タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ベトナムの旅から~その25

2010年02月09日 | タカの渡り観察
O Quy Ho area での探鳥

 ベトナム探鳥旅行10日目。昨日、銀水の滝の裏によい山があると紹介したので、今日はその続きの意味で10日目の探鳥を紹介します。

 10日目は最初にO Quy Ho地域に行きました。このスペルをどのように読むのか分からないのですが、マーさんから頂いた資料にはそのように書かれています。



 サパの町からトラムトン峠を越えていくメイン道路を右に入ってそのエリアに行きます。車を降りてまず目に付くのがこの山です。マーさんに聞くと名前がないと言うことでしたが、私たちにしてみれば立派な名前のついた、登山対称になる山のように思えます。

 昨日紹介した銀水の滝はこの山の向こう側にあります。こちらの山は空気感が日本と違っていて、高度感や遠近感が測りきれないのですが、見た感じでは銀水の滝から登って画面向こう側の雲がかかっている山まで縦走して下山すればちょうど良い一日コースが出来そうなのです。山好きとしては食指が動くのですが、山歩きが日本ほど盛んでないベトナムでは山の名前さえついていないようなのです。



 探鳥コースをもう少し先に入ってみると奥の山が見えてきます。見れば見るほどよい山です。標高はおそらく2300mくらいだと思われます。何から何まで良い山ですが、名前がないくらいですから登る人はいないはずです。



 このエリアの環境は日本のどこにでもあるような山村の環境です。コースのアップダウンもなくて、参加者には人気のコースになりました。コースがフラットで鳥が多いのですからバーダーとしては最高です。



 ここでは赤い鳥、青い鳥、黄色の鳥、黒い鳥など色々見ました。印象的だったのはこのロクショヒタキです。あの色は何とも言えません。



 黄色い鳥ではこのコウライウグイスでしょうが、贅沢なことを言えばマレーシアで邪魔になるくらい見た鳥なので感動はありませんでした。ベトナムでは邪魔になるほどはいなかったので、本当はもう少しよく見てやらないといけない鳥なのでしょう。



 この木には多いときには6羽くらいのオウチュウが止まっていたようです。正確にはオウチュウの仲間、と言うべきなのですが、何種かのオウチュウの仲間がいたのです。

 この写真に写っているのは上がカンムリオウチュウで、下がハイイロオウチュウだとタカ長は思っています。しかし、平素日本で見ることの出来る鳥ではありませんし、尾羽のチョッとした形がどうとか言われたら頭がチンプンカンプンになるタカ長としては自信持って識別できません。

 ともあれこのエリアは人気のエリアになり、サパを離れる日には早朝探鳥に再度訪れました。あの山の風景を除けば何でもないような探鳥地ですが、しかし、ここでは多くの鳥を見させていただきました。