タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ベトナムの旅から~その12

2009年12月20日 | 旅行のことなど
エッ、あれはベトナム兵

 豪華な(?)船の上での探鳥を楽しんだ私たちは小さな島に着きました。「小さな島」と言うのはガイドのマーさんの表現です。

 大きいとか小さいとか、高いとか低いとか言う表現は私たちとマーさんの間ではかなり大きな開きがあります。生まれ育った環境の違いなのでしょうか?

 話が先に飛ぶのですが、この旅行の最終日にハノイの紅河にある「小さな島」に案内されました。行って見ると広大な中洲でした。いくらなんでも小さな島とは言えないはずです。

 そのことをマーさんに言ったら「雨季には川の水位が上がり小さな島になるが、今は乾期なので島が大きい」と上手く逃げられてしまいました。いずれにしろマーさんの言う「小さい」は、私たちには「大きい」ようです。



 豪華船は小さな島に着きました。この板の上を下りて上陸です。この板が濡れていたら下りるのに難儀するはずですが、豪華船での航海中は雨は降りませんでした。



 着いた所は花の島。上陸と同時に雨になりました。船着場の近くにあった鉄筋の建物の軒先を借りて雨足が弱くなるのを待ちました。その間もマーさんは鳥を探してくれますが、鳥の動きが早くてタカ長の頭にはほとんど残りませんでした。



 雨が小降りになったところでこの高床式の建物に案内されました。建物の近くでは若者が貝を洗っていました。そのためかどうか、ここは漁民が漁をするための施設なのだろと能天気なタカ長は勝手に判断していました。

 ところが、帰国後にマーさんから送られてきた旅行記を読むと、ここは「ARMY STATION」と書かれていました。エッ!と言うことは軍関係の施設???

 と言うことはあの貝を洗っていた若者や、マーさんが紹介してくれた若者はあのアメリカ軍をも負かせたベトナム軍の兵士たち???



 仲間が撮影した若者たちです。

 言われてみれば、少なくとも右側の若者は兵士に見えますね。と言っても今は平時ですから、誰が見ても軍関係、見るまでもなく兵士と言うようには見えないのでしょう。

 ともあれ私たちは彼らと楽しい昼食をともにしました。雨は降っていましたが高床の下には降りこまないのでゆっくりと食事を楽しむことが出来ました。



 このARMY STATIONの周りは最高の探鳥地でした。食事をしていると鳥のほうが勝手にやってくるのです。こんなに楽な探鳥はありません。こんなに楽しい職場ならタカ長も就職したいくらいですが、いくら物好きでもこの年寄りを雇ってくれる人はいないでしょう。

 これはアオショウビンです。雨の中のアオショウビンも悪くないですね。もう少し高価なレンズで撮ればそれらしい写真が撮れたはずです。もっともそこまで高価な機材を持ち込むことは大変ですが、、、、、、。



 日本では珍鳥のオウチュウも現地ではカラス並、ひょっとしたら日本のカラス以上によく目にする鳥かも分かりません。失礼ですがここではゴミみたいな鳥です。

 ゴミみたいな鳥、と言えばマレーシアのマラッカで見たコウライウグイス。あそこでは「またお前か」と言うほどコウライウグイスを見ました。所変われば鳥変わる、ですね。



 エボシヒヨドリオウチュウでしょうか。この中に3羽写っていますね。

 昼食を採りながらこのような探鳥が出来るのですから、このスモールアイランドは良いところです。