タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

バッサリ捨てて新年を

2009年12月29日 | 日々雑感
小さな部屋の片付けに追われています

 歳末。今年も後がなくなりました。

 タカ長は狭い、狭い部屋の片付けに追われています。

 小さな部屋に本などがあふれて困っています。一時は書棚を大きくすることを考えましたが、そうすると狭い部屋がいっそう狭くなるので、その選択肢は排除しました。それに代わって部屋の大リストラの断行。これしか方法がありません。



 書棚の前の袋はすべて不要品です。中身はほとんどが書籍類。

 しかし、もうゴミ出しは出来ないので袋に入れた状態で仮置きしています。これは一部です。衣類その他多くのものを捨てて、もう少しすっきりした部屋にしたいと考えています。春の渡りシーズンが始まるまでの仕事です。

「文藝春秋SPECIAL」(平成22年季刊冬号)に「私が老化に気づいたとき」と題するスペシャル・エッセイがあります。その中でお茶の水女子大学の土屋賢二教授が「簡単に捨てられるようになったとき」と言う一文を寄せられています。

 氏によると、六十歳を過ぎると簡単に転ぶようになる、約束を忘れるようになる、固有名詞が思い出せないなどで老化を感じますが、それらはすべて若いころから経験したことだと言うことにきづかれます。

「ただ一つだけ、若いころは不可能だったことが確実にできるようになったことがある。(中略)それは物が捨てられるようになったことだ。どうしても物を捨てられなかったわたしが、数ヶ月前から簡単に捨てられるようになった。寿命があることに気づいたからだ。(中略)どんなものでも残された時間は少ないと思うと捨てられるのだ」

 私のところばかりではないでしょうが我々年代のもは物が捨てられません。今となってはきることの出来なり衣類、体力が落ちて使うことの出来ない電動工具などなど、、、、。不要なことは分かっていても捨てれないものですが、しかし、それでは狭い家はゴミの山になってしまいます。

 タカ長が捨てようとしているのは、土屋教授のように残された時間を意識したの
ではありません。要するに身動きができなくなってきたので、仕方なくするだけです。



 嬉しいニュースが入りました。

 イヌワシを追って外国まで出かけている鳥友から「イヌワシ出ました!。取り急ぎ」と言う超簡単な携帯メールが入りました。これがすべてですから詳細は不明、あとは帰国してからの土産話、と言うことになります。

 ともあれ歳末の忙しい時間をやりくりして出かけた鳥友の熱意が実を結んだと言うことでしょう。良かった、良かった。



 今は便利な時代ですね。外国からも簡単にメールを送ることが出来ます。彼はまだ現場にいるはずですが、とにかく一報を送ることが出来るのですから、、、、。


 タカ長のパソコンにはどこを探してもイヌワシの写真がありません。そこでキム・ソンヒョン研究員のクロハゲワシの写真をアップすることにしました。

 クロハゲワシならタカ長も韓国の鉄原で150羽くらいの柱を見たことがあります。下手なコメントはしません。畳が150枚空に舞っていることを想像していただければそれで良いです。厳密に言えば畳以上の大きさ、と言うことになるのでしょうが、ともあれその迫力は相当なものです。

 羽数は不明ですが冬に鉄原に行けば間違いなくたくさんのクロハゲワシを見ることが出来ます。タカ長も行って見たいのですが、身軽に動けなくなっています。

 来春の渡り調査を最優先に考えています。それまで時間があるようですが、春はあっと言う間にやってきます。あれこれやることは出来ないのです。