タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ベトナムの旅から~その23

2010年02月03日 | 旅行のことなど
ハムロンの丘

 カット・カットの滝での探鳥を終えた私たちは車でサパの町に帰りました。やれやれ、一安心です。あの道を徒歩で帰ってくるのは健脚組み(?)のタカ長たちでも「ノーサンキュウ」です。



 午後の予定はハムロンの丘での探鳥。

 ハムロンの丘、標高1750m。町の東側にある白い石灰岩がニョキニョキと突き出た丘陵地帯で、その景観が龍の顎に似ているからハム=顎 ロン=龍 と言われているとガイドブックに書かれています。ここでは「丘」と書かれていますが、実際に行った感じでは、私たち日本人のイメージでは「丘」ではなくて「山」と言ったほうが正解です。ガイドブックによっては「ハムロン山」と書かれているものもあります。

 サパの町を北西に上ります。町の風情はどこかヨーロッパ的です。欧米系の観光客が多いことはすでに紹介しました。

 

 このメインどおりを右に折れて階段を上がります。坂と階段。バリアーフリーとは言いがたいサパの町です。この道にも店が出ています。



 一段上に上がってサパ教会の前を通ります。どのガイドブックにも載っているサパ協会です。

 1920年にフランス人によって建てられた教会。1954年のディエンビェンフーの戦いでフランス軍が敗れると同時に教会も一部破壊されたが、その後十数年にわたって修復されてきた、とガイドブックには書かれています。サパでは唯一の石造りの建物として知られ、サパのランドマーク的な存在になっています。

 教会の左に見える、山頂に塔が立っているのがハムロンの丘。これを丘といいますか?

 左側の道を右方向に進みます。



 この通りにもずらりと屋台が並んでいますがお客さんはほとんどいませんでした。昼過ぎのこの時間はオフの時間なのでしょうか?

 この通りの左奥がサパ教会になります。この通りをカメラ位置に直進すると、タカ長の目にはかなり立派なホテルがありました。しかし、マーさんに聞くと五つ星ホテルではないそうです。

 そのホテルのゲートの前を、この画面で言えば右側に曲がったところがハムロンの丘の入り口になります。



 ここがチケット売り場。マーさんは一人15000ドンの入園料を払います。ドンで言うとかなり高額の入園料のように見えますが、大雑把に言えば75円ですから高いとは言えません。このようにドンを200で割ると円になります。

 ハムロンの丘への登りは私たちには「山登り」しているように思われました。朝はカット・カットの滝まで延々と下ってきているのです。その上りに一部車を使っているとは言え、標高差にすればおそらく500mくらいは歩いているのです。



     この写真は一緒に行ったNさんの撮影です。

 サパ湖とサパの町。

 サパ湖に沿って左右に見えている道がメイン通り。右に行くとラオカイの町に下りてゆきます。私たちのホテルはその道を左に左に行ったところで、このカメラ位置の後ろ側の方向になります。

 この写真を見ても、アジア的と言うよりヨーロッパ的なイメージをもたれるはずですが、それがサパの町、ベトナムの町なのです。