タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

来春の調査に向けて

2009年12月16日 | タカの渡り観察
おめでとうございます

 と言っても正月の挨拶ではありません。我らがキム・ソンヒョン研究員のところに第二子が無事誕生しました。お嬢さんです。母子ともに元気だと昨日電話が入りました。

 12月初旬の予定だと聞いていたので今か今かとその朗報を待っていました。ソンヒョン研究員も何かと落着かない毎日だったと思われますが、これで安心して仕事に打ち込めるはずです。本当におめでとうございました。

 その仕事の一つは来春の渡り調査の準備、もちろん色々協力してもらえるはずです。私たちも彼の協力をアテにしています。


来年のことを言えば鬼が笑うかも分かりませんが、、、、、、

 今日、御大とトビ吉おじさんの三人で昼食を採りながら来春の調査に向けて気勢を上げました。来年のことと言えば先のようですが、実際にはそれほどの時間はありません。もう具体的な準備を始める時期になっています。



 韓国釜山広域市影島区のボンレ山山頂から見下ろした釜山港です。

 来春も事情が許せばこの山頂に上るつもりでいます。途中の道がややこしいので現地の人の案内が必要なのですが、ナクトンガン河口エコセンターのカン・スング研究員に無理を言って案内してもらうつもりでいます。



 タカ長は高価なカメラ機材は持っていませんが、安価なタカ長カメラでも今春以上に良い写真を撮りたいと考えています。もう少しピントのきた写真が撮りたいのです。

 プサンに行く第一の目的は渡り調査であることは十分認識しているつもりですが、ボンレ山に登るときだけはわがままを言ってこのような、釜山港をバックに飛ぶハチクマの写真が撮りたいのです。



 今春行ったときは一度に13羽現われたのが最高でしたが、飛び方がばらけていて一枚の写真に収めることが出来ませんでした。まぁ、写真としての出来は悪くても、自分だけが納得できるものが撮れたら最高です。



 調査の面で言えば、来春は釜山と巨済島とで同時並行調査をしたいと考えています。理想的に言えば釜山で2ヶ所、巨済島で2ヶ所の調査地点を設定したいのですが、なにぶんにも参加者が少ないので両方とも1ヶ所での観察になるはずです。

 理想を言えばキリが無いのですが、それでも今春よりは充実した調査になるはずです。2ヶ所で同時並行調査をすれば韓半島からの飛び出しの状況を面としてみることが出来るので、これまで以上の成果をあげることが出来るはずです。



 来春はノートパソコンを持って行き、このブログの更新や観察速報をその日のうちに済ませるつもりです。その速報を見て日本で観察される人はご自分の観察地に駆けつけて頂けるようにする、と言うわけです。

 あまり大きなアドバルーンを揚げると、思ったような成果が上がらなかったときにバツの悪い思いをすることになるかも分かりませんが、自分で自分を鼓舞するためにも早めにアドバルーンを揚げさせていただきます。

 タカ長としては万難を排してこの調査にあたるつもりですが、老老介護の身としては何が起こるかわかりません。万一予定通りにことが運ばないときは笑って許してくださいね。

 来春の調査にあたる人はタカ長独りではありませんから、まったく調査ナシと言うような事態にはならないはずです。その点はご安心下さい。