子を知るために、強引に直進したのです。でも、最後の数メートルは藪に負けました。

右に折れて、茂っていないところまで下り、右側(西側)から行くと簡単に388m地点に行けました。

    

388m地点は茂っているので、ここだけは後日、気候が良くなってから刈り取りたいと思いました。園芸用の剪定ばさみで対応できるはずです。

    

そこからカフェ46方面へはどこでも歩ける感じでした。と言っても谷すじに下りると傾斜が急になるので、当たり前のことですが尾根筋の歩きやすいところを下りて行きます。

    

         

その日カフェ46まで下りるつもりはありませんでしたが、その方向に軌跡を伸ばしておきたかったのです。

尾根が分かれるこのあたりでひき返しました。

そこには特徴ある巨木とか岩は無かったのでテープを巻いておきました。次はここからカフェ46の近くまで下りてみるつもりです。

あの沢すじが茂っていたら厚さ数メートルの藪に敗退することになるかも分かりませんし、茂っていなかったら簡単にカフェ46に行けそうです。

その判断は現場に行ってみないと出来ません。ハッキリ言えるのは、この暑い時期にやぶ漕ぎなどしたくない、と言うことだけです。

さて、388m地点の名前です。

今回のように北側から行くとそこは単なる高みにすぎません。だから388m地点でも仕方ないのかも分かりません。

しかし、南側から見ると三角形の立派なに見えます。当然のことですが名前をつけたくなります。

そこで考えました。3()8()8()m()。388m。さば山。

わが裏山に海の魚の名前をつけると違和感がありそうですが、自分なりの屁理屈はあります。

広島県北西部、芸北山群と言われているところに「サバの頭」(1073m)と言う山があります。

タカ長にとってはバイブルのような本である「西中国山地」(桑原良敏著・昭和57年渓水社刊)には次のように書かれています。

三段峡の谷の右岸、内黒山より北へ続く尾根の突端にあるピークである。横川、柴木の古老と黒渕荘の主人よりこの山名を聞き出したが、聞きなれない呼称である。最近この山にも四等三角点が設置されたが点称も<鯖の頭>とある。


    

タカ長が青春のころ足しげく通った戸河内⇒内黒峠⇒古屋敷ルートから外れているので、実際に登ったことはありませんが、このルートから見てもサバの頭は三角形のピークに見えます。

<サバの頭>は、円錐形でスマートなのでそのような形をした山の意ということになりかねないが<サバ>は鏡味氏の指摘している<砂礫土>の意と思う。

このように桑原先生も指摘されています。

あの形は鯖の頭とは関係ないようですが、388m地点には砂礫土も無いようなので桑原先生の論考を真似てサバ山とすること出来ないようです。

そもそも三角点も無いところに山の名前をつけるのは無理があるようですが、そこは仲間内の呼び名ですから、かたいことは考えないで、この名前を仲間にはかりたいと思います。