タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ベトナムの旅から~その26

2010年02月10日 | 旅行のことなど
トラムトン峠からのトレイル

 銀水の滝での探鳥を終えたあと車でトラムトン峠に登りました。標高1900m。日影にいるとヒンヤリする天気です。

 ここからはベトナム最高峰のファンシパンに続く道もあります。私たちはそれとは違った道に入っていきました。きれいな歩道が山の奥に向かった続いています。



 道はここから少し高度を下げるように続いていますが、たいした高度さではないので問題はないのですが、、、、、



 結論から言うと、鳥が少なくて困りました。日本からの探鳥ツアーでも訪れているところなので、探鳥地として悪くはないのでしょうが、たまたま私たちが行った日が良くなかったということです。もうひとつは私たちが鳥を見つけられなかった、と言うこともあります。ガイドのマーさんの記録によれば、彼はそこそこ見ているのですから、、、、、。



 それより気になったのがこの山の連なりでした。なかなか写真に表現できていないのですが、ものすごく奥深いジャングルを抱いた山々の連なりのように見えるのです。それでいて標高は高いので気温は快適、もし道があればあの山に登ってみたい気がしてなりませんでした。しかし、昨日の山でも名前がないくらいですから、これらの山も名前がなく、おそらく地図もないのではないかと思われます。少なくとも登山用の地図は無いはずです。



 鳥は少ないようでしたが、花はたくさん目につきました。このような道を少ないとは言え鳥を見て、たまにはタカが飛ぶのを見て、花を見て歩ければそれだけで幸せと言うものです。



 鳥を見るといっても、このようなところにいる山の鳥を見ることになります。これはメインの遊歩道で見ているところですが、鳥が少ないので枝道にも入って見ました。そこは森が深くてますます見難くなりました。山の鳥を見るにはそれだけの能力が要る、と言うことなのでしょう。



 山歩きの好きなタカ長としては、何と言ってもこの緑深い山々が気になり、何度も何度も見ていました。南の国の空気感は日本とは違うので、どの程度の大きさの山なのか見当がつけられませんでしたが、いずれにしても今の日本では見ることの出来ない、深い森を抱いた自然豊な山であることは間違いありません。

 あの奥深い山を垣間見ただけでも、タカ長としては幸せでした。